今週は9月SQ週でした。前週は週間で-500円以上下落しました。SQに向け続落か、切り返すか注目していましたが、切り返して始まり、前週の下げ幅を取り返し、2万3105円(SQ値23057)まで値上がりし5月高値を上回りました。まだ2万2000円から2万3000円のボックスを上抜けたとハッキリは言えない動きです。来週以降、このボックスを上放れたら相場は動くと言えるでしょう。上放れる時期を探る相場となっています。
日経平均はボックスで推移は続いていますが、週間で+500円(+780)以上値上がりしたので再上昇転換したと言えます。長らく続いたボックス局面では、個別株の売られた銘柄数は増加しました。日経平均は管理相場で下げなかったが、個別株の調整は続いていて、値幅的にボトムに接近しています。目立った下げ止まり確認は出てませんが、個別株は大きく下げており上昇キッカケ待ちになっています。
相場立ち上がりのキッカケは何か?中間決算発表か。米国貿易関税発表後か。米国中間選挙か。外国人投資家の買いか。またはボックスを上抜けたら上昇立ち上がりとなります。前週-500円以上下げ、評価損率は-11.71%まで悪化しました。-10%以上下落すると、投げ売り出尽くしからボトムゾーンとも言えます。今週の+500円以上の反発切り返しを見ても分かります。7月、8月も-10%以上下げた翌週から反発に転じました。
今週の反発も2万3000円をハッキリ上回らなければ、また戻り売られる心配は残るでしょう。来週SQ明け以降、上放れは期待されるでしょう。日足チャートは、ペナント型ボックス相場です。上放れたら底入れ上昇転換と判断できます。下放れた場合、下降転換の心配はあります。現状のペナント型は煮詰まってきていた、上放れるのは日柄待ちと言えます。全体的には右肩上がりであり上放れ待ちと言うことは分かります。底入れ上昇転換したら、東証1部主力株は反発に転じます。秋相場に期待したい。
個別株では、日経平均寄与率の高い、セブンイレブン、イオン、ソニー、NTTデータ、ファーストリテイリング、ソフトバンクが高値更新し、値ガサ株が日経平均を牽引した。個別株全般では、25日移動平均線を上回る反発ならば底入れ上昇転換の動きと見ています。来週SQ明けか、9月期末明けか。個別株の立ち上がりは日柄待ちと言える。
米国市場は、9月も絶好調続く。NYダウ、NASDAQ指数は、高値更新を維持している。日経平均も恩恵を受けています。引き続き、NY市場が日経平均を牽引する上昇基調は続くでしょう。NY市場の上昇基調が終われば下落に転ずるでしょう。引き続き、米国市場のハイテクIT相場は強い。日本市場は2万3000円の突破待ち相場は続く。
9月の東証1部銘柄の6ヶ月移動平均線を上回る銘柄数は前週より増加する。1月末1399銘柄(225種163)→2月末920銘柄(225種88)→3月末605銘柄(225種34)→4月末918銘柄(225種110)→5月末740銘柄(225種74)→6月末783銘柄(225種85)→7月末873銘柄(225種97)→8月末688銘柄(225種95)→9月(6)490銘柄(225種66)→9月(13)551銘柄(225種85)と少し増加する。数値的にはボトムゾーンです。増加に戻せるか。9月の観察ポイントです。
「107」マザーズ市場(262銘柄)の75日移動平均線を上回る銘柄数は弱い状況続く。1月末165銘柄ピークに→2月末117銘柄→3月末105銘柄→4月末84銘柄→5月(末)101銘柄→6月末81銘柄→7月末80銘柄→8月末97銘柄→9月(7)88銘柄→9月(14)89銘柄と横ばいです。9月は増加に戻せるか。9月の観察ポイントです。
「105」JASDAQ市場(732銘柄)の75日移動平均線を上回る銘柄数は少し増加。1月末571銘柄→2月末416銘柄→3月末248銘柄→4月末265銘柄→5月(末)266銘柄→6月末236銘柄→7月末234銘柄→8月末258銘柄→9月(7)203銘柄→9月(14)227銘柄と少し増加する。9月は増加に戻せるか。9月の観察ポイントです。
東証2部銘柄(506銘柄)の75日移動平均線を上回る銘柄数も減少続く。1月末398銘柄→2月末269銘柄→3月末136銘柄→4月末140銘柄→5月(末)181銘柄→6月末181銘柄→7月末174銘柄→8月末177銘柄→9月(7)155銘柄→9月(14)145銘柄と減少続く。増加に戻せるか。9月の観察ポイントです。
東証1部銘柄(2110銘柄)の75日移動平均線上回る銘柄数は増加する。1月末1239銘柄(225種130)→2月末804銘柄(225種56)→3月末564銘柄(225種35)→4月末1077銘柄(225種134)→5月(末)935銘柄(225種103)→6月末813銘柄(225種90)→7月末886銘柄(225種98)→8月末771銘柄(225種100)→9月(7)559銘柄(225種72)→9月(14)746銘柄(225種106)と増加する。来週も増加は続くか。9月の観察ポイントです。
<評価損率 週足チャート>
8月末の評価損率-9.73%まで改善するも、日経平均2万3000円と重なり売られてしまいました。今週は週間で-500円以上(-558)下落してしまった。下降転換の心配がある下げ幅となりました。来週は続落の心配あり。続落すると評価損率の数値改善は難しいでしょう。また-15%前後まで売られるとボトムゾーンと言えます。
