今週は歴史的な米朝会談が開かれました。今後どの様に発展するものなのか注目されるでしょう。株価は会談を先取りして上昇していましたが、会談当日に2万3000円を付けたところで伸び悩みました。2万3000円超えは持ち越されました。週末は日銀の金融緩和継続のニュースには反応しなかった。来週は上回れるか。目先の高値となってしまうか。来週以降の観察ポイントです。
今週、日経225種で6ヶ月移動平均線を上回る銘柄数は、113銘柄(6/13)の半数まで増加しました。ここのところ半数(113銘柄)で頭打ちの事が多いです。半数以上で、さらに増加のときは日経平均は値上がりしています。半数前後で頭打ちのときは反落に転じています。今週は半数まで増加したので、来週伸ばせるなら日経平均は2万3000円を上回る可能性は強まるが、今週の半数超えで頭打ちなら、しばらく2万3000円は上回れず売られる心配は残るでしょう。
今週のチャートは、10日移動平均線と25日移動平均線はGクロスしました。10日移動平均線が25日移動平均線を上回った事で、株価の上昇パターンは整いました。この状態をキープ出来るなら、10日移動平均線(下値支持線)を上回る株価を押し上げる動きに向かいます。このまま押し上げれば、2万3000円乗せの期待は強まります。10日移動平均線を下回ってしまうと売られてしまう。このあたりも来週以降の観察ポイントです。
東証1部銘柄の6ヶ月移動平均線を上回る銘柄数は、1000銘柄以上で増加しました。1000銘柄以上に増加し、来週以降も増加の勢いが続くなら相場は強まるが、1000銘柄以上で伸び悩むと、株価は伸びないでしょう。10日から25日移動平均線を上回っているが、2万3000円が上値のフシメとなっています。まず2万3000円のフシメ抜きを期待したい。フシメで押し戻されてしまうと、短期調整に向かい、日柄待ちとなります。
6月の東証1部銘柄の6ヶ月移動平均線を上回る銘柄数の増加は伸び悩む。6月末は1000銘柄以上を維持できるかが観察ポイントです。1月末1399銘柄(225種163)→2月末920銘柄(225種88)→3月末605銘柄(225種34)→4月末918銘柄(225種110)→5月末740銘柄(225種74)→6月(7)1074銘柄(225種120)→6月(14)1068銘柄(225種106)と個別株は横ばいで225種は減りました。225種は半数を上回ると売られやすい場合あり。7月も回復は続くか。1000銘柄(225種113)以上を維持できれば上昇相場は続くと見る事ができます。
「107」マザーズ市場(251銘柄)の75日移動平均線を上回る銘柄数は少し増加しました。1月末165銘柄ピークに→2月末117銘柄→3月末105銘柄→4月末84銘柄→5月(末)101銘柄→6月(1)101銘柄→6月(8)103銘柄→6月(15)113銘柄と微増です。6月は増加で引けられるか。観察ポイントです。
「105」JASDAQ市場(741銘柄)の75日移動平均線を上回る銘柄数も微増です。1月末571銘柄→2月末416銘柄→3月末248銘柄→4月末265銘柄→5月(末)266銘柄→6月(1)281銘柄→6月(8)292銘柄→6月(15)316銘柄と微増です。6月は増加に戻せるか観察ポイントです。
東証2部銘柄(513銘柄)の75日移動平均線を上回る銘柄数も微増続く。1月末398銘柄→2月末269銘柄→3月末136銘柄→4月末140銘柄→5月(末)181銘柄→6月(1)184銘柄→6月(8)204銘柄→6月(15)225銘柄と2週続けて回復が見られます。6月は増加に戻せるか観察ポイントです。
東証1部銘柄(2089銘柄)の75日移動平均線上回る銘柄数は横ばいで引けました。1月末1239銘柄(225種130)→2月末804銘柄(225種56)→3月末564銘柄(225種35)→4月末1077銘柄(225種134)→5月(末)935銘柄(225種103)→6月(1)969銘柄(225種108)→6月(8)1171銘柄(225種132)→6月(15)1127銘柄(225種129)と横ばいで引けました。6月は増加で引けるか。観察ポイントです。
<評価損率 週足チャート>
「610」評価損率は-8.93%(4/27)→-8.54%(5/11)と改善した後、-9.58%(5/25)→-9.99%(6/1)と2週悪化しました。今週は-9.67%(6/8)と少し改善しました。5月末前後をボトムに改善が続くと良いと思いますが、2万3000円で伸び悩むと売られる心配があります。5月末-10%前後まで悪化(売られた)したので、少し改善余地は残しています。数値が改善する事は株価の上昇を意味します。
前週は週間で+500円以上値上がりし、上昇転換しました。今週も続伸から値上がりしました。続伸から26週移動平均線を上回り、2万3000円まで値上がりしました。引き続き、26週移動平均線を上回る上昇基調の状態です。もう少しで13週移動平均線は26週移動平均線とGクロスしそうです。上回れば上昇基調は強まります。上昇は続くと見る動きです。7月に続くか観察ポイントです。
