10月相場入りしました。10月入りも2万4000円に乗せて始まりましたが、3連休を控えていた事もあり、利食い売りに押され、今週は下げて引けましたが、週間で-500円以下の下げ幅は上昇持続です。昨年から為替は114円が円安にフシメになっていた事も、114円台に乗せた事も、利食い売りを誘いました。今夜の米国雇用統計発表内容では、来週は買われて始まるか、売られるか。雇用統計の内容次第か、114円以上の円安なり→株高になりやすい。
株価は2万4000円に乗せましたが、3連休を控えていた事もあって利食い売りは出やすかった。さらに上がるには、利食い売りを消化し、買いが強まらなければ上がれません。しばらく利益確定売りの消化と買いで、伸び悩むか、値上がりできるかが決まってきます。また高値を上放れるとときは買い優勢になったと見ましょう。
安倍首相は3選しました。これから臨時国会が開かれます。3選の意気込みに加え、消費税についてどう述べるのか。株価対策の出口戦略など、景気を悪化させず、期待できるものであれば、株式市場は好感されます。年末に向けて2019年の話も出るかもしれません。場合によっては乱高下する可能性も残ります。
9月末、東証1部銘柄で、6ヶ月移動平均線を上回る銘柄数は1000銘柄以上で引けました。今週は利食い売りに押されて1000銘柄以下に減少しそうです。6ヶ月移動平均線を上回る銘柄数が増加してこなければ、日経平均は上がらない。来週は増加局面を期待したい。
個別株は、機械株などに底入れ感が出てきました。値ガサ株は強い状態を維持しています。日経平均が上がるには、主力株の上昇が欠かせません。また値ガサ株、優良株の上昇も欠かせません。日経平均が値上がりするには、新興市場から主力株に流れは変わらないと動きません。
東証1部銘柄の6ヶ月移動平均線を上回る銘柄数は減少した。1月末1399銘柄(225種163)→2月末920銘柄(225種88)→3月末605銘柄(225種34)→4月末918銘柄(225種110)→5月末740銘柄(225種74)→6月末783銘柄(225種85)→7月末873銘柄(225種97)→8月末688銘柄(225種95)→9月末1093銘柄(225種151)→10月(4)1041銘柄(225種153)と減少したが、全体的にはシッカリしている。引き続き、増加に戻せるか。10月の観察ポイントです。
「107」マザーズ市場(259銘柄)の75日移動平均線を上回る銘柄数は減少する。1月末165銘柄ピークに→2月末117銘柄→3月末105銘柄→4月末84銘柄→5月末101銘柄→6月末81銘柄→7月末80銘柄→8月末97銘柄→9月末127銘柄→10月(5)106銘柄と減少した。増加に戻せるか。10月の観察ポイントです。
「105」JASDAQ市場(727銘柄)の75日移動平均線を上回る銘柄数は減少する。1月末571銘柄→2月末416銘柄→3月末248銘柄→4月末265銘柄→5月(末)266銘柄→6月末236銘柄→7月末234銘柄→8月末258銘柄→9月末326銘柄→10月(5)290銘柄と減少する。増加に戻せるか。10月の観察ポイントです。
東証2部銘柄(502銘柄)の75日移動平均線を上回る銘柄数は減少する。1月末398銘柄→2月末269銘柄→3月末136銘柄→4月末140銘柄→5月(末)181銘柄→6月末181銘柄→7月末174銘柄→8月末177銘柄→9月末200銘柄→10月(5)183銘柄と減少する。増加に戻せるか。10月の観察ポイントです。
東証1部銘柄(2109銘柄)の75日移動平均線を上回る銘柄数は減少する。1月末1239銘柄(225種130)→2月末804銘柄(225種56)→3月末564銘柄(225種35)→4月末1077銘柄(225種134)→5月(末)935銘柄(225種103)→6月末813銘柄(225種90)→7月末886銘柄(225種98)→8月末771銘柄(225種100)→9月末1407銘柄(225種188)→10月(5)1242銘柄(225種169)と減少する。増加に戻せるか。10月の観察ポイントです。
<評価損率 週足チャート>
9月末の評価損率は-8.92%まで改善していました。9月安値(22172円)から約2000円値上がりしました。評価損率は-11.71%→-8.92%の改善だけで、株価は2000円改善しました。今週も2万4400円台まで上げたので、評価損率の数値は改善したと思われます。評価損率は-5%以上は高値警戒ゾーン。-5%から-10%の範囲は高値ゾーン。-15%以下はボトムゾーンです。現在は-10%から-5%の範囲であり、利食い売りは出やすくなっています。
株価上昇が続くには、評価損率の数値改善と共に買い優勢の需給関係が続かないと上がりません。来週連休明けは売り物を消化する買いが続くかがポイントです。利益確定売りが一巡すると上値を取ってくると見ています。13週移動平均線を上回る状態は上昇基調です。週間で-500円以上下げなければ上昇持続です。今後も観察しながらの判断と言えます。10月の観察ポイントです。
