10月入りから16連騰しました。上げ幅は+1600円を上回り2万2000円に乗せてきました。1988年2月にもあった16連騰以来です。バブル相場を思い出す連騰です。これで1996年高値22750円も射程圏内に入ってきました。16連騰し、14日RSIは100ポイントを3日続けました。1988年の記憶は残っていないが、100ポイントを3日続けたのは、記憶の上では初めての事です。非常に強い相場と言う事が伝わりました。これもアベノミクス相場と言う事でしょうか。
今週はECB理事会で金融緩和政策を持続するか、縮小するかで注目されましたが、来年の事であり影響は受けなかった。米国の経済指標の良さ、中国経済指標の良さが勝ちました。日本の金融緩和は、当初からオリンピックまで続けると言う事でした。期日が迫れば、日本株も問題化するでしょう。
10月入りし、16連騰した事からも、値上がり銘柄数は増加しました。また6ヶ月移動平均線を上回る銘柄数は、1700銘柄まで増加しました。今年1月は1700銘柄(225種205銘柄)まで増加したところで株価は高値圏でした。東証1部は約2000銘柄ですから、85%の株が6ヶ月移動平均線を上回った事になります。今年1月と同じく伸び悩む水準に達したと見ますが、どの程度、上げ余地を残しているか。今後の観察ポイントです。
上昇相場とバブル相場の違いは、通常の上昇相場は、企業業績によって株価は評価され値上がりします。バブル相場は業績に関係なく大幅高したり、一通り値上がりします。また金鉱株(三井金属、三菱マテ、住友鉱山)が連動して値上がりするのも特徴です。ここにきて住友鉱山は大幅に値上がりしています。日経平均のピークは金鉱株と一致する事が多いです。まだ金鉱株は上げ余地を残していると見ていますが、日経平均のピークを見る上で観察ポイントです。
引き続き、JASDAQ指数、東証小型株指数、東証中型株指数は高値更新を続けています。JASDAQ指数、東証小型株指数、東証中型株指数が高値更新している間は、日経平均は上げ余地を残していると言えるでしょう。9月中間決算発表で、業績上方修正の銘柄は上げる可能性があるのでチェックしましょう。
東証1部銘柄で、6ヶ月移動平均線を上回る銘柄数は増加を続けています。8月末1406銘柄→9月末1575→10月(26)1697銘柄と増加しています。7月末1459銘柄(225種140)→8月末1406銘柄(225種122)→9月末1575銘柄(225種158)→10月(5)1525(225種165)→10月(12)1588銘柄(225種172)→10月(19)1650銘柄(225種201)→10月(26)1697銘柄(225種206)と225種銘柄は90%以上上回ってきた。引き続き、225種は強い局面が続いています。
「107」マザーズ市場(245銘柄)の調整中は続いています。75日移動平均線を上回る銘柄数は、3月末132銘柄→4月末82銘柄→5月末127銘柄→6月末153銘柄(ピーク)→7月末139銘柄→8月末92銘柄→9月末78銘柄→10月(6)74銘柄→10月(13)78銘柄→10月(20)80銘柄→10月(27)100銘柄と動き始めた事がわかります。マザーズ市場は上昇に動き始めたと感じられます。10月の観察ポイントです。
JASDAQ指数は高値更新相場を続けています。「105」JASDAQ市場(749銘柄)は、75日移動平均線を上回る銘柄数は、3月末444銘柄→4月末290銘柄→5月末440銘柄→6月末559銘柄→7月末588銘柄(ピーク)→8月末487銘柄→9月末483銘柄→10月(6)481銘柄→10月(13)506銘柄→10月(20)485銘柄→10月(27)509銘柄と強い時期に戻しました。
東証2部指数も高値更新相場は続いています。東証2部銘柄(524銘柄)の75日移動平均線を上回る銘柄数は、3月末333銘柄→4月末214銘柄→5月末280銘柄→6月末374銘柄→7月末429銘柄(ピーク)→8月末367銘柄→9月末363銘柄→10月(6)351銘柄→10月(13)360銘柄→10月(20)351銘柄→10月(27)375銘柄と増加は続いています。引き続き、強い上昇局面は続いています。10月の観察ポイントです。
東証1部銘柄(2046銘柄)の75日移動平均線上回る銘柄数は、8月末1244銘柄(225種99)→9月末1575銘柄(158)→10月(6)1515(225種177)→10月(13)1606銘柄(225種186)→10月(20)1600銘柄(225種205銘柄)→10月(27)1744銘柄(225種213)と1700銘柄を上回り、225種銘柄は90%に達する強さです。高値圏の警戒も出てきた。10月の観察ポイントです。
<NYダウ 日足チャート>
NYダウは2万3000ドル台に乗せても伸びています。急ピッチで上げているNYダウは、今後も調整無く上昇は維持できるでしょうか?どこかで大幅調整に転ずる場面は来る。そう見ている方は少なくない。引き続き、青天井相場は続くが、NYダウは調整に入るか。どちらでも影響は受けそうです。
