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忖度相場
日経平均の日足チャートは23050円(5/21)を上値とする三角保ち合いにあり、TOPIXの日足はまだ平均線の集まる水準でもみ合ったままであるから、ともに52週線や下値抵抗線など下値への注意は怠れない。
日経平均日足
TOPIX日足
ただ、13日21851円、15日21871円とお盆の安値から切り返し、22500円処に集まる各平均線を上抜けた日経平均の動きは悪くない。9/20に自民党総裁選があり、9/6には安倍・石破両氏の公開討論会も予定されており、9月は“忖度相場”として三角を上放れる可能性もある。裁定買い残(株数ベース)をみれば8月下旬に7億株近くまで整理を進めており、ここからは裁定買いが入りやすく、上放れとなれば先物(主力株)主導で日経平均は一気に1月高値24129円奪回を目指してもおかしくない。
裁定買い残日足
もちろん、日本株の上昇にはカギ握る米国株(NYダウ、ナスダック)の堅調が不可欠だし、中国や新興国、為替などの落ち着きも必要だ。9月といえば統計的に「調整」しやすく、カレンダーを見れば「3日新甫」でもあり、外部要因を注視することは必要だろう。
ただ、7/18高値から9週目に当たる9月第2週までは“忖度相場”というイメージを描いてみるのも悪くない。連騰に伴うスピード調整は当然だが、平均線の集まる22500円処が調整の下値メドとして9月前半はまず「押し目買い」対応で動いてみたい。
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