7月相場は3日新甫でスタート。相場入り前に東京都議会選挙で始まり、都民ファースト圧勝から改革政党を望んでいる事がわかります。自民党は多数派を得ても改革なく豊洲利権に群がり失望されたか。次は改革を訴え、実行しないと戻る席は無いかも知れない。戻れるときは多数派が失望されたときか。株式市場は改革を支持している様に見えた。7月から改革のスタートになって欲しいが、株価の上値は重い。
7月相場入りは2万円前後もみ合っています。なかなか2万円相場は定着しない。今夜(7日)は米国雇用統計発表です。来週は7月SQ週です。2万円相場を固められるか。2万円を固められないと、2015年高値20950円を目指す動きに向かえません。6月は2万円に乗せても荒れました。雇用統計発表を控え、7月SQ週からSQ明けは、大きく上下に荒れる心配が残ります。
7月入りし、東証1部銘柄で6ヶ月移動平均線を上回る銘柄数は、1500銘柄前後を維持しています。昨年12月から今年1月は1700銘柄でピークとなり、4月に向け調整しました。7月中に1600銘柄に接近したら上げ余地は小幅となっています。1600銘柄から1700銘柄に増加したら売り場と見た方が良い。昨年から今年の数値を見ても、6ヶ月移動平均線を上回る銘柄数で見る高値ゾーンの数値です。
「107」マザース指数、「105」JASDAQ指数、「124」東証小型株指数、「123」東証中型株指数など、6月は6ヶ月移動平均線を上回り上昇基調で引けました。7月は6ヶ月移動平均線を上回る上昇基調でスタートしました。6ヶ月移動平均線を上回る状態は上昇基調は続きます。
日経平均は、チャート的に200日移動平均線上向き、75日移動平均線上向き、25日移動平均線上向き、10日移動平均線は25日移動平均線を上回っているが、株価は25日移動平均線を下回ってしまいました。来週は切り返せるか。25日移動平均線を下回る事は、2万円を下回る事になります。2万円を維持できるなら、25日移動平均線を上回る状態は上昇相場は続きます。この状態も観察ポイントです。
6月末を2万円台に乗せて引けた事で、7月は2万円相場のスタートと言えるでしょう。今週は下回ってしまったが、7月は2万円相場を維持できるか、2015年高値20952円を目指す相場展開となるか。2万円台は売り物を消化しながら乱高下している。為替は円安に動いてくれないと株価の上値は重いと言えます。2015年高値を目指す期待をしながら、強気と戻り売りの両面の観察は続きます。
相場の牽引役である先導株は半導体関連株です。半導体関連株は、6月中旬以降、25日から75日移動平均線を下回る動きとなった。調整局面に入っている状態です。半導体関連株が調整した事は、今後、日経平均は高値を付けたあと調整に転ずる事を意味します。サムコ、アドバンテスト、東京エレクトロンなど半導体関連株の動きは観察です。
「107」マザーズ市場(240銘柄)では、75日移動平均線を上回る銘柄数は、2月末159銘柄をピークに→3月末132銘柄→4月末82銘柄→5月末127銘柄→6月末153銘柄→7月(7)144銘柄と、今週は6月末より減りました。7月相場は減少に転じたら売り場か。増加が続くなら上昇は続くでしょう。7月相場も高水準を維持なら強い上昇相場は続きます。
「105」JASDAQ市場(754銘柄)は、75日移動平均線を上回る銘柄数は、1月末624銘柄→2月末598銘柄→3月末444銘柄→4月末290銘柄→5月末440銘柄→6月末559銘柄→7月(7)550銘柄と6月末より少し減りました。7月は減少に転じたら売り場か。増加続くなら「105」JASDAQ指数は高値更新相場は期待されます。
東証2部銘柄(524銘柄)で75日移動平均線を上回る銘柄数は、12月末449銘柄をピークに1月末448銘柄→2月末439銘柄→3月末333銘柄→4月末214銘柄→5月末280銘柄→6月末374銘柄→7月(7)376銘柄と6月末より少し増加した。来週も増加は続くか。7月も上昇相場は期待されます。
東証1部銘柄(2028銘柄)で75日移動平均線上回る銘柄数は、12月末1750銘柄(225種211)をピークに→1月末1602銘柄(225種184)→2月末1465銘柄(225種144)→3月末909銘柄(225種82)→4月末1047銘柄(225種107)→5月末1156銘柄(225種102)→6月末1494銘柄(225種156)→7月(7)1452銘柄(225種159)と少し減った。来週は増加に戻せるか、減少は続くか。7月の観察ポイントです。
<NYダウ 日足チャート>
NYダウは高値更新相場が続いています。高値から下げても上昇相場の小幅調整に過ぎない。引き続き、25日移動平均線を上回る状態は、高値更新相場を維持します。チャート的に、200日移動平均線、75日移動平均線、25日移動平均線、10日移動平均線が上向き状態で、株価は25日移動平均線を上回る高値更新相場を維持しています。
