今週、高値更新したものの、利上げ後の買われ過ぎから、クリスマス連休前は様子見と、利食い売りに押されたが、週間では前週比プラスを維持しました。強いと言えます。今年も残すところ1週間となりました。年末に向け、昨年終値(19033円)を上回って引けることはできるか。上回れれば年足で5年連続の陽線となります。年足陽線の期待は大きいので、19033円を上回って引ける可能性は高そうです。
年末2万円に乗せられるか。年越しご祝儀相場までお預けとなるか。年末から年明けは、2万円を意識される心理的価格です。上回れば上昇転換と判断する強気派は増してくるでしょう。ここまでは為替相場が牽引役となってきた。年明けも為替相場がカギとなります。
米国が利上げした事で円安は加速しました。利上げ水準を維持するなら、円高には戻りにくいと考えます。当面は120円が意識されています。為替120円=日経平均2万円のイメージは強いです。年末前に利食い売りで押されるか。上昇維持できるか。年末から年明けは、為替動向=株価動向がカギとなります。
日経平均は1月中旬から2月中旬に、いったんピークを付ける可能性があると見ていますが、決算の年度末は3月です。年金、日銀は決算を意識するので、3月末まで高値維持させると見ています。もし2月にピークを付けた場合、その後は高値ボックスで高値維持の可能性はあります。年明け2万円に乗せると見ています。強気が増えたら売り場と見ましょう。
今週の東証1部銘柄では、昨年12月末の価格(19033円)を上回る銘柄数は、約1050銘柄(225種107)と前週より少し減りました。少し減っても強いと言えます。この数字を維持できれば上回って(19033円)引ける可能性は高いでしょう。12月1日(2万円)の価格を上回る銘柄数は約890銘柄(225種88)と前週より少し減りました。2万円を意識して利食いも増えてきたが、強い状態は維持しています。
東証1部銘柄で6ヶ月移動平均線を上回る銘柄数は、9月末1014銘柄(225種82)→10月末1539銘柄(225種167)→11月末1675銘柄(225種202)→12月(21)1765銘柄(225種214)と前週と同水準を維持しています。225種株は高水準を維持しています。年明けも維持なら強い相場は続きます。
東証1部銘柄で(日足)75日移動平均線を上回る銘柄数は、9月末1370銘柄(225種133)→10月末1658銘柄(225種184)→11月末1708銘柄(225種204)→12月(21)1746銘柄(225種214)とシッカリしています。日足も225種銘柄は高水準を維持しています。年明け上昇相場は続くと見る状態です。
今週、日経平均は19500円まで値上がりし、個別株の水準は高くなりました。週末は連休を控え閑散としました。年末を控えて、今から買いは難しい水準です。年明けまで、上昇相場は持続すると見ていますが、閑散とする可能性も残しています。10日から25日移動平均線を下回れば売られます。10日から25日移動平均線を上回る状態なら持続でしょう。
個別株では、半導体関連株が日経平均の先行業種です。ディスコ、アドバンテスト、東京エレクトロンなど、半導体関連を代表する銘柄が高値更新している間は日経平均は下げません。半導体関連株が高値更新している間は、個別株も上昇持続の可能性は高いと見ています。
<NYダウ 日足チャート>
NYダウは高値更新を続けています。年内2万ドルに迫る勢いです。クリスマスに向け、上昇期待の強気相場は続いています。引き続き、年末に向け、基調は観察ポイントです。チャート的には、10日から25日移動平均線に沿っているなら高値更新は続くでしょう。10日から25日移動平均線を上回る状態は上昇相場です。2万ドルへ向けた動き。今後の観察ポイントです。
今後もトランプ新大統領の発言で、景気期待から株価は上げると見ています。また就任前に株価が下げることはないでしょう。年明けも上昇持続と見ています。
<ドル円 日足チャート>
前週に米国FRBは利上げを発表。発表後のドル円相場は円安基調を維持し、シッカリしています。利上げしたのだから、短期ではドル円相場は円高には動く事はないでしょう。引き続き、120円に向けて動いている様です。120円に乗せてくると、日経平均は2万円台に乗せてくる期待は残ります。
日足チャートでは、11月に200日移動平均線(106円)を突破してから、10日移動平均線を下値支持線に円安基調を続けています。利上げ発表後も、10日移動平均線に沿って円安状態を維持しています。短期の10日移動平均線を下回らない事は強い円安基調と言えます。120円に向けて動いています。引き続き、10日移動平均線を下値支持線とするなら120円に向けた円安基調は続くでしょう。今後の観察ポイントです。
<日経平均 月足チャート>
月足チャートでは、今週も今年1月始値18818円を上回って推移し、昨年終値(19033円)も上回って推移しています。前年比プラスで引けそうです。残す2万円台突破は年明けに残すか。年末に向け強い相場展開は続いています。月足では6ヶ月移動平均線を上回る状態は、上昇相場は続きます。昨年末終値(19033円)から高値(2万円)を意識する動きは続くでしょう。
東証1部銘柄で6ヶ月移動平均線を上回る銘柄数は、12月(21)1765銘柄(225種214)でも全体の8割以上、225種は9割以上が上回っています。この数字を維持しているのですから上昇相場は続くと言えます。銘柄数的には、徐々に利食い売りも出始めそうなところです。年明けも維持できれば強い相場は続きます。年末に向けた観察ポイントです。
<評価損率 週足チャート>
「610」評価損率は、3週続けて-7%台で推移しています。強い相場を維持していますから、数値的には高値ゾーンです。評価損率は、-5%以上に改善すると高値警戒感は強まります。年明け、どこまで改善するか観察ポイントです。-5%以上から0%まで改善したら、相場は高値警戒ゾーンとなり、上げ余地は縮小するでしょう。売り場接近となります。「610」評価損率の数値を見ることで、相場の繁閑度がわかります。今後の観察ポイントです。
週間では、今週も前週比プラスで引けたので、7週連続の前週比プラスを維持しています。強い相場は続いていると言えます。週間で値上がりが続く間は、強い上昇局面は続くと言えます。
<日経平均 日足チャート>
日足チャートでは、10日移動平均線を上回る強い上昇局面を維持している。今週は19500円台に乗せてから、売られても10日移動平均線を上回っているのですから、いかに強かったかがわかります。短期的には10日移動平均線までの調整局面といえるでしょう。10日移動平均線からカイリ幅が縮小したことで、短期調整は終わる可能性があります。
チャート的には、10日移動平均線、25日移動平均線、75日移動平均線、200日移動平均線が上向きで、株価が10日移動平均線を上回る状態は強い上昇局面です。11月以降、この状態を維持しています。この状態を維持する間は、高値更新相場は続きます。年末年始の観察ポイントです。
今年も残り1週間です。今年は面白い相場でした。世界はカリスマ大統領の出現続く。トランプ旋風いつまで続く。NYダウはクリスマス休暇はあるか。どう動く世界市場。
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