米国市場の上昇と円安を追い風に、今週も続伸しました。2週連続の上昇となり、25日移動平均線を上回ってきました。25日移動平均線を上回ったので、75日移動平均線に向けもう一段高を期待したい。25日移動平均線を下回ると戻り売りの心配はあります。25日移動平均線を上回ったので、次は13週移動平均線(2万1250円)→75日移動平均線(2万2000円)の順に上値抵抗線を突破できれば、目先戻り達成感が強くなってきます。
12月安値18948円を底値とし、13週移動平均線(2万1250円)から75日移動平均線(2万2000円)を上値抵抗線とするボックス相場(戻り相場)の上昇は続くと見ています。25日騰落レシオは、まだ85ポイントと上げ余地を残しています。また75日カイリ率から見ても売られ過ぎた状態にあります。この様な状況からリバウンド局面は続いています。12月に1万9000円割れまで急落した後であり、しばらく大きく売られない(米中次第ですが)と見ています。
相場格言の「節分天井・彼岸底」。ボックス相場になったとき、騰落レシオ、カイリ率などの数値を見ながら、2月上旬に向け、株価の戻りが良く、75日移動平均線に近づくと利食い売りに押される可能性はあります。彼岸底は2番底になる可能性はあります。全体的には売られ過ぎた株、底入れした株の戻りは続きます。
日経平均は、高くなると上げ幅を縮小したり、売られたりしますが、個別株で売られ過ぎたものは、しばらく買われます。その傾向が表れるのが、75日移動平均線を上回る銘柄数です。1月に入ってから、少しずつではありますが、75日移動平均線を上回る銘柄数は増加しています。その流れから6ヶ月移動平均線を上回る銘柄数も増加してくると見ています。
大幅に売られ過ぎた銘柄が増加しました。大幅に売られた株は上値にシコリを残している動きから、あまりV字回復はしません。空売りが増加した売り残の多い株は、買い戻しが加わると強い戻りをする時はありますが、全体的には中期投資狙いと見てください。
今週の東証1部銘柄で6ヶ月移動平均線を上回る銘柄数は、底値ゾーンの水準から増加が続いています。9月末1093銘柄(225種151)をピークに売られ。10月末347銘柄(225種56)→11月末589銘柄(225種73)→12月末129銘柄(225種17)→1月(10)179銘柄(225種31)1月(17)227銘柄(225種38)と増加しています。引き続き増加は続くか。来週の観察ポイントです。
今週の「107」マザーズ市場(275銘柄)の75日移動平均線を上回る銘柄数は増加している。9月末127銘柄→10月末50銘柄→11月末84銘柄→12月末27銘柄→1月(11)51銘柄→1月(18)74銘柄と前週より増加する。増加は続くか。今後の観察ポイントです。
今週の「105」JASDAQ市場(727銘柄)の75日移動平均線を上回る銘柄数も増加する。9月末326銘柄→10月末136銘柄11月末198銘柄→12月末65銘柄→1月(11)103銘柄→1月(18)152銘柄と増加している。増加は続くか。今後の観察ポイントです。
今週の東証2部銘柄(493銘柄)の75日移動平均線を上回る銘柄数も増加する。9月末200銘柄→10月末84銘柄→11月末140銘柄→12月末39銘柄→1月(11)53銘柄→1月(18)79銘柄と増加する。増加は続くか。今後の観察ポイントです。
今週の東証1部銘柄(2135銘柄)の75日移動平均線上回る銘柄数はボトム水準から始まる。9月末1407銘柄(225種188)が上回ってピークを付け。10月末404銘柄(225種52)→11月末816銘柄(225種92)→12月末145銘柄(225種15)→1月(11)197銘柄(225種31)→1月(18)303銘柄(225種48)と増加する。増加は続くか。今後の観察ポイントです。
<NYダウ NASADAQ指数 月足チャート>
1月の「801」NYダウは強い戻りを見せています。短期間に12月(高値25980・安値21712)の半値(23846)以上に戻しています。これを見ても1月に戻りが強いことが分かります。12ヶ月移動平均線(24830ドル)までの戻りは早まるか。その後は上回れるか。戻り売られるか。あと500ドル以上戻してくると戻り高値感がでそうです。来週の観察ポイントです。
1月の「803」NASADAQ指数もNYダウに連動し、大きく戻しています。こちらも12月(高値7486・安値6190)の半値(6838)以上に戻しています。NYダウと同じく、12ヶ月移動平均線(7370)まで戻してくると戻り達成感が出てきます。あと300ポイント値上がりしてくると戻り高値感が出てきます。その後は12ヶ月移動平均線を上回ってくるか。来週の観察ポイントです。
