今週も2万円に乗せて引けました。今週は6月SQ週です。前週の上げ幅はSQを先取りする形で2万円に乗せました。前週の動きでは、まだボックスの域を抜けないかと思いましたが、為替は109円まで円高が進み、下値支持線と見ていた水準まで円高となりました。円高でも日経平均はあまり下げなかったため、下げなければ上昇条件に変わってきます。そのため6日火曜日に臨時コメントを出してボックス→上昇に見方を修正しました。
前週は20230円まで値上がりしました。今週は2万円割れまで下げましたが、為替は109円まで円高となり、目先これ以上、円高は進みにくいと思われる水準まできたため、円安に戻しやすくなりました。円安に動くと株価は値上がりしますから、6月2日に付けた20239円は、SQ明け以降に上回ってくる可能性が出てきました。
5月SQ値は19991円でした。6月SQ値は19997円(概算値)と5月SQ値を6円上回りました。また本日の日経平均はSQ値を上回り、2万円台に乗せて引けました。SQ値を上回って引けると、翌週値上がりする確率は高くなります。6月2日20239円を上回るのも早まる可能性があります。
当初は25日騰落レシオがピークを付けた事で、6月から7月は19500円から2万円のボックスで推移すると見ていましたが、株価は円高でも下げず2万円を回復してきた事で、6月から7月相場は高値更新相場が続く可能性はあります。8月以降と見ていた上昇相場は6月から7月に前倒しされ、逆に8月から9月はボックス相場か調整局面に変わる可能性があります。
来週はSQ値を上回って始まり、2万円台で株価は定着するなら上昇相場は強くなってきます。2015年に付けた20952円を目指す展開に向かう動きになります。高値を出すと、8月から9月は調整に向かう心配はあります。6月から7月相場は高値更新相場が続くかどうか。SQ値を上回る相場なら値上がりします。
6ヶ月移動平均線上回る銘柄数は、1月末1714銘柄(225種202)→2月末1637銘柄(225種184)→3月末1257銘柄(225種128)→4月末1171銘柄(225種122)→5月末1230銘柄(225種110)→6月(8)1330銘柄(225種125)と4月をボトムに5月から増加は続いています。1000銘柄以上で増加が続く状態は強気相場は続きます。
6ヶ月移動平均線を上回る銘柄数を見ても、6月相場に入ってもシッカリしている事がわかります。来週以降も、6ヶ月移動平均線を上回る銘柄数が増加するなら強い相場は続くと判断します。減少に転じたら弱気転換の心配はあります。この点も観察ポイントです。
そんな中でも「105」JASDAQ指数、「124」東証小型株指数は高値更新しています。日経平均の動きも強くなっているが、新興市場、小型好業績株、小型成長株の上昇は続いています。引き続き、新興市場、小型好業績株、小型成長株の上昇基調は続くと言えます。
「107」マザーズ市場(238銘柄)では、75日移動平均線を上回る銘柄数は、2月末159銘柄をピークに→3月末132銘柄→4月末82銘柄ボトム→5月末127銘柄→6月(2)135銘柄→6月(9)144銘柄と増加は続き、数値を維持しています。マザーズ銘柄数の増加が続くなら新興市場は続く。来週の観察ポイントです。
「105」JASDAQ市場(755銘柄)は、75日移動平均線を上回る銘柄数は、1月末624銘柄をピークに→2月末598銘柄→3月末444銘柄→4月末290銘柄ボトム→5月末440銘柄→6月(2)434銘柄→6月(9)447銘柄と前週比でも増加しています。増加続くなら新興市場は強いと言えます。「105」JASDAQ指数の高値更新は続くか。観察ポイントです。
東証2部銘柄(527銘柄)で75日移動平均線を上回る銘柄数は、12月末449銘柄をピークに1月末448銘柄→2月末439銘柄→3月末333銘柄→4月末214銘柄ボトムに→5月末280銘柄→6月(2)304銘柄→6月(9)290銘柄と多い銘柄数を維持しています。強い状態維持なら小型株の高値更新相場は続くでしょう。観察ポイントです。
東証1部銘柄(2022銘柄)で75日移動平均線上回る銘柄数は、12月末1750銘柄(225種211)をピークに→1月末1602銘柄(225種184)→2月末1465銘柄(225種144)→3月末909銘柄(225種82)→4月末1047銘柄(225種107)→5月末1156銘柄(225種102)→6月(2)1431銘柄(225種143→6月(9)1274銘柄(225種134と高水準は維持しています。強い状態維持は続くか。息切れか。観察ポイントです。
6月相場入りし、2万円を回復しました。今週はSQ週(SQ値19997円)で2万円を意識した動きとなりました。来週SQ明け相場は2万円台をキープして推移するか。引き続き、来週SQ明け相場は2万円台を維持できるか観察ポイントです。小型好業績株、小型成長株、上昇相場は続くか。観察ポイントです。
