7月は残すところ1日で、来週から8月相場入りします。6月に続き、7月相場は2万円を挟んだボックス相場が続きました。まず7月は2万円に乗せて終わるか。この状態で8月相場入りします。8月相場は上放れするか、下放れるか。一番気になるところです。7月で四半期業績予想は出揃いましたが、株価は2万円前後を維持しているので8月は上放れを期待しています。
東証1部銘柄で、6ヶ月移動平均線を上回る銘柄数は1500銘柄以上に増加し、維持しました。日経平均は2万円前後で推移しましたが、6ヶ月移動平均線を上回る銘柄数は6月より増加しています。それを見ても値上がりしている銘柄は増加しているので、強いと言えます。8月入りし、6ヶ月移動平均線を上回る銘柄数が1600銘柄以上に増加してくると高値警戒感が出てきます。
8月相場は、6ヶ月移動平均線を上回る銘柄数が1600銘柄以上に増加すると見ています。日経平均は7月相場でもう少し値上がりすると期待していたが、思った程ではなかった。その分8月相場に期待していますが、実際に2015年高値20952円を目指す動きに向かうか。この点が観察ポイントです。
日経平均より高く、「107」マザース指数、「105」JASDAQ指数、「124」東証小型株指数、「123」東証中型株指数は高値更新しています。IT関連、小型好業績株相場、電子部品関連、リチューム電池関連など、スマホ関連株、ゲーム関連株など、東証一部大型株より買われてきました。8月は上昇続けてきた株は、いったん高値を出す可能性はあります。この点も8月相場の観察ポイントです。
「107」マザーズ市場(241銘柄)では、75日移動平均線を上回る銘柄数は、3月末132銘柄→4月末82銘柄→5月末127銘柄→6月末153銘柄→7月(7)144銘柄→7月(14)156銘柄→7月(21)161銘柄→7月(28)148銘柄。7月3週目は少し減ったがシッカリしています。引き続き、8月も高水準を維持なら強い相場と判断できます。
「105」JASDAQ市場(754銘柄)は、75日移動平均線を上回る銘柄数は、3月末444銘柄→4月末290銘柄→5月末440銘柄→6月末559銘柄→7月(7)550銘柄→7月(14)578銘柄→7月(21)579銘柄→7月(28)579銘柄と横ばいを維持しています。8月も増加が続くなら強い上昇相場と言えます。いったんピークを付けるか観察です。
東証2部銘柄(523銘柄)で75日移動平均線を上回る銘柄数は、3月末333銘柄→4月末214銘柄→5月末280銘柄→6月末374銘柄→7月(7)376銘柄→7月(14)429銘柄→7月(21)435銘柄→7月(28)431銘柄とシッカリしています。8月も増加なら、強い相場と高値警戒の両面の観察は続きます。
東証1部銘柄(2028銘柄)で75日移動平均線上回る銘柄数は、3月末909銘柄(225種82)→4月末1047銘柄(225種107)→5月末1156銘柄(225種102)→6月末1494銘柄(225種156)→7月(7)1452銘柄(225種159)→7月(14)1573銘柄(225種177)→7月(21)1598銘柄(225種162)→7月(28)1535銘柄(225種142)。3週目は少し減りました。8月も増加が続けば強い相場です。8月の観察ポイントです。
<NYダウ 日足チャート>
NYダウの高値更新相場は続いています。非常に強い市場と言えます。S&P500、NASDAQ指数も高値更新し、強いと言えます。米国経済の好調さが伝わります。引き続き、25日移動平均線を上回る状態は、高値更新相場が続きます。チャート的に、200日移動平均線、75日移動平均線、25日移動平均線、10日移動平均線は上向き状態で、株価は25日移動平均線を上回る高値更新相場は続きます。しばらく強い状態と感じられます。
米国は金利据え置きを発表した。今年はドル安→株高相場と言える。日本株も為替円高で高値更新相場に変わったと言える。8月も高値更新相場は続くか観察ポイントです。
<ドル円 日足チャート>
