富田のトレチャ 2017年06月26日

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RCIと25日線

日経平均の日足はノコギリ歯のようなジグザグで、調整入れてもすぐ上値追いとなる強さを見せている。20日に窓空けて20318円まで上昇したが、トウバ足と翌日の下落で「宵の明星」となりその後は再び調整模様。だが、すぐまた切り返す可能性あり、2年前の20952円高値を目指す流れが続いてもおかしくない。

日経平均日足
日経平均日足

日経平均週足
日経平均週足

ただし、ジグザグ波動どこまでも続くことはまずなく、どこかで上放れ、もしくは下放れとなる。その変わり目をチャートで見逃さないようにして行きたい。

日本株市場は材料難から薄商いの小動きが目立つ。日本株はもともと主体性なく、頼りは外国人であり海外マーケットであるから、日経平均の上放れ、下放れのカギを握るのはNYダウでありナスダックだろう。その米国株の動向が外国人の動向を左右しよう。

NYダウは19日に144ドル高21528ドルと窓を空けて上昇した。20日の朝高以降はジリ安調整続けるが、NYもスピード調整のあとにまた切り返すことが想定される。ただ1つ気になるのはNYの「RCI」で、日足、週足とも高値警戒を示唆する。

NYダウ日足
NYダウ日足

NYダウ週足
NYダウ週足

25日線などを維持しているうちは「トレンド重視」でかわないが、25日線割れなど調整の兆しが出るとRCIの過熱は一気に「警戒信号」として表面に出てくる。そのときは日本株への影響も小さくないので、疎かにはできない。
日米とも、しばらく25日線を注視しながらの対応となろう。

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