引き続き、10日から25日移動平均線を上回る状態は、高値更新相場が続きます。10日から25日移動平均線を下回ると短期調整局面です。今夜の雇用統計はどう出るか。7月の観察ポイントです。
<ドル円 日足チャート>
6月下旬に75日移動平均線(上値抵抗線)を突破から円安に動き始めています。75日移動平均線を上回った事で下値支持線に変わり、現在は75日移動平均線を上回った状態で10日移動平均線(下値支持線)に沿って円安に動いています。短期的には10日移動平均線を上回る状態は円安は続くでしょう。10日移動平均線(112円・下値支持線)を下回ると、次は75日移動平均線(111円)まで円高の心配はあります。
7月は75日移動平均線(下値支持線)を上回り、10日移動平均線(112円・下値支持線)を上回る状態は続くか。チャート的には、25日移動平均線と75日移動平均線はGクロスしました。円安に向かう動きを意味します。また10日移動平均線から25日移動平均線を上回る事は円安基調で推移します。円高→株安。円安→株高。観察ポイントです。
<東証マザーズ指数&JASDAQ指数>
<東証マザーズ指数 日足チャート>
今週「107」東証マザーズ指数は、25日移動平均線まで下げました。短期調整局面に見えます。前週から10日移動平均線からカイリ幅が大きくなり売られました。それでも25日移動平均線を上回る状態を維持できれば、上昇相場は続きます。上昇相場が続くことは、新興市場の小型好業績成長株、小型好業績株が買われているからです。25日移動平均線を上回る状態は上昇基調は続くでしょう。来週の観察ポイントです。
<JASDAQ指数 日足チャート>
「105」JASDAQ指数は7月に入っても高値更新しています。25日移動平均線を維持する状態は強いと言えます。引き続き、10日から25日移動平均線を上回るなら上昇相場は続くでしょう。JASDAQ指数の高値更新が続くことは小型好業績成長株、小型好業績株の上昇は続くでしょう。
<東証小型株指数&東証中型株指数>
<東証小型株指数 日足チャート>
7月も「124」東証小型株指数も高値更新しました。10日から25日移動平均線を上回る高値更新相場は続いてます。小型成長株、小型好業績株は買われ続けている事が分かります。10日から25日移動平均線を上回る状態は、小型好業績株の上昇は続くでしょう。
<東証中型株指数 日足チャート>
「123」東証中型株指数も上昇基調を維持しています。25日移動平均線を下回ってきました。来週は25日移動平均線を上回れるか。引き続き、10日から25日移動平均線を上回る上昇相場は続くか。25日移動平均線を下をまり調整局面入りするか。このあたり観察ポイントです。
<評価損率 週足チャート>
日経平均は2万円に乗せた事もあり、「610」評価損率は-11.69%(4/14)→-6.88%(6/30))まで5%改善しました。3月は-5%台でピークを付けた事を見れば、上げ余地は小さくなっている事がわかります。7月から8月に向けて-5%以上に改善してくると高値警戒ゾーンです。
来週以降、株価が2万円台に戻すなら、「610」評価損率の数値の改善は続くと考えます。-10%から-5%の範囲で改善が続くのは高値ゾーン。-5%から0%ゾーンは足高値警戒ゾーンになります。評価損率の数値的には高値圏です。値上がりすると数値的に売り場ゾーン接近と見る数値です。
<日経平均 月足チャート>
6月相場は終わり、7月相場がスタートしました。月足チャートでは6ヶ月移動平均線を上回る上昇基調で始まりました。6ヶ月移動平均線(19500円)を上回る状態は、上昇基調は続きます。7月相場は2015年高値20952円に迫る上昇相場となるか。この点が観察ポイントです。
7月は値上がりすると6ヶ月移動平均線からカイリ幅は大きくなり、高値警戒の心配は出ます。売られても6ヶ月移動平均線を下回らなければ、上昇相場の調整局面と判断できます。7月相場は上げは続くか、どう動くか。観察ポイントです。
<日経平均 日足チャート>
7月は2万円に乗せてスタートしましたが、2万円を挟んで伸び悩んでいます。7月相場は2万円をキープできるかどうか。この点が観察ポイントです。チャート的には、25日移動平均線(20050円)が下値支持線であり、2万円を維持できるかどうかの支持線となっています。今週は下回ったが、来週は戻せるでしょうか。
25日移動平均線を下回る状態は戻り売りに転じます。25日移動平均線より上に戻せれば上昇相場に戻ります。25日移動平均線を上回ってくれば、2015年高値20952円に向けた相場も考えられます。25日移動平均線を下回り調整局面に向かうか。この点が観察ポイントです。
自民都議選大敗の影響はプラスにでるか。NYダウは高値更新相場、高値警戒相場続く。米国利上げ後もNYダウは強い。為替は少し円安に動き出すか。今後の為替どう動く。どう動く世界市場。
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