チャート的には、200日移動平均線、75日移動平均線、25日移動平均線は上向き、株価は25日移動平均線を上回っており、高値更新相場は続くと見る状態です。下段の18・22日RCIは98ポイントまで高い。短期的には買われ過ぎ感はあります。青天井相場はいつまで続くか。10月の観察ポイントです。
<ドル円 日足チャート>
ドル円相場は、今年の5月、7月に続き、114円まで円安に戻してきました。チャート的には200日移動平均線(111円)を上回って推移し、25日移動平均線を下値支持線にしている円安基調です。25日から200日移動平均線を上回る状態は円安の動きです。
チャート的には、200日移動平均線(111円)を上回っています。25日移動平均線は200日移動平均線を上回り、下値支持線です。5月、7月のフシメ、114円を上回ってくると円安に勢いが付きそうです。下段の18・22日RCIは0ポイントから切り返しています。円安余地を残しています。10月の観察ポイントです。
<東証マザーズ指数&JASDAQ指数>
<東証マザーズ指数 日足チャート>
今週の「107」東証マザーズ指数は75日移動平均線を上回れず、25日移動平均線との2線に挟まれた状態で推移してきたが、上放れ再上昇転換しました。75日移動平均線を上放れた事で、再上昇相場に向かう可能性は強まりました。あとは25日移動平均線が75日移動平均線を上回れるか。10月の観察ポイントです。
<JASDAQ指数 日足チャート>
「105」JASDAQ指数は青天井相場が続いています。200日移動平均線上向き、75日移動平均線上向きで、10日から25日移動平均線を上回る高値更新相場は続いています。引き続き、高値更新相場が続く状態です。10月の観察ポイントです。
<東証小型株指数&東証中型株指数>
<東証小型株指数 日足チャート>
「124」東証小型株指数も高値更新相場が続いています。200日移動平均線上向き、75日移動平均線上向き、引き続き、10日から25日移動平均線を上回る状態は高値更新相場が続いています。10月の観察ポイントです。
<東証中型株指数 日足チャート>
「123」東証中型株指数も高値更新相場が続いています。200日移動平均線上向き、75日移動平均線上向き、10日から25日移動平均線を上回る状態は高値更新相場が続いています。10月の観察ポイントです。
<評価損率 週足チャート>
「610」評価損率は10月(6)-8.80%→10月(13)-8.69%→10月(20)-9.91%と悪化しました。この上昇相場で悪化したので、全体は儲かってない事を示しています。これだけの上げ相場で評価損が悪化した事はビックリです。しばらく株価上昇は続く状況です。来週以降も上げ余地は残していると言えるでしょう。
今後の株価水準と評価損率の数値で相場のピークが掴めます。今後は-5%に接近したら高値ゾーンと見た方がよいでしょう。評価損率は10月(6)-8.80%→10月(13)-8.69%→10月(20)–9.91%と悪化です。評価損率は上げ余地を残していると言えます。10月の観察ポイントです。
<日経平均 月足チャート>
月足チャートでは、下図に「311」東証時価総額を表示しています。東証の出来高は増えない様に見えても、時価総額は増加しています。4月以降、株式併合で1000株→100株併合が増加しました。出来高は10分の1に減りました。本来なら出来高は10倍増加してる状況のはずです。ちょっと前なら新日鐵など1銘柄で2億株くらい出来たものです。今は200万株です。株式併合した事で、活況時でも東証のシステム傷害は起こらなくなります。
少し前までは、出来高の数量で、株価の高値圏を知る事ができましたが、株式併合により、少し前の様な1日20億株、40億株と言う出来高は無くなりました。市場の過熱度を知る上で、「311」東証時価総額と日経平均は連動して動いている事を知りましょう。時価総額のピークと日経平均のピークは一致します。今後の観察ポイントです。
<日経平均 日足チャート>
日足チャートでは、2万2000円台(高値)に伸ばしてきました。1996年高値22750円は射程圏内と言えます。日経平均は、200日移動平均線上向き、75日移動平均線上向き、25日移動平均線上向き、短期では10日から25日移動平均線を上回る強い上昇局面を維持しています。強い局面は続くと見る動きです。
下段の14日RSIは3日100ポイントを付けました。強い局面と言うことが伝わります。14日RSIが高い水準を維持することは、株価は下げにくい状態にある事を示しています。値下がり幅が大きくなると、14日RSIは下がります。株価が下がらなければRSIの数値は下がりません。強さを見るポイントです。10月の観察ポイントです。
11月5日トランプ大統領訪日。日本はゴルフ外交でOK。北朝鮮はゴルフ時にミサイルを撃つか。NYダウ上昇いつまで続く。為替は円安にシフトするか。どう動く世界市場。
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