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今週は重要変化日
3連休の間の海外市場は波乱なく通過した。6日の米国は米雇用統計(9月雇用者数)が前月比3.3万人減と7年ぶり減少になったものの、ハリケーンによる一時的なもので「経済も雇用情勢も順調」「12月の利上げは揺るぎなし」と見ているようだ。NYダウは22773ドルと8日ぶり下落も、下げ幅はわずか1ドル72セント、日足は高値引けで8日連続「陽線」になった。ナスダックは6590.18+4.82ポイントと高値を更新、為替(ドル円)は112円60銭。
NYダウ日足
為替日足
そして週明け9日も米国市場は静かに小動きで始まった(終値未確認)。1日のスペイン「カタルーニャ独立投票」は圧倒的多数で独立賛成であったほか、米国の利上げやECBの金融緩和政策終了模索を織り込みながら、欧米市場は気にすることなく「リスクオン」ムードを継続する。北朝鮮の党創記念日(10日)も「大きな問題には発展しない」と慣れてきた。こうなると日米欧にアジアや新興国を含めた「同時株高」はまだ続く可能性あり、日経平均は2年前の20952円高値を目指した流れを続けよう。
とはいえNYダウの日足は8陽連で、RCIは日足、週足、月足とも高値圏で揃い踏み。日足に10本前後のサイクルが見られることから、今週前半に高値ポイントを迎える可能性あることは注視しておきたい。
日経平均日足
そして日経平均は6日まで5連騰。RCIやサイコロの過熱圏が再び近付いてきた。10日は「9/27安値→9本、9/1高値→26本」、週足は「6/20高値→17週、4/17安値→26週」と今週は変化日が重なる。カネ余りを背景とする同時株高は強いことに間違いないが、10月の高値圏で過熱も帯びており、この重要変化日は「高値示現」や「陰転」などに注意怠れないだろう。
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