今週は12月SQ週でした。SQに向けて2万2000円まで下がる短期調整場面となりました。週間では-600円以上、下がる場面がありましたが、ほぼ値下がり分は戻しました。これが短期調整となり、年末に向けて高値更新して引けると見ていますが、調整のまま引けるか。年末に向けた観察ポイントです。
11月末に北朝鮮からミサイルが飛んできました。SQが近づくとミサイルが飛んできたり、大統領の過激発言で乱高下したりします。12月SQに向け、トランプ大統領はイスラエルにてエルサレムを首都と承認すると発表。この発言は中東情勢不安と言う理由から日経平均は-445円安しました。それでも週末には、ほぼ戻してしまうほど強い動きでした。
来週以降は、韓国冬季オリンピック準備は色濃くなり、北朝鮮はオリンピックはボイコットしないだろうと言う理由から、オリンピックが終わるまでミサイルは発射しないと思われます。3月はロシアの大統領選挙を控えているので、やはり嫌がらせはしないだろうと思います。次のミサイル発射は4月以降か。それまで米国は中東にシフトするのか。日本にとっては株高しやすくなると思われます。
国内は、第二四半期GDP(年率換算)1.2%→2.5%に上方修正しました。設備投資額が大幅に増加したことは好感されました。日経平均が値上がりしたのもGDPの上方修正が大きいでしょう。機械関連、電子部品など、設備投資関連が後押ししました。
引き続き、NYダウが強いこと、大幅な下落幅を切り返した事、強い上昇基調は維持されたと見ています。6ヶ月移動平均線を上回る銘柄数は、11月末1488銘柄→12月(7)1397まで減りましたが強い状態です。1日で-445円も売られたけれど、短期調整で終わったと感じられます。年末に向けて高値更新相場は続くか。年末に向けた観察ポイントです。
大幅に売られた後、JASDAQ指数、東証小型株指数、東証中型株指数は切り返しています。小型株指数がシッカリし、高値更新した事は、日経平均もシッカリし、高値更新すると見る動きです。引き続き、新興市場、小型株指数が崩れず上昇基調ならば、日経平均の上昇基調は続くと見る見方は変わりません。年末に向けた観察ポイントです。
東証1部銘柄で、6ヶ月移動平均線を上回る銘柄数は売られました。8月末1406銘柄→9月末1575銘柄→10月末1747銘柄まで増加→11月末1488銘柄(225種183)→12月(7)1397銘柄(225種164)と減少。調整局面と見て、12月末に向けて増加すると見ていますが、減少に転ずる事もあるか。観察ポイントです。
「107」マザーズ市場(244銘柄)、75日移動平均線を上回る銘柄数は、7月末139銘柄→8月末92銘柄→9月末78銘柄(ボトム)→10月末121銘柄→11月末140銘柄→12月(1)134銘柄→12月(8)119銘柄と減少しました。全体が売られたせいですが、マザーズ市場は回復は続くか。観察ポイントです。
「105」JASDAQ市場(751銘柄)は、75日移動平均線を上回る銘柄数は回復するか?7月末588銘柄(ピーク)→8月末487銘柄→9月末483銘柄→10月末558銘柄→11月末510銘柄→12月(1)487銘柄→12月(8)481銘柄と回復しました。年月末に向けて回復は続くか。観察ポイントです。
東証2部銘柄(522銘柄)の75日移動平均線を上回る銘柄数も減少しました。7月末429銘柄(ピーク)→8月末367銘柄→9月末363銘柄→10月末379銘柄→11月末350銘柄→12月(1)333銘柄→12月(8)320銘柄と回復しています。年末に向け増加は続くか。観察ポイントです。
東証1部銘柄(2059銘柄)の75日移動平均線上回る銘柄数も減少。8月末1244銘柄(225種99)→9月末1575銘柄(158)→10月末1737(225種208)→11月末1450銘柄(225種171)→12月(1)1467銘柄(225種180)→12月(8)1465銘柄(225種173)と回復しました。短期で回復した動きを見ても強いと感じられます。年末に向け回復は続くか。観察ポイントです。
<NYダウ 日足チャート>
NYダウは高値更新し、2万4000ドルを維持していま。1月に公共投資を発表すると言ったことも、株高に繋がっています。イスラエルの首都をエルサレムにする発言では株式市場は下げなかった。クリスマス商戦、減税、予算など、強気は続くか。25移動平均線を上回る状態の上昇基調は、期待されていると見ることはできます。
