今週は半値戻りの戻りメド2万2500円で押し戻された形です。また週間で-500円以上下落したので、再下落に転じたと見る動きです。再下落に転ずると、前回の安値(2万1000円)を下回る心配が出てきたと見ておく必要があります。前回の安値前後で下げ止まるか、下回るまで売られるか。月末に向けた観察ポイントです。
9月中間決算は出揃いつつあります。業績上方修正した株、材料が出た株などは買われています。主力株は下げ止まり確認出来ない間は、日経平均も下げ止まり確認はできません。下げ止まり確認が出来なければ、年末に向けて下ブレの心配は続くか残ります。短期で反発に転ずる時は、NYダウの切り返し、株価対策の発表など、相場環境の変化が必要と感じられます。
NYダウは2万6000ドル台まで戻した後、再下落に転じた様な動きです。NYダウが不安定な状況では、まず外国人投資家は持ち高調整に動くため、株価が高くなれば処分売りがでるため、上値は伸びなくなり、だんだん上値は切り下がってきます。徐々にそんな動きになりそうな雲行きです。
NASDAQ指数、200日移動平均線(12ヶ月移動平均線)を下回り、NYダウより先に崩れ始めてきた様に見えます。このままNASDAQ指数が崩れるならば、NYダウ指数も遅れて崩れてくると見ておく必要があります。国内指数より、海外指数から売られそうです。
今週も週間で-500円以上下落した事で、再下落に転じた可能性は高くなったと言えそうです。下げ止まり確認は、再度週間で+500円以上の反発があるまで出来ません。この動きを見ても、しばらく戻り売り相場は続くと見ておく必要があります。
今週の東証1部銘柄で、6ヶ月移動平均線を上回る銘柄数は再下落に転じた。1月末1399銘柄(225種163)→2月末920銘柄(225種88)→3月末605銘柄(225種34)→4月末918銘柄(225種110)→5月末740銘柄(225種74)→6月末783銘柄(225種85)→7月末873銘柄(225種97)→8月末688銘柄(225種95)→9月末1093銘柄(225種151)→10月末347銘柄(225種56)→11月(1)318銘柄(225種48)→11月(8)519銘柄(225種77)→11月(15)430銘柄(225種61)と大幅下落した時の水準まで減少した。また戻り売りに転じたか。11月の観察ポイントです。
「107」マザーズ市場(259銘柄)の75日移動平均線を上回る銘柄数も減少に転ずる。1月末165銘柄ピークに→2月末117銘柄→3月末105銘柄→4月末84銘柄→5月末101銘柄→6月末81銘柄→7月末80銘柄→8月末97銘柄→9月末127銘柄→10月末50銘柄→11月(2)59銘柄→11月(9)73銘柄→11月(16)50銘柄と減少に転ずる。弱気相場続く。11月の観察ポイントです。
「105」JASDAQ市場(727銘柄)の75日移動平均線を上回る銘柄数も減少に転ずる。1月末571銘柄→2月末416銘柄→3月末248銘柄→4月末265銘柄→5月(末)266銘柄→6月末236銘柄→7月末234銘柄→8月末258銘柄→9月末326銘柄→10月末136銘柄→11月(2)171銘柄→11月(9)199銘柄→11月(16)134銘柄と減少に転ずる。戻り売り相場続く。11月の観察ポイントです。
東証2部銘柄(502銘柄)の75日移動平均線を上回る銘柄数も減少に転ずる。1月末398銘柄→2月末269銘柄→3月末136銘柄→4月末140銘柄→5月(末)181銘柄→6月末181銘柄→7月末174銘柄→8月末177銘柄→9月末200銘柄→10月末84銘柄→11月(2)103銘柄→11月(9)132銘柄→11月(16)92銘柄と減少する。戻り売り相場に転じたか。11月の観察ポイントです。
東証1部銘柄(2109銘柄)の75日移動平均線上回る銘柄数も減少に転ずる。1月末1239銘柄(225種130)→2月末804銘柄(225種56)→3月末564銘柄(225種35)→4月末1077銘柄(225種134)→5月(末)935銘柄(225種103)→6月末813銘柄(225種90)→7月末886銘柄(225種98)→8月末771銘柄(225種100)→9月末1407銘柄(225種188)→10月末404銘柄(225種52)→11月(2)470銘柄(225種65)→11月(9)704銘柄(225種91)→11月(16)511銘柄(225種71)と減少に転ずる。弱気相場に転じたか。11月の観察ポイントです。
