日経平均株価の動き(2018年03月23日)

今週もトランプ大統領の爆弾発言で大幅安しました。週間で-1000円以上下落する再下落に転じました。来週は3月末を控え、お化粧買い、買い支えから下げにくいと思いますが、相場は崩れ基調に転じました。2月以降、トランプ大統領の爆弾発言の連打で株式市場は大崩れしています。来週の相場もトランプ大統領の発言が注目です。

大幅下落後は買い戻しは強まっても戻りで終わると思います。1月高値からの半値戻り2万2500円以上に戻りキープ出来ないと下降相場は終わりません。また週間で+500円以上の値上がりで下げ止まりの確認です。弱い戻りは戻ったところは売られやすいと見てください。4月も2019年業績予想が出るまでは様子見相場になりやすいと見ています。

2月以降発表される業績を見ると、予想より下方修正が多いようです。1月高値に株価が売られたのは、思ったより業績が伸びなかった事が理由と思われます。表向きはトランプ大統領の過激発言はキッカケに見えたり、政局不安定が理由と言われても、株価は業績を評価するものです。4月入りも2019年業績予想が出るまで様子見される可能性あります。

4月から5月連休明けに2019年業績予想の発表を控えています。下方修正、減収減益予想するリスクもあり、業績が出揃うまで様子見相場になりやすいと考えます。4月相場で反発しなければ、次は1月高値信用期日の7月までボックス相場が続く可能性はあります。こちらは需給改善待ちと言えるでしょう。そのため4月、7月は急落の心配を残します。

それでも4月下がったところは買い場と見ていますが、しばらく上げ下げのボックス相場が続くように思われます。一部市場よりJASDAQ指数はシッカリしており、新興産業や新しい産業として物色されるとしたら、IT技術、AI技術、高度半導体、IoT、ロボット産業など、小型成長株などが物色される可能性はあります。しばらく大型株より小型成長株と考えます。

3月末に向けてお化粧買いは入るか。4月は2万2500円以上(半値戻し)戻せれば、再上昇に戻せる可能性はあります。それ以下は下降ボックス相場は続くと見ておきましょう。4月の政局はどうなるのか心配されます。株式市場へ影響は出てくるのか。トランプ大統領の経済制裁の影響は続くのか、今後の発言も株式市場への影響は大きいでしょう。

東証1部銘柄の6ヶ月移動平均線を上回る銘柄数を見ても3月相場は弱いと分かる。1月末1399銘柄(225種163)→2月末920銘柄(225種88)→3月(1)667銘柄(225種46)→3月(8)547銘柄(225種29)→3月(16)703銘柄(225種51)→3月(22)643銘柄(225種45)と銘柄数は減っています。今日の下げでさらに減少したでしょう。4月以降は800から1000銘柄以上に増加しないと下降相場は続くと見ておかなければなりません。800銘柄から1000銘柄以上に増加しないと上昇相場に戻せません。

「107」マザーズ市場(242銘柄)の75日移動平均線を上回る銘柄数を見ても低迷と分かります。1月末165銘柄ピークに→2月末117銘柄→3月(2)107銘柄→3月(9)105銘柄→3月(16)118銘柄→3月(23)87銘柄と盛り上がっていない。4月以降は増加に戻せるか、減少続くか。観察ポイントです。

「105」JASDAQ市場(745銘柄)は75日移動平均線を上回る銘柄数も低迷状態は続いています。1月末571銘柄→2月末416銘柄→3月(2)322銘柄→3月(9)311銘柄→3月(16)345銘柄→3月(23)237銘柄と低迷状態は続いています。4月は増加に戻せるか観察ポイントです。

東証2部銘柄(521銘柄)も75日移動平均線を上回る銘柄数は大幅減少しました。1月末398銘柄→2月末269銘柄→3月(2)232銘柄→3月(9)202銘柄→3月(16)233銘柄→3月(23)142銘柄と低迷状態は続いている。4月は増加に戻せるか。観察ポイントです。

東証1部銘柄(2077銘柄)も75日移動平均線上回る銘柄数も大幅減しました。1月末1239銘柄(225種130)→2月末804銘柄(225種56)→3月(2)547銘柄(225種23)→3月(9)535銘柄(225種31)→3月(16)680銘柄(225種43)→3月(23)362銘柄(225種17)と大幅減少です。4月は増加に転ずるか。4月は800から1000銘柄まで増加に戻せるか。観察ポイントです。

<評価損率 週足チャート>

「610」評価損率は-3.63%(1/12)ピーク→-10.10%(2/9)→-8.86%(3/2)→-9.32%(3/9)→-8.53%(3/16)と株価が低迷状態と言うことが分かります。今週の下落で来週発表の数値は悪化した事と思います。またNYダウの乱高下に連動し、日経平均も乱高下は続いています。6ヶ月移動平均線を上回る銘柄数は大幅減少し、上昇相場に戻すには日柄がかかりそうです。

残すところ3月は1週間となりました。3月末に向け決算処分売り、お化粧買いで、売り買い交錯か。評価損率の数値に改善が見られなければ、4月に向けて見切り売りが出る心配は残ります。相場が悪化すると、評価損率の数値は-15%から-20%の追い証投げ投げ売りの底値ゾーンに売られる心配は残るでしょう。4月に向けた観察ポイントです。