チャート的には、200日移動平均線、75日移動平均線、25日移動平均線は上向き、株価は25日移動平均線から、カイリ幅が大きくなる急騰局面から調整中と感じる状態でもあります。引き続き、高値更新相場を維持していますので、10日から25日移動平均線を上回る状態は高値更新相場は続くでしょう。
下段の14日RSIは75ポイントと高くなってきました。強い動きと言えます。また80ポイント以上に高くなると高値警戒感が出てきます。クリスマス相場はあるか。観察ポイントです。
<ドル円 日足チャート>
200日移動平均線(111円)を挟む収斂から上放れしてきました。為替は111円から112円で収斂していたが、25日移動平均線を上回る動きとなりました。75日移動平均線は200日移動平均線を上回り、為替は25日移動平均線を上回りました。25日移動平均線を下回らなければ円安に向かうでしょう。
チャート的には、200日移動平均線(111円)から75日移動平均線は収斂しながら、25日移動平均線を上回ってきました。今後は25日から75日移動平均線(112円)が下値支持線です。下段の14日RSIは30ポイントから切り返しています。80ポイントまで円安に向かう動きとなるか。ボックス相場から抜け出せないか。12月の観察ポイントです。
<東証マザーズ指数&JASDAQ指数>
<東証マザーズ指数 日足チャート>
今週も「107」東証マザーズ指数は25日移動平均線を上回る状態を維持しています。引き続き、10日から25日移動平均線を上回る状態は、上昇相場は続くでしょう。6月高値を上回れるか。観察ポイントです。
<JASDAQ指数 日足チャート>
「105」JASDAQ指数は高値更新しました。今後も高値更新相場は維持する状態に見えます。10日から25日移動平均線を上回る上昇基調、高値更新相場は続くでしょう。200日移動平均線上向き、75日移動平均線上向き、25日移動平均線を上回る上昇相場は続くでしょう。12月の観察ポイントです。
<東証小型株指数&東証中型株指数>
<東証小型株指数 日足チャート>
12月も「124」東証小型株指数は高値更新(終値)しました。引き続き、10日から25日移動平均線を上回る高値更新相場は続くでしょう。200日移動平均線上向き、75日移動平均線上向き、25日移動平均線は上向き、25日移動平均線を上回る状態は、上昇基調続くでしょう。12月の観察ポイントです。
<東証中型株指数 日足チャート>
12月も「123」東証中型株指数も高値更新(終値)しました。10日から25日移動平均線を上回る事は高値更新相場は続くでしょう。200日移動平均線上向き、75日移動平均線上向き、25日移動平均線上向き、25日移動平均線を上回る上昇基調は続くでしょう。12月の観察ポイントです。
<日経平均 月足チャート>
月足チャートでは、11月+713円高→12月高値圏で始まり-600円安まで売られたが、切り返しプラスに転じました。12月相場は6ヶ月移動平均線からカイリ幅が大きくなって始まりました。カイリ幅が大きい状態は強気相場と高値警戒の両面の相場判断は続きますが、強い状態です。6ヶ月移動平均線からカイリ幅が大きい状態でも上昇相場は続くか。12月の観察ポイントです。
下段の9ヶ月SRV-D(黒)は87ポイントと強い状態を維持しています。80ポイント以上で推移する間は強い上昇局面は続きます。引き続き、下段の9ヶ月SRV-D(黒)が80ポイント以上を上回る状態は強い状態は維持します。今後の観察ポイントです。
<日経平均 日足チャート>
日足チャートでは、12月SQに向け25日移動平均線を下回る-445円安まで売られても、たった2日で戻してしまいました。短期調整で終わったと言えます。再度25日移動平均線を上回る状態に戻した事は上昇基調に戻したということです。25日移動平均線を上回り、再上昇相場に戻した事を意味します。引き続き25日移動平均線を上回る状態は、高値更新相場に戻すと見ることはできます。年末に向けた観察ポイントです。
下段の14日RSIは50ポイント以下で下げ止まり切り返しています。短期調整から切り返す動きです。14日RSIは50ポイント以下に下がるまで株価は調整したので、短期調整は終わったか。25日移動平均線を上回る状態に戻した事も切り返したと言えるでしょう。12月の観察ポイントです。
北朝鮮から中東に舞台は変更か。クリスマス相場は強いか。韓国オリンピック中はミサイル撃てないから株高は続くか。どう動く世界市場。
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