今週のドル円相場は110円から112円で推移しています。円高でも日経平均はシッカリしている相場に変わりました。しばらくドル円相場は112円前後のボックスで動くか。チャート的には200日から75日移動平均線(下値支持線)で止まってきたが、ここで下回ってきました。今度は75日移動平均線から200日移動平均線を上回る動きに戻せるか。
チャートでは200移動平均線、75日移動平均線(下値支持線)を意識し推移してきたが、75日移動平均線、200日移動平均線を下回る円高に変わってしまった。しばらくボックス相場で推移は続くか。円高でも株高か観察ポイントです。
<東証マザーズ指数&JASDAQ指数>
<東証マザーズ指数 日足チャート>
「107」東証マザーズ指数は25日移動平均線に沿っていたが、本日下回ってきました。7月末に向けて25日移動平均線を上回る状態を維持できるか。引き続き、25日移動平均線を上回る状態に戻せるか。来週の観察ポイントです。
<JASDAQ指数 日足チャート>
今週も「105」JASDAQ指数は高値更新しています。10日から25日移動平均線を維持する状態は強い状態です。25日移動平均線を上回る上昇相場は続くか。JASDAQ指数が高値更新している間は小型好業績成長株、小型好業績株の上昇は続くでしょう。この点も観察ポイントです。
<東証小型株指数&東証中型株指数>
<東証小型株指数 日足チャート>
今週「124」東証小型株指数は高値更新しました。25日移動平均線を上回る状態は強い上昇相場です。小型成長株、小型好業績株は買われている事が分かります。10日から25日移動平均線を上回る状態は、小型好業績株相場の上昇は続くでしょう。
<東証中型株指数 日足チャート>
「123」東証中型株指数も強い上昇相場です。10日から25日移動平均線を上回る上昇基調が続いています。8月も25日移動平均線を上回るなら上昇相場は続くでしょう。引き続き、10日から25日移動平均線を上回るか。観察ポイントです。
<評価損率 週足チャート>
7月の「610」評価損率は、-6.88%(6/30))→7.21%(7/7)→6.67%(7/14)→6.42%(7/21)と前週より改善しています。もう少しで-10%から-5%は高値ゾーン→高値警戒ゾーンに接近し、上げ余地は小さくなっている事がわかります。8月に向けて-5%以上に改善すると高値警戒ゾーンの売り場です。
株価は2万円前後で推移している。「610」評価損率の数値が-5%以下に改善したら売り場と見ましょう。-5%から0%ゾーンは高値警戒ゾーンです。評価損率から見る相場は高値圏に近づいています。観察ポイントです。
<日経平均 月足チャート>
今週は下げたので、前月比でマイナスに転じました。7月残す1日でプラスに戻せるか。月足チャートでは、6ヶ月移動平均線を上回る状態で引けそうですが、2万円を挟んだ動き。6ヶ月移動平均線(19500円)を上回る状態は上昇基調が続くと判断できるが、ボックスを上回れるか。この点が観察ポイントです。
7月は6ヶ月移動平均線を上回り2万円台で引ければ、8月は6ヶ月移動平均線を上回って始まりそうです。カイリ幅が大きくなれば高値警戒の心配は出ます。6月高値を上回り、2015年高値を目指せるかどうか。上昇相場は続くと期待しています。このあたり観察ポイントです。
<日経平均 日足チャート>
今週は25日移動平均線を下回って引けました。25日移動平均線を下回ったことは下げに転ずるか、小幅調整で切り返せるか。思ったより上値は重く感じました。2万円台に乗せると売り物に押されて下げ、また戻すと売られました。後は7月末を2万円台で引けるか。この点が観察ポイントです。
チャート的には、25日移動平均線(20070円)を下回ったので、また25日移動平均線を上回らないと上昇相場に戻せません。まず2万円台に戻せるか。この状態で8月相場入りします。25日移動平均線を上回る上昇相場を期待していますが、25日移動平均線を上回れないと弱いと言えます。下げたら短期調整の買い場と見ています。この点が観察ポイントです。
米国市場の高値更新相場続く。米国市場は強いと言える。8月の為替はどう動く。どう動く世界市場。
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