<ドル円 日足チャート>
年明け、薄商いを狙われて、たった1分の間に104円まで円高にもっていかれました。FX投資では大きな損失に。75日ボリンジャーバンド-3Σを下回る円高となりました。徐々に円安に戻り-3Σ→-2Σまで円安に戻しています。また10日移動平均線を上回るまで戻しています。10日移動平均線を上回ってきので、25日移動平均線(110円)か-1Σあたりまで円安に戻すでしょう。
ボリンジャーバンド-3Σ以下の円高から-2Σまで円安に戻し、10日移動平均線を上回ってきました。また-2Σ以内に戻すと、-1Σまで円安に戻してきます。円安に戻す動きは株高を意味します。戻りが弱いと円高に振れる心配は残ります。-2Σ→-1Σ以上に戻せるか。来週の観察ポイントです。
<JASDAQ指数&東証小型株指数>
<JASDAQ指数 月足チャート>
1月の「105」JASDAQ指数は、まだ戻り幅は小さいが陽線幅を伸ばしています。1月残す日柄でどこまで陽線幅を大きく戻すか。当面の戻りメドは6ヶ月移動平均線(上値抵抗線・3550)です。このあたりまで戻してくると、利食い売りに押されやすい。上昇は続くか。来週の観察ポイントです。
<東証大型株指数 月足チャート>
1月の「124」東証小型株指数も小幅陽線となり戻りしています。60ヶ月移動平均線(5年平均・下値支持線)から反発している動きです。60ヶ月移動平均線を上回っている状態は、底値からの立ち上がりと見ることができます。来週も陽線幅を伸ばせるか。来週の観察ポイントです。
<日経平均 月足チャート>
月足チャートでは、1月は60ヶ月移動平均線(下値支持線・底値ゾーン)で下げ止まり反発している動きです。60ヶ月移動平均線(下値支持線)を上回っている状態は、底値からの立ち上がりと見る動きです。60ヶ月移動平均線(下値支持線)を下回ると再度下落局面入りします。上回る状態は上昇が続くでしょう。
月足チャートでは60ヶ月移動平均線(下値支持線)から上げています。60ヶ月移動平均線(18900円)を上回っている状態は底値から立ち上がりであり、6ヶ月移動平均線に向けた戻り局面と見ることができます。引き続き戻り相場は続く。どこまで上げ幅を伸ばせるか。来週の観察ポイントです。
<日経平均 裁定売り残動向 週足チャート>
日経平均は裁定売り残の減少から上昇局面は続いています。裁定売り残の減少局面は、日経平均の上昇局面となります。来週以降も、裁定売り残の減少が続くなら、日経平均の上昇は続くと見ることができます。売り残が増加に転じた時は、日経平均は戻り高値に近づいていると見た投資家が増えてきた事を意味します。
引き続き、裁定売り残動向を見ている事で、日経平均の上昇は続くかどうかを判断できます。今後の裁定売り残動向を見ることで、日経平均の動向が掴めます。来週の観察ポイントです。
<日経平均 日足チャート>
年末に75日ボリンジャーバンド-3Σまで売られました。売られ過ぎから、1月入りから上昇しています。今週は-1Σ、又は25日移動平均線を上回るまで戻してきました。25日移動平均線を上回ってくると、75日ボリンジャーバント中心線(2万1800)が戻りメドと見ることができます。逆に25日移動平均線を下回ると売られます。
チャート的には、75日移動平均線から-カイリ幅は-14%まで売られた後、10日移動平均線を上回り、25日移動平均線を上回るまで戻しています。来週は25日移動平均線を上回る状態をキープできるか。キープできれば、次は75日移動平均線に向けて上昇期待ありです。25日移動平均線を下回ると短期調整する場面も出てきます。来週の観察ポイントです。
<NO24・75日線形回帰・短期移動平均線>
標準条件24番・75日線形回帰・短期移動平均線で見ています。75日線形回帰トレンドは下向き状態では、下降トレンドの戻り局面です。下値メド-2μ(17670)円→-1μ(18850)を上回り→中心線(20050)も上回る戻り局面です。目先は25日移動平均線を上回ってきました。25日移動平均線を突破→次は+1μ(21230)に向けた戻りです。
中心線を上回ってきたので、当面の下値メド(中心線・20050円)→+1μ(21230円)に向け戻せるか。中心線(20050円)を下回ると-1μ(18850円)→-2μ(17670円)となります。来週に向けた観察ポイントです。
引き続き米中貿易協議どうなる。ドル円相場は円安に戻せるか。NYダウの上昇どこまで戻す。どう動く世界市場。
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