今週は今年最後のSQ週でした。前週は大幅安となりましたが、下値2万1000円は意識された。2万1800円(25日移動平均線)まで戻した後、金曜日(本日)SQ明けから一気に売られました。少しでも戻ると上値に売り物が多いことが分かります。来週はソフトバンクが上場します。2.6兆円の資金調達は、アッという間に集まったと言うのですから、強い人気に支えられている事が伝わります。市場では年内の大きなイベントと言えるでしょう。
米中貿易協議は、年明け1月に持ち越しされました。ソフトバンク上場後は、米中協議の話題や、ファーウェイの報復、外国人投資家はクリスマス休暇に入りますから、問題前に一先ず売っておけとなったのでしょう。昨年引け値は22764円(現在-1400円)です。年末どこまで戻して引けるか、また2万1000円はキープして引けるか。このあたりが意識されそうです。
今週の東証1部銘柄で6ヶ月移動平均線を上回る銘柄数は、一時300銘柄以下に減少しました。ここまで減少したので、株価は買い戻され反発しました。売られ過ぎのリバウンドの戻りでした。週末(本日)売られたのも、リバウンドは買い戻しが一巡した事から売られたと言えます。やはり買い戻しの反発は長続きしなかった。来週もまた戻れば売られてしまうでしょう。来週どこまで戻せるか。
来週はソフトバンク上場が終われば、大きなイベント終了から、ある程度まで戻すと上値は重くなると見ておく必要があります。まだ大した戻りは続かないだろうと見ています。その後はクリスマスを控え、外国人投資家は休暇となります。外国人投資家抜きで上昇は続くか、売られるか、現状維持か。昨年引け値は大きなフシメです。
月足では12ヶ月移動平均線(1年平均)を下回る調整局面、下降ボックスの状態です。12ヶ月移動平均線を下回る状態は下降ボックス相場の戻り売り相場は続くと見ます。年末に向け、下降ボックス相場で引けるなら、年明け以降、戻り売り相場は続くと見ておかなければなりません。
全体的には、売られ過ぎが続くと、何れ底入れに向かう動きとなります。または6ヶ月移動平均線を上回る銘柄数の増加が基調転換を表します。6ヶ月移動平均線を上回る銘柄数が、大して増加しない間は戻り売り相場は続くと見ておく必要があります。800銘柄以上の増加から基調転換してくるでしょう。
今週の東証1部銘柄で、6ヶ月移動平均線を上回る銘柄数は弱気相場は変わらず。9月末1093銘柄(225種151)をピークに売られ。10月末347銘柄(225種56)→11月末589銘柄(225種73)→12月(6)379銘柄(225種46)→12月(13)370銘柄(225種54)と弱気相場続く状態です。年末に800銘柄以上に戻せるか。観察ポイントです。
「107」マザーズ市場(268銘柄)の75日移動平均線を上回る銘柄数の減少は続く。1月末165銘柄ピークに→9月末127銘柄→10月末50銘柄→11月末84銘柄→12月(7)71銘柄→12月(14)59銘柄と減少する。まだ弱気相場の範囲で推移続く。年末に向けた観察ポイントです。
「105」JASDAQ市場(727銘柄)の75日移動平均線を上回る銘柄数の減少は続く。1月末571銘柄をピークに9月末326銘柄→10月末136銘柄11月末198銘柄→12月(7)188銘柄→12月(14)144銘柄と減少する。弱気相場続く。年末に向けた観察ポイントです。
東証2部銘柄(492銘柄)の75日移動平均線を上回る銘柄数の減少続く。1月末398銘柄をピークに弱き相場続く。9月末200銘柄→10月末84銘柄→11月末140銘柄→12月(7)111銘柄→12月(14)81銘柄と減少続く。下げ相場続く。年末に向けた観察ポイントです。
東証1部銘柄(2131銘柄)の75日移動平均線上回る銘柄数も減少する。1月末1239銘柄(225種130)を9月末1407銘柄(225種188)が上回ってピークを付け。10月末404銘柄(225種52)→11月末816銘柄(225種92)→12月(7)522銘柄(225種60)→12月(14)383銘柄(225種50)と減少続く。増加に戻せるか。年末に向けた観察ポイントです。
<NYダウ NASADAQ指数 月足チャート>
12月の「801」NYダウは-1000ドル安まで売られ悪化が続いています。12ヶ月移動平均線を大陰線で大きく下回ってきました。日経平均と同じ様になってきました。引き続き、12ヶ月移動平均線から下放れる動きは下降相場と判断されます。12ヶ月移動平均線を下回る状態は下降相場に向かうでしょう。戻り売り相場は続くか。上昇に転ずるか。年末に向けた観察ポイントです。
