富田のトレチャ 2016年10月24日

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もみ合い要因に不足なし

NYダウはもみ合い、為替は103円台で足踏みする中、先週の日経平均は5日続伸、21日に17288円を付ける。日足は9月17156円、5月17251円を上抜き、上放れを示唆した。こうなると次ぎは4月17613円、2月17905円を目指すことになり、年内中に「年初来高値」の声も聞こえるようになってきた。

NYダウ日足
NYダウ日足

日経平均日足
日経平均日足

ただ、サイコロやRCI、騰落レシオなど短期テクニカルが高値圏に来ており、日足チャートで7月から引くチャネルラインの上限にも近付くことから、そろそろスピード調整入れることは想定しておきたい。

また、NYや為替がもみ合う中、日本株だけしっかりした理由に「JR九州」が見逃せない。大型上場だけに、それを成功させるために証券会社の尽力(地合い作り)が否めず、もしそうだとすると25日の上場で「お役御免」、尽力も終えかねない。高値圏のテクニカル指標はそのシナリオに合致する。

また、来週11月になると日銀、FOMCがあり、そのあとには大統領選と続く。様子見要因に不足なく、その点でも日経平均がスピード調整挟むことが想定される。
ただ、チャート浮上の兆しで個別株物色が旺盛になってきた。2部やジャスダックの上昇も目立つ。そこで参考までに銘柄を1つ。東京と福岡の補欠選で自民与党候補が圧勝したことで、巷で囁かれている「1月解散」が濃厚になってきた(と言われている)。その解散がマーケットにとって良いか悪いかは別として、選挙関連株に目が向く可能性もある。

りらいあ週足
りらいあ週足

「4708りらいあコミュニケーション」(旧もしもしホットライン)は1000円まで戻してきたが、チャート的にはまだ安値圏。業績は悪くなく1000円割れのもたつきを注目してみたい。

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