今週、米国FRBは0.25%の利上げを発表しました。為替は118円台まで急激に円安が進みました。円安を好感して、日経平均は19400円台まで値上がりしました。米国では、トランプ新大統領の経済政策を株価は先取りし、2万ドルに迫り、また次の準備段階へ突入する様に見えます。
新たな年金法案も可決しました。次の新たな管理体制には、黒字で引き継ごうとするでしょう。3月末まで、年金資金、GPIF、日銀など、株式の評価益はプラスで引き継ごうとするのではないか。今年は10月まで安値を買いまくったから、かなりの評価益が予想されるでしょう。来年3月末まで高値維持が考えられます。
今年のテクニカルは、すでに達成していますが、年足で陽線&前年比プラスの公算は高いでしょう。日経平均の今年の始値は18818円です。この価格以上なら年足でプラスです。前年比プラスなら、昨年終値19033円を上回って引けます。今のところこの2つクリアしています。残すは昨年高値20952円にどこまで近づけられるかです。年明けのご祝儀相場に残しておくか。年内に近づくか。このあたりは観察ポイントです。
昨年末終値は19033円です。今週の東証1部銘柄では、昨年12月末の価格を上回る銘柄数は、約1080銘柄(225種120)と前週より増加続きでした。半数以上を上回る水準を維持しているのは強いと言えるます。このままなら、年末価格を上回って引ける可能性は強いでしょう。昨年12月1日は2万円でした。12月1日の価格を上回る銘柄数は、約920銘柄(225種90)と前週より増加しています。2万円を上回るのも射程圏内に入っています。
トランプ氏当選以降、急騰相場が続いています。すでに10月安値から約3000円幅値上がりし、今週25日騰落レシオは、165ポイントまで高くなりました。平常時で考えれば過熱ゾーンと言えますが、アベノミクススタート後も、25日騰落レシオは164ポイントまで高くなったが、そこから5000円以上値上がりは止まらなかった。既に3000円以上上げているから、当時ほどではないが、平常時と強い時では感覚を変えなければいけないと感じます。
この相場もアベノミクススタート後の相場と同じように、強い局面の上昇相場は続くと見ています。昨年12月に作れなかった三段上げ相場を完成させる動きに変わり、高値抜くまで上昇相場は続くと見ています。年明け1月から2月に向け、昨年高値を上回るのではと見ています。
東証1部の個別株の動きから見ると、昨年末価格を上回る銘柄数は、過半数を上回ったところで日経平均も上回りました。12月1日の価格(2万円)を過半数(225種113)が上回れば、日経平均も2万円台に乗せてくると判断できるでしょう。年明けご祝儀相場に残すか、年内に達成するか。今後の銘柄数を見ながら株価推移を観察しましょう。昨年高値を上回る期待は続き、材料が出れば年内2万円は早いし、年明けに持ち越されても上値期待感は続くでしょう。
東証1部銘柄で6ヶ月移動平均線を上回る銘柄数は、8月末738銘柄(225種104)→9月末1014銘柄(225種82)→10月末1539銘柄(225種167)→11月末1675銘柄(225種202)→12月(15)1735銘柄(225種212)と大きく伸ばしました。225種株も高水準を維持しています。年末まで維持できれば、引き続き強い相場は続きます。
日足では、東証1部銘柄で75日移動平均線を上回る銘柄数は、8月末956銘柄(225種138)→9月末1370銘柄(225種133)→10月末1658銘柄(225種184)→11月末1708銘柄(225種204)→12月(16)1765銘柄(225種215)と大幅に伸ばしました。日足も225種銘柄は高水準を維持しています。高水準を維持している方が、年明け上昇相場は続くと見ています。
個別株は、9月から10月の買い場から→上昇持続局面です。引き続き、年明けまで持続局面と見ています。10日から25日移動平均線を上回る上昇基調の銘柄は、引き続き、年明けも持続でしょう。狙うとしたら、出遅れ株狙い、好業績割安の上昇銘柄銘柄、上昇基調の押し目狙い。買いそびれた人は、高値を無理して買わない方がよいでしょう。
<NYダウ 日足チャート>
NYダウは、2万ドルの大台を目の前にするまで高値更新が続いています。米国FRBは利上げを発表。短期的に高値警戒と強気相場を作りました。まだ下げたら押し目となるでしょう。引き続き、高値更新相場が続く動きとなっています。来週はクリスマスを控え閑散となるか。高値更新相場はクリスマス相場となるか。引き続き、高値更新相場は、年末に向けた観察ポイントです。
