前週は週間で+500円以上値上がりし、再上昇転換しました。今週も続伸相場となり2万3000円に迫りました。米国FRB議長の中長期の経済成長が見られるなどの発言、今後の金利政策の発言などを好感して、NY市場は上昇しました。その流れを東京市場も好感して2万3000円に迫りました。
FRB議長発言は、ドル高=113円の円安まで動かしました。昨年は114円がピークであったが、114円以上の円安に動きそうな勢いです。円安は輸出関連株の上方修正を呼び込んでいます。円安相場が続くなら、輸出関連株を押し上げる効果は続くか。
週末は、トランプ大統領のFRB議長の利上げ発言に不満あり、中国の元安誘導をキッカケに、週末の日経平均は急落しました。米中の貿易戦争から元ドル相場も操作しています。今後も米国政策に左右されることに変わりありません。トランプ大統領の発言では、株式市場は乱高下してきましたが、上昇トレンドは維持しています。基本的には、株式資本主義相場で相場を壊す事は無い?と見ています。大きなアクシデントが出ない限り、上昇トレンドは維持すると見ています。
過去の相場では、日経平均が75日移動平均線を上回る状態で、25日騰落レシオが80ポイント以下に下げた局面からの立ち上がりでは、3ヶ月程度の上昇局面が多かった。今の局面も75日移動平均線を上回る状態で騰落レシオは低く、過去の反発局面と同じであり買い場は続くように見えます。75日移動平均線を上回る状態で、25日騰落レシオが低い状態は買い場は続きます。
5月、6月に続き、2万3000円は3度目の正直となるフシメです。「3度目の正直」となるか、「2度ある事は3度ある」で売られるか。何度も上値を試す動きは上昇基調に向かっている動きです。一気に夏相場のうちに上値更新するか、2万3000円を上値とするボックス相場を続けるか。8月相場の値動きも荒そうです。
今週も東証1部銘柄で6ヶ月移動平均線上回る銘柄数は増加しています。銘柄数の増加は相場の回復を意味します。ボトム数値から増加は底入れからの立ち上がりを意味します。銘柄数の増加が続く間は上昇相場と見て良いでしょう。まだ不安定な状況は続くと思いますが、不安定なうちが底値ゾーンとも言えます。銘柄数の増加は相場の回復を意味します。
これから四半期決算の発表を迎えます。個別株は、売られ過ぎから底入れ株、上昇基調で高値更新株、四半期決算で上方修正株など、上がる条件の株から絞り込むのも良いでしょう。これから底入れ銘柄の立ち上がりなど買われてくると見ています。売られ過ぎた株にも注目です。
今週も増加は続くでしょう。東証1部銘柄の6ヶ月移動平均線を上回る銘柄数は、連続して増加。1月末1399銘柄(225種163)→2月末920銘柄(225種88)→3月末605銘柄(225種34)→4月末918銘柄(225種110)→5月末740銘柄(225種74)→6月末783銘柄(225種85)→7月(5)431銘柄(225種61)→7月(12)543銘柄(225種68)→7月(19)723銘柄(225種93)と2週続けて増加しました。もう少しで800銘柄以上に増加しそうです。上昇転換と見ることができます。来週も観察ポイントです。
「107」マザーズ市場(259銘柄)の75日移動平均線を上回る銘柄数も連続して増加しました。1月末165銘柄ピークに→2月末117銘柄→3月末105銘柄→4月末84銘柄→5月(末)101銘柄→6月末81銘柄→7月(6)63銘柄→7月(13)73銘柄→7月(20)79銘柄と増加続く。ボトムゾーン形成か。7月の観察ポイントです。
「105」JASDAQ市場(731銘柄)の75日移動平均線を上回る銘柄数も2週続けて増加しました。1月末571銘柄→2月末416銘柄→3月末248銘柄→4月末265銘柄→5月(末)266銘柄→6月末236銘柄→7月(6)156銘柄→7月(13)197銘柄→7月(20)201銘柄と増加続く。減少止まり増加ならボトムゾーンから立ち上がりです。7月の観察ポイントです。
東証2部銘柄(512銘柄)の75日移動平均線を上回る銘柄数も増加しました。1月末398銘柄→2月末269銘柄→3月末136銘柄→4月末140銘柄→5月(末)181銘柄→6月末181銘柄→7月(6)110銘柄→7月(13)136銘柄→7月(20)150銘柄と2週続けて増加した。減少止まればボトムゾーンです。7月は増加に戻せるか観察ポイントです。
東証1部銘柄(2097銘柄)の75日移動平均線上回る銘柄数も増加は続く。1月末1239銘柄(225種130)→2月末804銘柄(225種56)→3月末564銘柄(225種35)→4月末1077銘柄(225種134)→5月(末)935銘柄(225種103)→6月末813銘柄(225種90)→7月(6)476銘柄(225種63)→7月(13)553銘柄(225種72)→7月(20)642銘柄(225種77)と2週続けて増加しました。増加からボトムゾーンから上昇の動き。7月の観察ポイントです。
<評価損率 週足チャート>
7月1週目の評価損率が-13.80%まで悪化した事でボトム形成し、反発に転じました。2週続伸となり、7月5日安値より約1500円値上がりしました。評価損率がボトムを付ける事は投げ売り出尽くし局面のため、空売りの買い戻しに、新規買いから大きく値上がりします。日経平均は2万3000円に迫るまで戻した動きを見てもわかるでしょう。しばらく個別株は戻り局面が続くと見ています。
