一株益の方向が決める日本株の行方
4月の勉強会では、日本株が上方向に走る材料はない。ただし大きな材料である企業決算、これが利益が増える方向なら買い、こう言う内容だった。
日本株の一株益の計算はいつも勉強会で解説しているように、日経新聞と電卓があれば1分で計算できる。
日経新聞の市況欄に載っている、日経平均株価÷予想PER=一株益、で導かれる。この値をカレンダーに書き込む。或いはエクセルなどのソフトで日付とPERや一株益を記入するシートを作成し記入する。たったこれだけだ。
これを続ける事で日本株の一株益が増える方向か減る方向かが判るので是非続けて欲しい。こう言う勉強方法で常に紹介しているのだが、これを信じて続けている方は、この相場に乗れたと思う。
4/28に225採用銘柄の一株益が1203.6円だったそれが、5/1には1266.3円に急増。5/2も1267.7円と増加した。一株益の増加は株価の割安感を強めることに加え、企業経営者の利益成長への強い自信と受け止める投資家が増える。この二点から株価が上方向に動き出したと考えるのである。
5/2時点の予想一株益が1267.7円でPER16倍まで買って20283円(日経平均)、年始の16.5倍まで買うと20917円と言う計算も出来る。
5/8から始まる週が決算発表のピーク。減益予想企業が続出して一株益が急減することがなければ株価は2万円定着も視野に入る。
引き続き日本株の一株益の計算と記入を続け投資判断の一つに利用していただきたい。