FRBの利上げ発表のインパクトは大きかった。米国景気の好調さを示す指標となっています。チャート的には、10日から25日移動平均線に沿っているなら、高値更新は今後も続くでしょう。10日から25日移動平均線を上回る状態を維持しているので、2万ドルに乗せるのも日柄の問題です。今後の観察ポイントです。
<ドル円 日足チャート>
米国FRBは利上げを発表しました。一気にドル円相場は118円台まで円安は進み、120円を目の前にしました。米国の利下げ効果は、今後のドル円相場に表れます。昨年の120円水準に届くのも時間の問題となってきました。120円台に届く頃、日経平均は2万円台に乗せているでしょう。
ドル円相場が昨年安値123円を上回る円安に向かうか、関心は大きいです。円安=株高を意味するからです。来年3月の企業業績は、急な為替(円安)効果で上方修正銘柄は増えるでしょう。来年3月の為替水準を先取りする様に、外需株の上昇は続いています。
日足チャートでは、200日移動平均線(106円)を突破してから、10日移動平均線に沿って円安は続いています。118円台に突入しても10日移動平均線を下値支持線としています。この状態を維持する限り円安基調は続くでしょう。年末120円の円安も射程圏内に入っています。今後の観察ポイントです。
<日経平均 月足チャート>
月足チャートでは、今年1月始値18818円を上回りました。年足で陽線になった事を意味します。昨年終値19033円も上回ったので、前年比プラスになっています。年末この価格を維持して引けそうです。残すは2万円台に乗せられるか。年末に向け、強い相場展開は続いています。
月足では、6ヶ月移動平均線を上回る状態は上昇相場は続いています。短期では6ヶ月移動平均線からカイリ幅が大きくなっていますが、為替相場が牽引しています。月足では、30年平均線(16800円)は長期の下値支持線です。当面は昨年末終値19033円から12月高値2万円を意識する動き。年末に向けた観察ポイントです。
<評価損率 週足チャート>
「610」評価損率は、2週続けて-7%で推移しています。多くの方の損失が縮小している事を意味しています。評価損率は相場の繁閑度を見る指標ですが、アベノミクススタート後と似てきています。今週発表(12/9)の数値も-7%で改善しています。6週連続高で、前週より+300円以上値上がりしているので、来週発表(12/16)の数値は、さらに改善していると思います。
0%以上に改善するとアベノミクス相場と似てきて、評価損率の改善は続いていると言えます。年末に向けた日経平均の値上がりが続くなら、-5%から0%の範囲まで改善に向かうでしょう。年末の数値が低ければ、年明けも上げ余地を残していると言えます。今後も「610」評価損率の改善が続くと相場は過熱するが、強い相場とも言えるでしょう。
-5%以上から0%まで改善したら、相場は過熱し上げ余地は縮小し、売り場接近と見なければならない。年末から年明けに向けどう動くか。「610」評価損率の数値を見ることで、相場の過熱度がわかります。今後の観察ポイントです。
<日経平均 日足チャート>
日足チャートでは、日経平均は10日移動平均線を上回り、強い上昇局面を維持しています。今週はFRBの利下げから、為替が118円まで円安に振れたことが、大きく株価を後押ししました。10日移動平均線からカイリ幅は大きくなっているが、10日移動平均線までしか下げていません。短期的にカイリ拡大から伸び悩む場面だが、10日移動平均線を上回る状態は強い上昇局面です。
今年の夏頃は遠くに見えたが、いまは2万円を目の前にしています。まだ10月に200日移動平均線を上回ったばかりだから、日柄的に見ても上昇相場は続くと見ることが出来ます。年内は少なくなったが、年明けのご祝儀相場に残すか。
25日騰落レシオは、165ポイントまで高くなり高値警戒感は出たものの、2012年のアベノミクスの時も164ポイントまで高くなったが、チャート的に10日から25日移動平均線を上回る状態を崩さず、強い上昇局面は続きました。10日から25日移動平均線を上回る状態は、強い上昇相場が続くと言えます。今後も株価が10日から25日移動平均線を下値支持線とするなら、アベノミクスと同じく強い上昇局面は続くでしょう。今後の観察ポイントです。
米国FRB利上げはビックリした。日本には追い風となっている。ドゥテルテ大統領からプーチン大統領まで金くれ外交ごり押し。四島はロシア領土ではない。NYダウはクリスマス休暇に入るか。どう動く世界市場。
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