日経平均株価の動き(2018年01月26日)

今週も2万4000円に乗せてきました。1月は+1100円以上の上げ幅を伸ばしました。上げ幅は強い相場基調を表しています。引き続き、2万3500円以上で推移する日経平均は強いと言えますが、個別株は高くなれば利食い売りから売られます。日経平均は強い動きでも個別株は高くなれば売られると見て下さい。

NYダウは2万6000ドルに乗せてからも上げ続けています。トランプ大統領が就任時に3万5000ドルを目指すと言った言葉は疑ったが、就任時から5割以上達成しています。力強い上昇は変わりなく、日経平均上昇の牽引力となっています。急ピッチで2万6000ドルに乗せたNYダウは、強気と高値警戒の両面からの観察は続きます。

1月は四半期決算は出揃いました。業績を好感して2万4000円に乗せましたが、上がる株はあれば、下がる株もあり、ある程度は織り込み済みと考えます。期末決算を前にして2万4000円に乗せたのだから達成感はあり、良い意味で織り込み済みと見て売られた面はあります。

今週の東証1部銘柄で、6ヶ月移動平均線を上回る銘柄数は少し増加しました。2017年8月末1406銘柄→9月末1575銘柄→10月末1747銘柄まで増加→11月末1488銘柄(225種183)→12月末1557銘柄(225種175)→1月(4)1646銘柄(225種197)→1月(11)1697銘柄(225種198)をピークに→1月(18)1511銘柄(225種183)→1月(25)1589銘柄(225種187)と少し増加しました。やはり1700銘柄まで増加した高値は売り場となりました。来週以降の観察ポイントです。

「107」マザーズ市場(245銘柄)の75日移動平均線を上回る銘柄数は増加しました。7月末139銘柄→8月末92銘柄→9月末78銘柄(ボトム)→10月末121銘柄→11月末140銘柄→12月末133銘柄→1月(5)144銘柄→1月(12)168銘柄→1月(19)156銘柄→1月(26)186銘柄と約2割増加しました。新興市場は活況でした。来週も続くか。観察ポイントです。

「105」JASDAQ市場(750銘柄)は、75日移動平均線を上回る銘柄数も増加しました。7月末588銘柄(ピーク)→8月末487銘柄→9月末483銘柄→10月末558銘柄→11月末510銘柄→12月末505銘柄→1月(5)526銘柄→1月(12)586銘柄→1月(19)564銘柄→1月(26)612銘柄と増加しました。新興市場の活況は続くか。観察ポイントです。

東証2部銘柄(519銘柄)でも75日移動平均線を上回る銘柄数は増加しました。7月末429銘柄(ピーク)→8月末367銘柄→9月末363銘柄→10月末379銘柄→11月末350銘柄→12月末330銘柄→1月(5)364銘柄→1月(12)403銘柄→1月(19)404銘柄→1月(26)429銘柄と少し増加しました。来週も増加は続くか。観察ポイントです。

東証1部銘柄(2081銘柄)も、75日移動平均線上回る銘柄数は少し増加しました。8月末1244銘柄(225種99)→9月末1575銘柄(158)→10月末1737(225種208)→11月末1450銘柄(225種171)→12月末1508銘柄(225種167)→1月(5)1679銘柄(225種196)→1月(12)1623銘柄(225種185)→1月(19)1487銘柄(225種172)→1月(26)1522銘柄(225種166)と少し個別株は増加したが、225種は売られました。業績と円高の影響か。来週も増加は続くか。観察ポイントです。

<評価損率 週足チャート>

「610」評価損率-6.11%(12/22)→-5.77%(12/29)→-3.63%(1/12)→-5.10%(1/19)と前週より悪化しましたが、高い過熱状況は続いています。-5%以上の水準は活況でも高値警戒ゾーンと見た方が良いでしょう。今週も2万4000円に乗せてから売られた動きを見ても、高値警戒ゾーンだから売られたと言えます。来週発表の数値も高値圏を示していました。引き続き、強気相場と高値警戒ゾーンの両面で観察して下さい。

過去の評価損率の数値と株価水準を対比してみれば、前週からの-3%と言う数値は高いと言うことは分かります。今週は再度2万4000円に乗せた後、売られたのも評価損率から見て高値警戒ゾーンを示しているからと言えます。数値が悪化する事は、売られている株が増えたことを意味します。下げない時は強い状態が維持されていると見てください。次の上昇相場の押し目(買い場)は-10%前後に悪化したところと見ます。評価損率は相場の繁閑度を見る指標です。来週以降も観察ポイントです。

