米国市場は、利上げ余地を理由に、NYダウが大幅下落しました。日経先物も大幅安となり、本日の日経平均は-1000円以上の大幅安となり、9月の上げ幅を帳消しにする下げ幅となりました。日経平均は、NYダウに連動して上げてきただけに、今後のNYダウの動きに連動します。下ブレの心配は残ります。
アメリカ経済は、減税政策などから好調で、好調を背景にNYダウは上昇してきました。景気を良くするために、減税をしたのに、FRBは経済好調を理由に利上げしました。さらに残す年内も利上げしようとしている。利上げは企業業績に悪影響をあたえるとして株価は売られました。FRBは利上げできなくなるかもしれません。トランプ大統領は中間選挙を控えており、早めに手を打ってくる可能性は残るでしょう。
本日の日経平均は-3%以上下落しました。1日で3%以上の下落は下降転換と見る下げ幅です。また週間で-500円(-916円)以上、下落しており、週間の下げ幅でも下降転換と判断する下げ幅です。今日の状態は上昇トレンドは維持しているものの、世界の株式市場、NYダウ、中国動向を見ても、波乱要因は払拭されたとは言えません。米国株式市場の上昇転換、下げ止まり確認ができるまで様子見となります。
個別株は、主力株は総じて売られ、チャートは崩れてしまった。いったん投げ売られ、投げ売りが出尽くすと、短期的には需給改善から買い戻しが加わり、大幅なリバウンドは期待できますが、リバウンドが終われば、また戻り売られる心配は残ります。こちらも米国市場に連動します。
株式市場へのテコ入れは考えられますが、米国市場が落ち着かないことには買いは入りにくいでしょう。株式市場へテコ入れする時は、日経平均へ寄与率の高い株から買われます。今夜のNY市場の動きを待って、来週は買われるか、売られるかが決まりそうです。9月の上昇ムードは消し去ってしまったので、株価の回復には日柄がかかりそうです。
<NO24・75日線形回帰・短期移動平均線>
標準条件24番・75日線形回帰・短期移動平均線で見ています。75日線形回帰トレンドは上向きです。この状態で一気に-2μまで売られました。9月のボトム近くまで売られており、9月の上昇は消し去ってしまったが、短期的にはボトム圏まで下げたように見えます。
株価が-2μで下げ止まれば、-1μ(22900)→中心線(23550)→+1μ(24200)の戻りとなります。さらに売られた場合、-2μ(22200)を下回る心配は残るでしょう。明日週末のため、買いは見送られる可能性もあります。先ずは下げ止まりを確認したい。
今夜のNY市場はどう動くか。NY市場の落ち着きを待ちたい。
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