7月-13.80%(7/6)→-12.30%(7/13)→-11.73%(7/20)→9.90%(7/27)→8月10.94%(8/3)→-11.93%(8/10)→12.69%(8/17)→-10.98%(8/24)→-9.73%(8月末)と8月末は改善したが、8月末が高く、9月から売られてしまいました。「610」評価損率は-10%から-5%の範囲では高値ゾーンに入ったため戻り売られやすかった。来週はボトムゾーンまで売られるか。9月の観察ポイントです。
<NYダウ 上海総合指数 日足チャート>
引き続き、NYダウは高値更新相場続く。2万6000ドル前後での推移が続く。一気に2万6000ドル台に乗せそうで乗せません。チャート的に、10日から25日移動平均線を上回る状態は強い上昇局面は続くでしょう。この状態を維持するなら1月高値は上回ってきます。
上海総合指数はNYダウと対照的に25日移動平均線から下放れし、下降基調続く。200日移動平均線は下向き、75日移動平均線は下向き、25日移動平均線下向き、株価は25日移動平均線を下放れする下降基調が続く。25日移動平均線で戻り売られ下降基調続く。9月の観察ポイントです。
<ドル円 元円 日足チャート>
今週のドル円相場も111円前後の小動き相場です。トランプ大統領から米中貿易協議を促す発言有り。少し円安に動くか。チャート的に75日移動平均線から25日移動平均線に沿って推移が続くでしょう。円安方向に見えるが、方向感欠くボックス相場です。25日移動平均線から75日移動平均線を上回る間は、しばらく111円前後の横ばいか。
元円相場は、ドル円相場と対照的に高くなっています。チャート的に、75日移動平均線を下回る元高相場が続く。25日移動平均線は横ばいになり上回りつつあります。株式市場と連動している様です。引き続き、75日移動平均線を下回る状態は元高続くか。9月の観察ポイントです。
<JASDAQ指数&東証小型株指数>
<JASDAQ指数 日足チャート>
「105」JASDAQ指数は、75日移動平均線下向き、25日移動平均線下向き、株価は25日移動平均線下回る下降基調が続く。25日移動平均線を上回らないと下げ止まり確認できません。75日移動平均線を上回るか、25日移動平均線が上向きに転ずるか。下げ止まり確認待ちです。9月の観察ポイントです。
<東証小型株指数 日足チャート>
「124」東証小型株指数も75日移動平均線下向き、25日移動平均線下向きの下降基調です。25日移動平均線を上回らなければ下げ止まり確認できません。引き続き、25日移動平均線を上回る動きの確認が必要。再度下げ止まり確認待ち。9月の観察ポイントです。
<日経平均 月足チャート>
月足チャートでは、8月相場は+300円以上プラスで引けました。9月入りから-500円以上の下落で始まったが、今週はSQ週で+700円以上値上がりし、8月末を上回るまで戻しました。チャート的には6ヶ月から12ヶ月移動平均線を上回る上昇基調に戻りました。SQ明け相場から2万3000円を上回る上昇に弾みがつくことに期待したい。
引き続き、9月相場も6ヶ月から12ヶ月移動平均線を上回る上昇基調に戻す。チャート的には上昇基調ですが、株価の値動ききボックス相場です。チャート的に、12ヶ月移動平均線(下値支持線)を上回る状態維持なら上昇相場は続きます。2万3000円の上放れ待ち。9月の観察ポイントです。
<日経平均 日足チャート>
日足チャートでは、前週は週間で-500円以上下落し、75日から200日移動平均線を下回ってしまいました。今週は+500円(+780)以上値上がりし切り返す動きとなったが、2万3000円を上値とするボックス相場の域は脱していません。チャートはペナント型3角持ち合い上放れ待ちです。2万3000円を上回らないとペナント型ボックスも上放れできません。
株価は+500円値上がりしても、下段の25日騰落レシオは85ポイント→95ポイントに戻した程度です。まだボトムゾーンです。25日騰落レシオは100ポイント以上に高くならないと弾みはつきません。2万3000円を上回るには、値上がり銘柄の増加待ちです。来週SQ明けも続伸に期待したい。9月の観察ポイントです。
<NO24・75日線形回帰・短期移動平均線>
標準条件24番・75日線形回帰・短期移動平均線で見ています。前週は75日線形回帰トレンド中心線(22500)を下回って引けました。今週は、中心線を上回れるか確認する動きであったが、大きく反発し上回って始まりました。中心線やや上向き状態の上昇トレンドで、+1μ(22870円)を上回るまで戻してきました。来週反発した時は、+2μ(23180)が上値メドになります。反発しても上げ余地は小さいことがわかるでしょう。
中心線(22550)を下回った場合、-1μ(22200)から-2μ(21900)が下値メドになります。反発か。下ブレか。来週SQ明け相場の上下メドです。9月の観察ポイントです。
トランプ大統領は日本にも課税するか。米中貿易協議どうなる。どう動く世界市場。
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