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強気に片寄りやすい師走
ブラックフライデー、サイバーマンデーで米国の好況ぶりが伝わってくる。間もなく師走となる日本も、ボーナス、歳末、クリスマスで活気に満ちる・・だろうか。
日経平均もNYダウも25日線を下値に切り返し、NYダウはそこから23617ドルと最高値へ躍進した。だが、日経平均は22500円処でもたつき、戻りは鈍い。NYダウは好調な年末商戦を織り込み、盛り上がるタイミングだったと言える。ならば、師走となる日本株もここから上値指向となる可能性はある。
11月最終週は株価が上がりやすいアノマリーのあるところ。22500円処でもみ合う日経平均だが、17日の高値22757円を抜くなら上放れとなり9日の上ヒゲ高値23382円に向け動き出すだろう。24日のCME先物が22650円(大証22580円)で終えたことから、今週は堅調に始まる可能性あるので上抜けに期待したい。
だが、為替(ドル円)が先週111.05円まで円高に振れ、ドル円チャートは75日線、100日線の節目を割り込んだことから、日経平均の上昇は限られる可能性もある。
日経平均の下値を支えた25日線は今週22300円処になるが、それを割り込むようだと16日の安値21972円を再び試す可能性が出てくる。ボリンジャーバンドの-1σも21900円処に来る。証券会社はボーナスシーズンを控えて「先高観測」を一層強め、個人投資家も強気になりやすい時期だけに、21970円処を割り込むと「ハシゴを外される」状況となるだけに、下値の大きなポイントとして注視しておきたい。
年末商戦は好調が予想されているが、12月になると日本ではメジャーSQ(12/8)が、米国では雇用統計と上限債務期限などが意識されるようになる。
理由はともあれ、日経平均のもみ合いからの放れにまずは注目。
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