<NYダウ 日足チャート>
チャート的には、200日移動平均線、75日移動平均線、25日移動平均線、10日移動平均線は上向きの状態で、株価は10日移動平均線を上回って推移している強い上昇基調のパターンです。引き続き、10日から25日移動平均線を上回って推移するなら高値更新相場は続きます。6月の観察ポイントです。
短期では10日移動平均線を上回って推移しています。10日移動平均線を上回る状態は、高値更新は続くでしょう。10日移動平均線を下回ると短期調整に転換します。2万1000ドル台で高値更新する状態では、下げた時は押し目となります。いつまで高値更新は続く。観察ポイントです。
<ドル円 日足チャート>
今週のドル円相場は、109円まで円高が進みました。当面の下値支持線と見ていた200日移動平均線(109円)まできました。このあたりで止まれば、これから円安に向かうイメージができます。200日移動平均線(109円)を下回放れする円高に向かうと株価は下落します。
6月から7月相場は、200日移動平均線(109円)を上回る円安基調に戻せないと株高相場となりません。先ずは10日移動平均線を上回れるか観察です。円安→株高相場。円高→株安相場。来週の為替と株価はどう動くか観察ポイントです。
<東証マザーズ指数&JASDAQ指数>
<東証マザーズ指数 日足チャート>
今週「107」東証マザーズ指数は高値更新しています。6月も高値更新相場なら新興市場は強気相場です。引き続き、10日から25日移動平均線を上回る強い上昇相場は続くでしょう。東証マザーズ指数の動きを見ても、小型好業績成長株、小型好業績株が買われている事が分かります。25日移動平均線を上回る状態は上昇相場は続く。来週の観察ポイントです。
<JASDAQ指数 日足チャート>
「105」JASDAQ指数も高値更新しています。6月も25日移動平均線を上回る状態は、強い高値更新相場は続くと見ます。引き続き、25日移動平均線を上回る強い上昇相場は続くでしょう。JASDAQ指数の動きを見ても、JASDAQ市場の小型好業績成長株、小型好業績株が買われている事が分かります。6月維持できるか観察ポイントです。
<東証小型株指数&東証中型株指数>
<東証小型株指数 日足チャート>
6月相場も「124」東証小型株指数は高値更新相場を維持しています。引き続き、10日から25日移動平均線を上回る状態は、高値更新相場は続きます。東証小型株指数の動きを見ても、好業績成長株、小型好業績株は買われている事が分かります。25日移動平均線を上回るなら個別株の好業績株の上昇は続く。6月の観察ポイントです。
<東証中型株指数 日足チャート>
6月相場も「123」東証中型株指数は、高値更新相場を維持しています。強い動きといえます。10日から25日移動平均線を上回る状態は高値更新相場は続きます。好業績株、好業績割安株がシッカリしている事が分かります。引き続き、25日移動平均線を上回る高値更新相場は続くか。観察ポイントです。
<日経平均 月足チャート>
月足チャートでは、6月相場は6ヶ月移動平均線(19300円)を上回る状態で始まり、今週SQ週でも、6ヶ月移動平均線を上回る状態を維持しました。引き続き、6ヶ月移動平均線(19300円)を上回る状態は強い上昇基調が続くと判断できます。
5月末、東証1部銘柄では6ヶ月移動平均線を上回る銘柄数は、5月末1230銘柄(225種110)→6月(9)1330銘柄(225種125)と強い状態を維持しています。半数以上が6ヶ月移動平均線を上回る強い上昇相場を維持しています。6月から7月は、6ヶ月移動平均線を上回る銘柄数の増加なら日経平均は高くなります。減少に転じたときは要注意です。6月の観察ポイントです。
<日経平均 日足チャート>
今週6月SQ週は2万円を挟んだ動きでした。前週比では株価は下げましたが、10日から25日移動平均線を上回る強い上昇状態は維持しました。引き続き、10日から25日移動平均線を上回る状態は、2万円に乗せて上昇基調が続くと見て良いでしょう。25日移動平均線を下回ればボックス相場に転換と注意が必要です。目先はSQ明けも2万円を維持できるか観察です。
前週に株価は2万円に乗せて、SQの先取りから上げた様にも感じられました。目先25日騰落レシオの数値が下がる中で、株価が2万円に乗せた事は、強い上昇局面に見方を変えました。来週SQ明け相場は、SQ値(19997円)を上回っていれば高値更新相場は続くでしょう。下回るとボックスに戻すか。このあたり観察ポイントです。
NYダウの高値更新相場続く。NYダウを見ている限り他の問題は小さい。今後の為替はどう動く。どう動く世界市場。
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