<NYダウ NASADAQ指数 月足チャート>
「801」NYダウは、11月前週までは大陽線で切り返したが、再度売られて上ヒゲ線となりました。また12ヶ月移動平均線まで下げてきました。10月の下げの半値以上戻した後、売られた動きは弱い動きと判断されるでしょう。11月相場は12ヶ月移動平均線を上回った状態で引ければ、上昇基調に戻したと言えます。12ヶ月移動平均線を下回れば下降転換する。今年は12ヶ月移動平均線を上回って引けるか。
「803」NASADAQ指数も、再度12ヶ月移動平均線を下回ってきました。11月相場は12ヶ月移動平均線を下回る状態では下降相場に向かうでしょう。12ヶ月移動平均線を上回るまで戻し、年末高で終われるか。今年は下げ相場に転じて終わるか。年末に向けた観察ポイントです。
<ドル円 日足チャート>
114円まで円安に戻したところで円高に戻されています。昨年以降、114円以上の円安に進んでいない事もあり、114円はフシメになっています。114円以上の円安なら、株価は戻しそうですが、114円以上の円安の可能性は薄い様に見えます。
チャート的には、200日移動平均線を75日移動平均線は上回り、75日移動平均線を25日移動平均線は上回る円安状態を維持し、推移は続いています。ドル円は25日移動平均線を上回る円安は維持しています。再度113円から114円の円安を維持しそうです。11月の観察ポイントです。
<JASDAQ指数&東証小型株指数>
<JASDAQ指数 月足チャート>
「105」JASDAQ指数は戻り弱く、6ヶ月移動平均線は12ヶ月移動平均線を下回る状態が続いています。10月は大陰線、11月も小陰線です。戻り弱く、再下落から安値更新しそうです。先ずは10月安値はキープできるか。下回ってしまうか。下げ相場は強まる動きか。新興市場相場は弱い状態と言うことが分かります。
<東証大型株指数 月足チャート>
「124」東証小型株指数も6ヶ月移動平均線は12ヶ月移動平均線を下回る状態で、戻り売りの動きです。10月は大陰線を切り返せる様な動きはありません。大陰線の半値以上戻せなければ戻り売りの弱い動きです。6ヶ月移動平均線を下回る動きは下降基調続く。小型株相場は終わったか。11月の観察ポイントです。
<日経平均 月足チャート>
月足チャートでも、6ヶ月移動平均線から12ヶ月移動平均線で戻り売りに転じました。今まで下値支持線であった12ヶ月移動平均線を下回ってから、上値抵抗線になりました。また12ヶ月移動平均線を上回れない事には上昇相場に戻しません。大陰線の半値戻りが確認できない状態は、戻り売り相場は続きます。
月足チャートでは、12ヶ月移動平均線を下回る状態は、年明け3月くらいまで調整局面は続くと見ています。まずは6ヶ月移動平均線を上回るまで相場回復を待たなければなりません。11月の観察ポイントです。
<日経平均 日足チャート>
日足チャートでは、200日移動平均線(22380円)を上回る半値戻りまで戻したとろで戻り売られてしまいました。戻り売り相場に転じた事を意味します。先ずは25日移動平均線を上回る確認が出来ない状態は、下げ止まり確認はできてない事を意味します。
再度、10日から25日移動平均線を下回った事で戻り売りに転じました。再度10日から25日移動平均線が上回れるまで、下げ止まり確認はできません。来週も戻り売りから売られそうです。まず10日から25日移動平均線を上回れなければ、下げ止まり反発に転じません。11月の観察ポイントです。
<NO24・75日線形回帰・短期移動平均線>
標準条件24番・75日線形回帰・短期移動平均線で見ています。前週は中心線まで戻したところで戻り売られました。75日線形回帰トレンドは、↓やや下向き状態です。中心線から売られたので、また-2μ前後を下値メドと見る動きです。
来週は中心線(22370円)まで戻すか、-2μ(20900円)に向けて売られるか。線形回帰トレンドが下向きの状態は、まだ上値にシコリは強い事を意味します。戻り売り相場は続く。先ずは下げ止まり確認から。11月の観察ポイントです。
米中間選挙は終わり、米国目指す不法移民どうなる。米中貿易協議は長期化か。それまでNYダウは弱いか。為替は円安に動くか。どう動く世界市場。
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