評価損率 週足チャート

<NYダウ 日足チャート>

NYダウは、25日移動平均線は75日移動平均線とDクロスしました。しばらく調整局面は続くことを意味します。この状態を見ても、かなり強いキッカケがなければ切り返ししにくいと言えます。トランプ大統領発言で大幅安となり、上昇相場に戻るには、25日移動平均線は75日移動平均線を上回る上昇パターンに戻せません。かなり日柄がかかる事が分かります。

いまは株価が25日移動平均線、75日移動平均線の2線を下回っています。弱い戻り売りパターンに逆戻りしました。200日移動平均線を上回る状態は上昇相場は維持されていますが、75日移動平均線を下回る状態は戻り売り相場は続きます。75日移動平均線を上回ってくれば再上昇に戻したと見ることはできます。このあたりが基調の観察ポイントです。

NYダウ 日足チャート

<ドル円 日足チャート>

ドル円相場は25日移動平均線を上回れない間は円高状態は続きます。目先は75日移動平均線からカイリ幅は大きく、さらに円高に向かう様には見えませんが、トランプ大統領発言で104円まで円高になりました。しばらく荒い値動きは続きそうです。円安に戻すには25日移動平均線を上回るまで待たなければなりません。下回る状態は円高は続くと見ておきましょう。

チャート的には、75日移動平均線からカイリ幅が大きい状態は円高状態と言えます。ドル円相場は、25日移動平均線を下回る状態は様子見相場と言えるでしょう。25日移動平均線を上回る円安の転換時期はいつか。このあたりが観察ポイントです。

ドル円 日足チャート

<JASDAQ指数&東証小型株指数>

<JASDAQ指数 日足チャート>

「105」JASDAQ指数は、キープしていた75日移動平均線を下回りました。25日移動平均線は75日移動平均線を上回る状態はキープしていますが、下回るのも日柄の問題でしょう。25日移動平均線が75日移動平均線を下回ってしまうと戻り売り相場に転じます。3月末に向けた観察ポイントです。

<東証小型株指数 日足チャート>

「124」東証小型株指数は200日移動平均線まで売られてきました。200日移動平均線をキープできるか。下回ってしまうか。25日移動平均線を上回ってこれないと反発に転じません。25日移動平均線を下回る状態は戻り売り相場は続くと見てください。200日移動平均線をキープできるか。3月末に向けた観察ポイントです。

JASDAQ指数&東証小型株指数 日足チャート

<日経平均 月足チャート>

月足チャートでは、12ヶ月移動平均線を下回る大陰線となり-1400円安まで売られてきました。3月を12ヶ月移動平均線を下回ってしまうと崩れる心配はあります。引き続き、4月は12ヶ月移動平均線(2万1000円)を維持するまで戻せるか。戻せれば上昇相場は維持していると見ることはできます。4月に12ヶ月移動平均線を下回ると下落の心配は続きます。4月の基調判断のポイントです。

4月以降、12ヶ月移動平均線を下回るか、維持できるか。下回ると調整相場は深くなる心配と長引く下降相場の心配を残します。4月は2019年業績予想待ちまで買いにくいがキープできるか。4月の観察ポイントです。

日経平均 月足チャート

<日経平均 日足チャート>

日足チャートでは、一気に大陰線で200日移動平均線(下値支持線)を下放れしてきました。売り転換の動きです。3月末までキープする事はできなかった。4月以降も200日移動平均線を下回る状態は戻り売り相場は続きます。200日移動平均線を上回ってくると株価は戻す力は強いと見ることはできます。4月に200日移動平均線を上回れるか。上回れないと戻り売り相場は続きます。

75日移動平均線からカイリ幅は-8%まで大幅に売られてきました。-10%前後が下げ止まり目途になる事は多い。さらに続落は続くのか。下げ止まるのか。トランプ大統領の発言次第?と見るしかありません。下げ幅が大きくなれば調整局面は長引く心配はあります。4月入りしても、しばらく様子見状態か、戻り売り状態が続く心配は残ります。4月に向けた観察ポイントです。

日経平均 日足チャート

<NO24・75日線形回帰・短期移動平均線>

標準条件24番・75日線形回帰・短期移動平均線で動きを見ます。75日線形回帰トレンド中心線の下向き状態は強まっています。下げ方向がキツクなっている事を意味します。大幅に売られ-1μまでさげています。短期的には売られ過ぎ感強まる。75日線形回帰トレンド中心線を下回る状態は上値は重い下降相場の状態です。

75日線形回帰トレンド中心線を下回っている間は下降基調は続きます。まず中心線を上回れないと下げ止まり確認はできません。下向きの75日線形回帰トレンド-1μ(2万650円)まで売られたので下げ渋る様にも見えます。中心線を上回れるのはいつ頃か確認です。

NO24・75日線形回帰・短期移動平均線

荒れる政局、安倍総理3選は赤信号か。トランプ大統領貿易発言で乱高下すごい。NYダウは調整局面入りか。3月末に向け日経平均どう動く。円高相場は続くか。どう動く世界市場。

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