<NYダウ 上海総合指数 日足チャート>
「801」NYダウは高値更新を続けています。昨日は200ドル下げましたが、株価水準から見れば小さい下げ幅です。25日移動平均線と75日移動平均線の2線幅は拡大してきました。拡大は強い上昇局面を意味するが、売られやすくなり、調整が接近する事も意味します。引き続き、25日移動平均線を上回る状態は上昇相場は続くでしょう。
「803」NASADAQ指数も高値更新相場を維持してきました。昨日は大きく売られましたが、8000ポイントと高い水準まで上げてきており、乱高下はしやすくなっています。それでも75日移動平均線を上回る状態は上昇基調です。25日移動平均線を上回るまで戻せるか。上昇基調を維持しているので強い状態と言えます。引き続き、75日移動平均線を上回る状態は上昇基調が続くでしょう。調整に転ずるか。10月の観察ポイントです。
<ドル円 元円 日足チャート>
2017年の「850」ドル円相場は114円台に乗せると円高に戻していました。今週は114円台に乗せてきました。2017年と同様に円高に戻されてしまうか。115円→116円と円安に向かうか。今年の上値をフシメを突破できるか。
ドル円相場は、米国債(10年)と連動して動いてきました。米国債(10年)は3%以上と高くなってきました。この金利高に合わせる様に円安に戻しています。今後の米国金利動向に為替動向は左右されます。もう少し円安は続くように見えます。10月の観察ポイントです。
<JASDAQ指数&東証小型株指数>
<JASDAQ指数 日足チャート>
「105」JASDAQ指数は、75日移動平均線を上回ってきました。株価は75日移動平均線を上回ると底入れと判断できます。下回ると下降相場に逆戻りするでしょう。株価は75日移動平均線をキープできるか。もう少しで25日移動平均線と75日移動平均線はGクロスしてくるでしょう。戻せるか。10月の観察ポイントです。
<東証小型株指数 日足チャート>
「122」東証大型株指数は、どの指数より下げていません。9月に一気に200日移動平均線を突破してから高値圏を維持しています。後は1月高値を上回ってくる事を期待したい。大型株が買われ、主力株相場に向かう事を意味します。10月の観察ポイントです。
<日経平均 月足チャート>
月足チャートでは、9月相場は今年1月高値を上回り大陽線で引けました。10月相場入りし、高値更新して始まったが、利益確定売りに押され陰線となりました。チャート的には6ヶ月移動平均線を大きく上回っている状態であり下げたとは言えない範囲です。チャート的には6ヶ月移動平均線(下値支持線)を上回る状態は強い上昇基調です。
引き続き、上値更新が続く事が出来るかどうかを占う年末相場と言えます。まず10月後半からは9月中間決算が出始めます。6ヶ月移動平均線を上回る状態は、好決算が期待されるでしょう。6ヶ月移動平均線(下値支持線)を上回る上昇基調は、年末に向けて、2万4000円→2万5000円→2万6000円と高値更新を期待する相場です。10月の観察ポイントです。
<日経平均 日足チャート>
日足チャートでは、9月SQ週後の上昇転換から一気に2万4000円台に乗せました。10月相場入りも強い状態を維持してきましたが、3連休を控えている事もあり売られました。10日移動平均線は下回らないと見ていましたが、10日移動平均線を下回ってきました。この下げも25日移動平均線を下回らなければ上昇基調は続きます。
25日移動平均線を維持するか、9月中旬に付けた大陽線と翌日とのマド空けが下値支持線になります。この2万3800円のマドを上回っている状態は強い状態であり上昇基調です。下げた場合でも、このマドまでと見る下値メドです。
下段の25日騰落レシオは105ポイントまで下げてきました。短期間に値下がり銘柄数が増加した事を意味します。押し目形成とみる数値となりそうです。騰落レシオは下げても、株価的には25日移動平均線を上回る状態は上昇基調で強い状態です。10月の観察ポイントです。
<NO24・75日線形回帰・短期移動平均線>
標準条件24番・75日線形回帰・短期移動平均線で見ています。75日線形回帰トレンドは上向きに転じ、前週より上向き度の幅は大きくなったが、株価は+1μを下回るまで売られてしまいました。次は中心線(23500)が下値支持線になります。
株価が戻した時の上値メドは+1μ(24130)→+2μ(24770)になります。75日線形回帰トレンドの傾きが大きくなる事は値動きが大きくなる事を意味しますが、上値メド+2μ(24770)で下値メド・中心線(23500)の幅で推移しそうです。10月の観察ポイントです。
今夜の雇用統計発表でどう動くか。為替は円安に動くか。米金利の上昇は続くか。どう動く世界市場。
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