<NYダウ 日足チャート>
今週のNYダウは、2万5000ドルに乗せてきました。景気指標が良かったことも押し上げました。10日移動平均線、25日移動平均線は上向きに転じ上昇基調に戻りました。「803」NASDAQ指数は高値更新を続けています。NYダウも高値更新する可能性は強いでしょう。引き続き、10日から25日移動平均線を上回る状態は上昇相場は続きます。
チャート的には、1月2万6600ドル高値の戻り相場です。10日から25日移動平均線を上回る状態から戻り相場は続いています。今後も1月高値を上回るまでは高値を意識した相場は続くでしょう。10日から25日移動平均線を上回る状態から、2万6000ドルに向けた動きは続いています。7月に向けた観察ポイントです。
<ドル円 日足チャート>
今週は米国経済指標が良かったこと、利上げペースの発表があったこと、EUの金融緩和の発表、日銀の金融緩和継続の発表からドル円相場は110円台に戻してきました。再度200日移動平均線を上回るまで戻してきました。円安シフトの期待は高まるでしょう。200日移動平均線を上回る状態が定着できれば111円台へ。再度111円台へ上放れるか観察です。
円安は輸出関連株の上方修正が期待出来ます。チャート的には、200日移動平均線(上値抵抗線)超えが定着できるかどうか。200日移動平均線を再度下回ると円高に戻るので、株は売られやすくなります。来週は200日移動平均線を上回る状態を定着できるか。7月に向けた観察ポイントです。
<JASDAQ指数&東証小型株指数>
<JASDAQ指数 日足チャート>
「105」JASDAQ指数は3ヶ月以上、75日移動平均線を上回れないまま推移しています。ほぼ25日移動平均線に沿って推移しています。75日移動平均線(上値抵抗線)を下回った状態で、25日移動平均線に沿った横ばいの動きは調整相場です。75日移動平均線(上値抵抗線)は重い状態が続いています。75日移動平均線を下回る調整相場が続いています。7月に向けて動き出すか観察ポイントです。
<東証小型株指数 日足チャート>
「124」東証小型株指数は5月高値に迫ったところで売られて戻されました。10日移動平均線と25日移動平均線はGクロスし、上昇基調に戻す動きです。10日から25日移動平均線を上回る状態は、5月高値を上回る動きを期待したいです。引き続き、10日移動平均線、25日移動平均線を上回る状態は上昇相場は維持されるでしょう。下回れば売られる。6月の観察ポイントです。
<日経平均 月足チャート>
月足チャートでは、5月高値まで戻しました。6月はプラスに転じ、5月高値2万3000円まで戻しました。6月は5月高値を上回って引けると強い動きになります。6ヶ月移動平均線(下値支持線)を上回る上昇基調に戻したので、引き続き、陽線で6ヶ月移動平均線を上回る上昇基調の動きを期待したい。6月の観察ポイントです。
12ヶ月移動平均線(下値支持線)は上向き、6ヶ月移動平均線(2万2300円)上向き、株価が6ヶ月移動平均線を上回る上昇基調です。6ヶ月移動平均線(22300円)を維持できれば上値期待は続くでしょう。下回ると逆戻りの売り転換です。6月相場の観察ポイントです。
<日経平均 日足チャート>
日足チャートでは、5月高値まで戻した動きは強い動きと言えます。上回れば強い上昇基調に戻したと判断できるでしょう。そうなれば、次は1月高値を上回る時期を探る展開と強い動きとなります。現状は強い動きとは言えません。まず5月高値2万3000円以上の値上がりを確認したい。
下段の25日騰落レシオは100ポイント前後での推移が続きました。値上がり銘柄数、値下がり銘柄数が拮抗していることを意味します。週末売られて91ポイントまで下がりました。値下がり銘柄数が増加した事を意味します。5月の様に100ポイント以上に高くならないと、値上がり銘柄は増加し、日経平均を押し上げる相場になりません。値上がり銘柄数の増加が続ければ日経平均は高くなります。7月に向けた観察ポイントです。
<NO24・75日線形回帰・短期移動平均線>
標準条件24番・75日線形回帰・短期移動平均線で見ています。75日線形回帰トレンドは上向きの上昇トレンドです。75日線形回帰トレンドに沿って推移しています。中心線以上で推移しないと株価は高くならない。次は+1μに向けて上昇基調は続くか。来週も上昇は続くか。
75日線形回帰トレンド中心線(2万2860円)を上回り、短期の5日~10日移動平均線を上回る状態なら+1μ(2万3500円)に戻す動きでしょう。短期5日~10日移動平均線を維持できるか。引き続き、中心線を意識した動き続く。6月の観察ポイントです。
来週米朝会談後は日朝会談か。NYダウは高値更新できるか。日経平均も高値更新期待強まる。為替どう動く。どう動く世界市場。
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