評価損率 週足チャート

<NYダウ 日足チャート>

今週もNYダウの高値更新は続いています。2万6000ドルに乗せても勢い止まらずハイピッチで上昇は続いています。もうすぐ2万7000ドルに乗せそうです。上昇基調の持続は力強く天井を付けた感じはないです。強い勢いで上げているだけに上げ余地を残している様に見えます。トランプ相場は強いの一言です。

チャート的には、200日移動平均線、75日移動平均線、25日移動平均線は上向きの強い状態での上昇が続いています。株価と25日移動平均線のカイリ幅拡大は続くでしょう。引き続き、高値更新相場の期待は強く、調整はいつかの心配も残ります。10日から25日移動平均線を上回る状態は、高値更新相場は続きます。上昇基調の観察ポイントです。

NYダウ 日足チャート

<ドル円 日足チャート>

日本は円高水準でも2年連続の貿易黒字となりました。一昨年の為替平均115円、昨年は110円です。今年も110円前後と思われるが、中国で作れない高精密機械、高付加価値製品などの輸出の増加から貿易黒字は増えました。高精密機械と付加価値製品を買ってくれる間は円高圧力は強まる可能性は残ります。昨年4月108円から9月107円を下値目途と見ていましたが、今週は下値目途に達してきたので、円高は止まってくると思われます。1月の観察ポイントです。

チャート的に、昨年4月の108円から9月107円を円高水準の下値目安と見られます。当面の下値目途まで円高は進んだので、徐々に円安に戻すと見ています。200日移動平均線を下回り、円高圧力は強まった形です。200日移動平均線を下回る状況は円高圧力は残りますが、下段の14日RSIはボトムまで下げており、円高に一服感あり。1月の観察ポイントです。

ドル円 日足チャート

<JASDAQ指数&東証小型株指数>

<JASDAQ指数 日足チャート>

「105」JASDAQ指数は4200ポイントに突入しました。円高では新興市場に資金は入りやすくなるが、小型株指数の先行指標として高値更新していると見ます。小型株指数も高値更新続くことが読み取れます。10日から25日移動平均線を上回る上昇基調は、高値更新相場が続くでしょう。次は4300ポイントを目指すか。観察ポイントです。

<東証小型株指数 日足チャート>

「124」東証小型株指数は3700ポイントに乗せる勢いの強い上昇局面です。引き続き、10日から25日移動平均線を上回る状態は、高値更新相場は続くでしょう。200日移動平均線上向き、75日移動平均線上向き、25日移動平均線を上回る上昇基調が続くでしょう。1月の観察ポイントです。

JASDAQ指数&東証小型株指数 日足チャート

<日経平均 月足チャート>

月足チャートでは、1月は2万4000円に乗せて引けるか。引き続き、2月に向けて高値更新相場は続くと見るポイントにあります。株価と6ヶ月移動平均線からカイリ幅が大きい局面は強気と高値警戒の両面相場と見ていきます。カイリ幅が大きい状態を維持しているのは、強い状態と判断されます。しばらく強気と高値警戒の両面の相場と見ます。1月の観察ポイントです。

下段の9ヶ月SRV-D(黒)は88ポイントと高い状態の維持が続いています。引き続き、80ポイント以上を維持するのは強い上昇局面が続くと見ます。下段の9ヶ月SRV-D(黒)が80ポイント以上を上回る状態は、強い基調を維持します。1月の観察ポイントです。

日経平均 月足チャート

<日経平均 日足チャート>

日足チャートでは、再度2万4000円に乗せました。強い上昇局面は維持されています。売られて2万4000円は下回ったが、売り物を消化し、高値は維持している状態と言えます。1月は2万3500円以上を維持するなら強いと言えるでしょう。また2万4000円に乗せて引けるか。25日移動平均線を上回る状態なら、高値引けの可能性を残すでしょう。引き続き、25日移動平均線を上回る状態は、強い上昇局面が続きます。

200日移動平均線上向き、75日移動平均線上向き、25日移動平均線を上回る上昇基調です。75日移動平均線と25日移動平均線の2線幅は拡大しています。拡大局面は下げにくい強い上昇局面と判断できます。下げても浅い下げで終わりやすいでしょう。引き続き、1月の観察ポイントです。

日経平均 日足チャート

韓国冬期オリンピック始まる。オリンピック中、日経平均の高値更新続くか。為替は円高に振れた。どう動く世界市場。

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