5月相場は19154円でスタートしました。連休の谷間の2日間で、4月高値を上回り3月高値に迫って引けました。前月の高値を上回る動きは、強い相場のスタートと言えます。5月連休明け週は、5月SQ週です。2018年業績予想は多く出揃います。業績発表から値上がりする株が増加すれば、日経平均は高くなります。2018年業績予想は増収増益が増えると見ていますので、続伸する可能性は高くなるのではと見ています。
月足では4月高値を上回り、陽線です。次は3月高値19668円を上回のはいつ頃か?業績予想、増収増益が増加すれば上回るのも日柄の問題でしょう。発表される業績の変化率が良ければ買われると見ています。まだ25日騰落レシオは103ポイントと低く、上げ余地を残しています。
日経平均は、4月末に75日移動平均線を上回って引けました。5月1日は75日移動平均線を上回って始まりました。75日移動平均線を上回る状態でスタートした事は、上昇相場を意味します。上回る状態は、これから出る2018年業績予想が良いと言うことになります。良ければ75日移動平均線を上回る上昇相場は続くと見ています。75日移動平均線を下回ると業績は織り込み済みか、調整局面となります。
東証1部銘柄で、5月1日の6ヶ月移動平均線を上回る銘柄数は、1168銘柄(225種120)と上昇基調を維持する銘柄数です。5月、1000銘柄(225種113)以上を維持するのは、強い状態を維持しています。業績予想発表後も維持するのは評価されていると見ます。800銘柄(225種113)以下に減少すると、業績織り込み済みとなり下降の心配が出てきます。維持しているかどうかが判断ポイントです。
<NYダウ 日足チャート>
4月は強い状態で終わりました。チャート的に一気に25日移動平均線を上回って引けた事は、チャート的に再上昇に転換したと言えます。25日移動平均線を上回っている状態は高値更新相場です。25日移動平均線を下回ると売り転換します。25日移動平均線を維持できるかは、上昇相場の判断ポイントです。
トランプ大統領の減税政策は実現するか。25日から75日移動平均線を上回る状態は、現実味がある事を意味しています。25日から75日移動平均線を下回ってしまったら失望売りと言えるでしょう。5月以降、上昇相場は続くと見ていますが、維持できるか。
<ドル円 日足チャート>
為替相場は、チャート的に200日移動平均線(108円)で止まってから、ジリジリと75日移動平均線(112円)に向けて戻しています。まだ75日移動平均線を上回っていないので円安相場とは言えません。今後の動きは、75日移動平均線(112円)を目指し、上回れるかどうか。ここがポイントです。75日移動平均線(112円)を上回れば→118円を目指す展開に向かう可能性が出てきます。連休中、世界はどう動くか。
連休中に為替は動くか。75日移動平均線(112円)を上回れるか。円安基調に戻せるか。円高に逆戻りしてしまうか。株価の判断ポイントです。当面は200日移動平均線(108円)は下回りにくいと考えますので、幾らくらいまで円安の戻りは続くか。このあたりが観察ポイントです。
<日経平均 日足チャート>
4月の短期調整は早く終わりました。フランス選挙EU派有利結果、トランプ大統領減税発言で、世界の株式市場は大きく動きました。日経平均は週間で+500円以上値上がりし、上昇転換しました。逆に言えば上昇転換されるニュースでした。上昇転換したので続伸するのは当たり前と見る動きです。
4月にチャート的に一気に75日移動平均線(19100円)を上回る上昇は、再上昇相場に戻した動きです。再上昇に戻したので、25日から75日移動平均線を上回る状態は続くと見ます。5月連休中、突飛な事件がなければ強い状態は維持すると見ています。
まだ75日移動平均線を上回ったばかりです。また25日騰落レシオは103ポイントと低く、上げ余地を残しています。125ポイント以上に高くなると買われ過ぎ感が出てきます。それまでは上昇は続くと見ていますので、5月から6月は上昇相場は続くと見ています。3月高値19668円を上回るのは、思ったより早まる可能性はあります。連休明けの観察ポイントです。
5月連休明けはどう動き出すか。フランス選挙どうなる。円安に動くか。北朝鮮問題どうなる。どう動く世界市場。
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