「610」評価損率は-13.80%(7/6)まで悪化し、今週発表の(7/13)-12.30%もまだ低いです。-10%から-5%の範囲に向けて改善は続くと見ています。改善が続くとは、株価の戻り相場は続くと言うことです。今後の評価損率の数値を見ることでも、株価水準を掴むことが出来ます。8月に向けての観察ポイントです。
<NYダウ NASDAQ指数 日足チャート>
NYダウは、上昇相場に戻しました。今週6月高値2万5000ドルに迫る価格です。200日移動平均線は上向き、75日移動平均線上向き、25日移動平均線上向き、株価は25日移動平均線を上回る状態は上昇基調です。上昇基調を維持するなら高値更新は続くと見ます。
NASDAQ指数は高値更新相場を維持しています。引き続き高値更新相場を続けてる動きです。25日移動平均線を上回る状態は、高値更新相場が続きます。NYダウを牽引する動きと見ることもできます。引き続き、NASDAQ指数は相場の牽引役となるか。25日移動平均線を上回る状態は続くでしょう。7月の観察ポイントです。
<ドル円 日足チャート>
今週は113円まで円安に戻しました。ドル円相場が円安に戻すことで、株式相場を牽引したとも言えます。昨年の円安114円を目指す動き。114円以上の円安なら、株式市場の上げ幅は大きくなりそうですが、113円から114円で止まるなら、日経平均の上値は2万3000円台は重いか。引き続き、10日から25日移動平均線を上回る状態は114円を目指す動きでしょう。
チャート的には、もう少しで75日移動平均線と200日移動平均線はGクロスします。円安に向けたチャートは強くなる動きに入ります。短期的な値動きが大きいときは、目先のピークとなる場合もあります。引き続き、ドル円相場は株式市場のカギとなります。8月に向けた観察ポイントです。
<JASDAQ指数&東証小型株指数>
<JASDAQ指数 日足チャート>
「105」JASDAQ指数は、200日移動平均線を下回る状態で、10日移動平均線を上回ってきました。短期的には下げ止まりの動きです。25日移動平均線を上回れば反発に転じます。また10日移動平均線を下回れば、下落の調整局面は続くでしょう。反発して上昇相場に戻せるか。7月の観察ポイントです。
<東証小型株指数 日足チャート>
「124」東証小型株指数も、10日移動平均線を上回り、下げ止まりの動きです。25日移動平均線を上回れば反発に転じます。200日移動平均線を上回れないと戻り売りで終わりやすいでしょう。10日移動平均線を下回れば下落の調整局面は続きます。200日移動平均線を上回り、上昇相場に戻せるか。7月の観察ポイントです。
<日経平均 月足チャート>
月足チャートでは、7月の安値・高値幅だけで約1500円あります。乱高下は大きく方向感が難しかった事が分かります。6ヶ月から12ヶ月移動平均線を上回り、上昇基調に戻しました。引き続き、6ヶ月から12ヶ月移動平均線を上回る状態なら上昇相場は続きます。
チャート的には、6ヶ月から12ヶ月移動平均線(下値支持線)を上回る上昇相場に戻しました。今後もアクシデントが無ければ、8月に向けても上昇相場は続く可能性は強まります。NY市場の影響は大きいので、引き続き、8月相場に向けての観察ポイントです。
<日経平均 日足チャート>
日足チャートでは、今週は2万3000円に迫りました。3度目の正直で上回るか、2度ある事は3度あるで下げてしまうか。5月に2万3000円を付けた時は、下段の25日騰落レシオは125ポイントで高値警戒ゾーンでした。現在は80ポイント台と低く、上げ余地を残しています。この状態なら3度目の正直から上回る可能性は高いと見れます。
前週の25日騰落レシオは、76ポイントから→80ポイント→今週81ポイントまだ低い数値です。株価が75日移動平均線を上回る状態で、25日騰落レシオが低い状態は上昇余地を残しています。前週に75日移動平均線を上回りました。75日移動平均線を上回った事は底入れであり、上昇相場に戻したと判断できます。来週も上昇相場維持は続くか。8月に向けての観察ポイントです。
<NO24・75日線形回帰・短期移動平均線>
標準条件24番・75日線形回帰・短期移動平均線で見ています。7月5日に-2μのボトムラインまで売られてから反発しました。75日線形回帰トレンドの傾き度は少し横ばいになった事で、簡単に中心線を上回りました。今後は中心線を上回る状態を維持なら上昇トレンドは続きます。この状態での上値目標は+1μ(23000)から+2μ(23400)です。
中心線を上回る相場は上昇相場が続きます。傾き度が横ばいになった事で、中心線を下回ると、戻り売り相場に転ずる心配はありますので、中心線を上回る状態を維持できるかどうか。この点が確認ポイントです。8月に向けての観察ポイントです。
米国FRB議長発言の影響は大きいが、トランプ大統領発言も大きい。中国の対抗処置も強い。報復関税いつまで続く。NYダウ、NASDAQは上昇相場続くか。為替114円を突破する円安となるか。どう動く世界市場。
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