「803」NASADAQ指数も悪化続く。NYダウと同様に12ヶ月移動平均線を大陰線で下回っています。12ヶ月移動平均線から下回る相場は下降相場に向かうでしょう。または調整局面となります。12ヶ月移動平均線を下回る状態は下降相場続く。上回れるか。年末に向けた観察ポイントです。
<ドル円 日足チャート>
ドル円相場は小幅レンジで推移続く。112円から114円で上値を切り下げる小幅なボックスを続けています。75日移動平均線はキープしているものの、上値は切り下げています。114円に接近すると112円台の円高に戻されています。75日移動平均線をキープする状態なら株式市場は売られにくいでしょう。
チャート的には、200日移動平均線を75日移動平均線は上回り、75日移動平均線を25日移動平均線は上回る円安状態の維持は続くでしょう。ドル円相場は25日移動平均線を上回る動きから75日移動平均線までボックス相場となっています。75日移動平均線を下回る円高に向かうか。25日移動平均線を上回る円安維持か。上値切り下げる中で、75日移動平均線をキープできるか。年末に向けた観察ポイントです。
<JASDAQ指数&東証小型株指数>
<JASDAQ指数 月足チャート>
「105」JASDAQ指数は、12月も売られ続けて下降相場は強まっている。調整局面は深まるか。しばらく6ヶ月から12ヶ月移動平均線を下回る下降基調は続きそうです。まず6ヶ月移動平均線(上値抵抗線)を上回らなければ、下げ止まり確認は出来ません。しばらく弱気相場は続きそうです。
<東証大型株指数 月足チャート>
「124」東証小型株指数も大陰線となっています。下げ局面は強まる動きとなっています。月足では6ヶ月移動平均線(上値抵抗線)を上回れず下げ相場は続く動きです。6ヶ月移動平均線を上回れなければ下げ止まり確認はできません。小型株相場は下降相場は続く。年末に向けた観察ポイントです。
<日経平均 月足チャート>
月足チャートでは、12ヶ月移動平均線(上値抵抗線)から売られ大陰線となっています。大幅な陰線は、余程の好材料が出ない限り、切り返せるものではありません。引き続き、6ヶ月移動平均線と12ヶ月移動平均線の2線を下回る状態は下降相場は続きます。しばらく12ヶ月移動平均線(上値抵抗線)で戻り売り相場は続くと見る動きです。
月足チャートでは、大陰線で12ヶ月移動平均線を下回る下降局面です。12ヶ月移動平均線を上回れない戻り売りとなっています。まず6ヶ月移動平均線から12ヶ月移動平均線を上回れなければ戻り売り相場は続きます。年末から年明けに向けた観察ポイントです。
<日経平均 日足チャート>
今週は週間で-500円以上下値下がりしたところから切り返しました。25日移動平均線まで戻したところで一気に売られました。上値は上値抵抗線まで戻すと売られる事は、上値に売り物が多く控えている事が分かります。日足チャートでは、200日移動平均線(22300円)、75日移動平均線(22500円)を上値抵抗線する状態に変わりありません。25日移動平均線まで戻した後、一気に売られた事は弱い事を示す相場です。
25日移動平均線以上に戻したとしても、上値には200日移動平均線、75日移動平均線(上値抵抗線)が控えています。25日移動平均線を上回り維持できれば反発に転じますが、上回れなければ戻り売られます。上値には戻り売りを控えた上値抵抗線があり。年末に向けて、どこまで戻せるか。下値は2万1000円前後はキープできるか。年末に向けた観察ポイントです。
<NO24・75日線形回帰・短期移動平均線>
標準条件24番・75日線形回帰・短期移動平均線で見ています。75日線形回帰トレンドは下向き状態です。今週も中心線を上回り25日移動平均線まで戻したところで売られました。来週はソフトバンク上場後祝儀から上値メド(+1μ22360)を試すか。再度中心線(21530円)を下回ったので、-1μ(20700円)→-2μ(19850円)と下値メドは下がります。
全体的に下向き(傾き度)は強まっています。中心線を上回っても、上値メドは切り下がります。まず中心線を上回る状態を維持できなければ売られます。来週上値メド、25日移動平均線(21800円)→+1μ(22360円)。下値は-1μ(20700円)の攻防戦です。来週の観察ポイントです。
米中会談どうなる。世界はファーウェイ排除に動き出すか。中国から日本も制裁受けるか。ドル円相場は円安維持できるか。NYダウ戻り売られてしまうか。どう動く世界市場。
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