今週は再度反落に転じました。G20の米中会談で追加関税延期となり、月曜日は反発したものの、火曜日よりイッテコイの売りに転じました。木曜日は中国ファーウェイ(通信機器会社)幹部拘束のニュースの米中関係悪化懸念から売られました。日本政府も中国ファーウェイ(通信機器会社)を排除する方針を発表しました。
再度週間で-500円以上下落したので、下降転換したと判断されます。来週は12月SQ週です。今週の下げは来週SQの前倒しの下げの感もありますが、中国の報復も考えられるので荒れる心配も残るでしょう。今週でSQ前倒しの下げとなったなら、来週は大きく崩れにくい様に見えます。中国の日本への報復はあるか。
月足チャートでは、10月に続き、12月1週目で高安-1300円以上の大陰線となりました。これだけの下げ幅を回復できる様にも見えにくいでしょう。多少戻しても12ヶ月移動平均線を下回る下降基調ですから、来年1月も下落で始まる心配は強まる形です。
NYダウの乱高下の影響は大きい。まだ崩れたと言う形までには見えないが、NASDAQ指数は日経平均に近い形の下げパターンとなっています。NYダウ、NASDAQ指数が崩れたなら、日経平均への影響は大きいと言えます。今後も米国市場が不安定な乱高下を続けるなら、その影響は続くでしょう。
NYダウ、NASDAQ指数など、米国市場の影響から売られる時は、日本市場は主力株が総崩れの心配があります。資金シフトは小型株、新興市場など、日経平均の影響を受けない個別物色相場となります。東証1部主力株の多くは下降相場に転じており、下げ止まりを確認できるまで様子見する必要があります。チャート的には75日移動平均線を下回る間は下げ相場と見なします。
東証1部銘柄で6ヶ月移動平均線を上回る銘柄数が800銘柄以上に増加しなければ、相場は下げ止まったと見る事はできません。前週は値上がりした事から少し回復は見せたものの、今週の下落では上回る銘柄数は大きく減少しました。それでも、まだ中途半端なところにあり、しばらく調整局面は続くと見ておかなければならない様です。
日経平均は週間で-500円以上値下がりして引けたので、再下落に転じたか、ボックスの範囲で上下する動きか。どちらかに見えます。
今週は上値抵抗線22500円を上回ったところで戻り売りが待っていました。東証1部銘柄で6ヶ月移動平均線を上回る銘柄数は500銘柄以下まで減少しました。先ず下げ止まりの確認まで待ちたい。日足チャートでは、25日移動平均線を下回り売り転換しました。再度25日移動平均線を上回らなければ下げ止まり確認は出来ません。
12月19日にソフトバンク(子会社)が上場します。アッという間に2.6兆円の資金調達は達成されたそうです。人気あるんですね。12月SQが終わっても、12月19日の大型上場まで、相場は持たせようとするか。市場から2.6兆円の資金調達の後は売られるか。このあたりも観察ポイントでしょう。
今週の東証1部銘柄で、6ヶ月移動平均線を上回る銘柄数は大幅減少に転ずる。9月末1093銘柄(225種151)をピークに売られ、10月末347銘柄(225種56)→11月末589銘柄(225種73)→12月(6)379銘柄(225種46)と大きく減少した。再度戻り売りに転じた。年末に800銘柄以上に戻せるか。減少は続くか。観察ポイントです。
「107」マザーズ市場(266銘柄)の75日移動平均線を上回る銘柄数は減少する。1月末165銘柄ピークに→9月末127銘柄→10月末50銘柄→11月末84銘柄→12月(7)71銘柄と減少する。まだ弱気相場の範囲で推移続く。年末に向けた観察ポイントです。
「105」JASDAQ市場(727銘柄)の75日移動平均線を上回る銘柄数は減少し、弱気続く。1月末571銘柄をピークに9月末326銘柄→10月末136銘柄11月末198銘柄→12月(7)188銘柄と減少する。弱気相場に戻る。年末に向けた観察ポイントです。
東証2部銘柄(496銘柄)の75日移動平均線を上回る銘柄数も減少し、弱気続く。1月末398銘柄をピークに弱き相場続く。9月末200銘柄→10月末84銘柄→11月末140銘柄→12月(7)111銘柄と減少する。下げ相場続く。年末に向けた観察ポイントです。
東証1部銘柄(2126銘柄)の75日移動平均線上回る銘柄数も減少する。1月末1239銘柄(225種130)を9月末1407銘柄(225種188)が上回ってピークを付け。10月末404銘柄(225種52)→11月末816銘柄(225種92)12月(7)522銘柄(225種60)と減少する。減少は続くか、増加に戻せるか。年末に向けた観察ポイントです。
<NYダウ NASADAQ指数 月足チャート>
