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陰転ナスダック
日経平均は15日22271円へ急落し、そのあとは17日22959円高値→19日22212円安値という乱高下ぶり。短期間に8.9%(高値から2187円)も急落したのだから、しばらく荒い展開になるのは仕方ない、そして、このような展開になると底打ちがどこになるかを探るのも難しくなる。チャートの好転、もしくはセーリングクライマックスを待つなど、相場に聞くことになる。
日本株のカギを握るのは外国人であり、外国人は米国株の動向がカギを握る。そこで気になるのはナスダックだ。日足の一目均衡表をみると、日経平均とNYダウが雲で下げ止まっているのに対し、ナスダックは遅行線を含め大きく雲を割り込んでいる。明確な陰転だ。16日の急反発も遅行線が雲下限(7643)で頭を叩かれており、流れは芳しくない。
日経平均日足
NYダウ日足
ナスダック日足
週足は日経平均、NY、ナスダックとも52週線が下支えとなり、いまのところ上昇基調は維持している。リーマンショックから10年、米国株は三段上げで大きく高値を更新してきたが、今年になり勢い鈍化、上値の重さが目立つようになってきた。そんな状況での日足陰転は、これまでとは異なる調整と認識しておく必要あるだろう。
ナスダックに足を引っ張られるように日経平均、NYダウが雲下限(遅行線を含め)割り込むことになれば、同時株安を一段と強めることになる。上半期決算がこれから注目されるが、そのほか臨時国会(10/24)、日銀決定会合(10/31)、米中間選挙(11/6)など話題になるタイムスケジュールも目白押しだ。ただ、イイとこ取りで上げてきた昨年までと違い、最近は良いものが出ても「ピークアウト懸念」でネガティブ反応するものも出てきた。ここはやはり、日足チャートの好転を待つのが賢明と思われる。
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