★富田隆弥氏の相場解説ブログや注目株や日経平均解説など充実コンテンツ満載のPDF版「月刊トレチャ」詳細・お申し込みについてはこちら↓
→富田隆弥のブログ
風雨強まる高値圏
カネ余りを背景とする「需給相場」に変わりはなく、好業績を背景とする「業績相場」の様相も強まる。9月からの急ピッチな上昇でスピード調整は自然なことで、市場関係者からは「上昇基調は変わらない」との声が大半だ。
ただ、RCIやRSI、サイコロなど多くのテクニカル指標の過熱を無視する形で強引に上げ続けてきた相場だ。スピード調整であっても波乱含みで乱高下しやすいことは承知しておきた。確かに強い上昇基調にあるものの、9月からの2ヶ月で上げ幅は4143円、上昇率はなんと21.5%にも達する。11月の1週間ほどでも上げ幅1238円(上昇率5.5%)と加速する。
日経平均日足
日足は下値ポイントの転換線(22611円)に抵触した。ボリ+1(22462円)を維持するものの、ここを割り込むようだと25日線(21754円)やボリ-1(21047円)、75日線(20489円)など次の下値ポイント模索の可能性が出てくる。
日経平均週足
週足は上ヒゲ伸ばす「トウバ足」となり、日足RCIは短期9日線、13日線が陰転を示唆する。月足は2007年辺りを中心に「左右対称型」で目先上値ポイントを迎えた可能性ある(先週コメント)。これらを踏まえると日足の下値ポイント「転換線」や「ボリ+1(今週22500~22600円)」を割り込むことも否めず、その時は「まだはもうなり」として調整長引くことも想定しておく必要あるだろう。
NYダウ日足
NYダウもテクニカルの過熱を無視して上昇を加速させてきたが、トランプ相場からちょうど1年を経過。日経平均は9/8安値から9週を経過した。日米とも変化日ポイントを迎えたところだけに、調整の入口となる「転換線割れ」には注意しておきたい。
(PDF版「月刊トレチャ」富田氏の注目株解説などをさらに詳しくご覧いただけます! 詳細・お申し込みはコチラ )