12月入りから「801」NYダウは大幅に売られました。G20の米中会談など嫌気して売られました。再度12ヶ月移動平均線を下回る大幅陰線となりました。引き続き、12ヶ月移動平均線から下放れると下降相場に転ずるでしょう。12ヶ月移動平均線を上回れば、上昇相場に戻す戻り売りか、上昇維持か。年末に向けた観察ポイントです。
「803」NASADAQ指数も、12月入りから大幅下落し大陰線となりました。12ヶ月移動平均線から下放れた形になっています。12ヶ月移動平均線から下放れる相場が続くなら、12月は調整局面か下降相場に転ずる心配は残るでしょう。12ヶ月移動平均線を上回れるか。下回って引けるか。年末に向けた観察ポイントです。
<ドル円 日足チャート>
今週はNY市場の下落を受け、112円まで円高となりました。75日移動平均線はキープしたものの、114円に接近すると円高に戻されています。年末に向けて円高相場となるなら株式市場は売られてしまうでしょう。75日移動平均線をキープできれば、株式市場は売られにくいです。
チャート的には、200日移動平均線を75日移動平均線は上回り、75日移動平均線を25日移動平均線は上回る円安状態は維持しています。ドル円相場は25日移動平均線を下回り、75日移動平均線まで円高となった形です。75日移動平均線を下回る円高に向かうか。円安を維持できるか。75日移動平均線をキープできるか。年末に向けた観察ポイントです。
<JASDAQ指数&東証小型株指数>
<JASDAQ指数 月足チャート>
「105」JASDAQ指数は、12月入りから売られて始まりました。下降相場の流れは変わっていないから売られたとも言えます。売り転換してから12ヶ月移動平均線を下回り、6ヶ月移動平均線を上値抵抗線に下げ基調は続いています。戻りが弱ければ、ジリジリ売られる下げ相場は続くでしょう。しばらく弱気相場は続きそうです。
<東証大型株指数 月足チャート>
「124」東証小型株指数も、12月入りから大幅に売られています。再度下降戻り売りパターンが強まった状態です。月足では6ヶ月移動平均線(上値抵抗線)を上値メドとする下げ相場は続くと見る動きです。小型株相場は下降相場が続くでしょう。年末に向けた観察ポイントです。
<日経平均 月足チャート>
12月相場はスタートしたものの、月足チャートでは、12ヶ月移動平均線を上値抵抗線に大陰線で始まる大幅な下げとなりました。6ヶ月移動平均線と12ヶ月移動平均線の2線を上値抵抗線に下降相場となっています。しばらく12ヶ月移動平均線が上値抵抗線の戻り売り相場は続くと見る動きです。
月足チャートでは、大陰線から12ヶ月移動平均線を下回る下降局面です。12ヶ月移動平均線を上回らなければ上昇基調に戻せず、下げ相場は続きます。まず6ヶ月移動平均線から12ヶ月移動平均線の回復待ちとなります。年末から年明けに向けた観察ポイントです。
<日経平均 日足チャート>
今週は週間で-500円以上下値下がりしました。75日移動平均線まで戻ったところから売られた形です。上値には戻り売りが多い事がわかります。日足チャートでは、200日移動平均線(22300円)、75日移動平均線(22500円)を上値抵抗線する状態に変わりありません。200日移動平均線までリバウンドしたが、75日移動平均線(上値抵抗線)を上回らなければ戻り売られると見ます。
75日移動平均線にワンタッチした後、一気に売られました。上値の戻り売りは強烈だった事がわかります。年末を控えて、戻れば売りたい人が多い事もわかります。当面下値は2万1000円前後と見ていますが、売り圧力が強いので下回る心配もあります。中国の報復から売られるか。ソフトバンク上場を控え2万1000円はキープできるか。下回り下降相場は強まるか。年末に向けた観察ポイントです。
<NO24・75日線形回帰・短期移動平均線>
標準条件24番・75日線形回帰・短期移動平均線で見ています。75日線形回帰トレンドは下向き状態です。前週は中心線を上回り、上値メド(+1μ22800)まで戻したところで売られました。再度中心線を下回ったので、-1μ(21100円)→-2μ(20350円)が下値メドになります。
全体的に下向き(傾き度)は強まっています。中心線を下回ってきたので、強い売り転換したと言えます。まず上値メド中心線(21900円)を上回る戻りはあるか。売られても下値メド-1μ(21100円)までか。下回ると-2μ(20350円)となります。来週の観察ポイントです。
米中会談は改善するのか。ファーウェイ排除の中国の報復あるか。ドル円相場は円安維持できるか。NYダウ売られてしまうか。どう動く世界市場。
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