日経平均株価の動き(2019年01月25日)

半月で約2000円値上がりし、前週に25日移動平均線を上回って引けました。短期間の大幅高と25日移動平均線を上回った事で、上値は伸び悩んだが続伸して引けました。25日移動平均線はキープして引けたので、下値買いは強いと見る動きです。為替は110円手前で足踏みしています。円高に動かなった事も株価の上値を伸ばした理由にもなりそうです。

引き続き25日移動平均線を上回る動きは、75日移動平均線(21600円)に向けた戻り局面が続いていると見ます。25日移動平均線を下回ると戻り売られる心配はありますが、何度か売られたり買われたりしながら売り物を消化し、上値を目指すと見ています。

昨年10月に2万4400円の高値を付けた後、一気に売られた事もあり、需給整理に半年近く要すと見ています。今年3月決算も重なり、3月まで底固めの動きから、上昇局面に戻るのは4月以降になりそうです。その前に強い上昇局面に向かうには、東証1部銘柄で6ヶ月移動平均線を上回る銘柄数の800銘柄以上の増加を必要とします。

米中貿易戦争など不安定要因は燻っています。それによっても世界の株式市場は左右されます。米国NYダウが先行して上昇基調に戻す事は、米中関係改善など先行指標となります。早くもNYダウは75日移動平均線まで戻しています。先行して動いているなら、日経平均も75日移動平均線に向けた戻りは続いていると見ることが出来ます。

来週で1月も終わりです。1月を大陽線で引けるには、来週も続伸することが条件となります。NYダウの動きを見ても、引き続き、日経平均は75日移動平均線に向けた戻り相場は続くと見る動きです。短期的には「節分天井」はあるか。続伸は続くか。2月に向けた観察ポイントでもあります。

個別株は売られ過ぎた小型好業績株など、買い戻し、下値買いから戻す動きは、日経平均に左右されず続くと見ています。下値で売り残(空売り)が増加した株は下げにくくなります。何れ反対売買から反発に転ずる場面も出てきます。こう言う株が徐々に増えてきたら底値現象と言えます。

今週の東証1部銘柄で6ヶ月移動平均線を上回る銘柄数は増加しました。9月末1093銘柄(225種151)をピークに売られ、10月末347銘柄(225種56)→11月末589銘柄(225種73)→12月末129銘柄(225種17)→1月(10)179銘柄(225種31)→1月(17)227銘柄(225種38)→1月(24)246銘柄(225種41)と増加している。引き続き増加は続くか。来週の観察ポイントです。

今週の「107」マザーズ市場(275銘柄)の75日移動平均線を上回る銘柄数も増加した。9月末127銘柄→10月末50銘柄→11月末84銘柄→12月末27銘柄→1月(11)51銘柄→1月(18)74銘柄→1月(25)84銘柄と前週より増加する。増加は続くか。今後の観察ポイントです。

今週の「105」JASDAQ市場(727銘柄)の75日移動平均線を上回る銘柄数も増加続く。9月末326銘柄→10月末136銘柄11月末198銘柄→12月末65銘柄→1月(11)103銘柄→1月(18)152銘柄→1月(25)187銘柄と増加する。増加は続くか。今後の観察ポイントです。

今週の東証2部銘柄(493銘柄)の75日移動平均線を上回る銘柄数も増加する。9月末200銘柄→10月末84銘柄→11月末140銘柄→12月末39銘柄→1月(11)53銘柄→1月(18)79銘柄→1月(25)102銘柄と増加する。増加は続くか。今後の観察ポイントです。

今週の東証1部銘柄(2135銘柄)の75日移動平均線上回る銘柄数は増加する。9月末1407銘柄(225種188)が上回ってピークを付け。10月末404銘柄(225種52)→11月末816銘柄(225種92)→12月末145銘柄(225種15)→1月(11)197銘柄(225種31)→1月(18)303銘柄(225種48)→1月(25)402銘柄(225種73)と増加する。増加は続くか。今後の観察ポイントです。

<NYダウ NASADAQ指数 月足チャート>

今週の「801」NYダウの強い戻りは一服しました。前週までに12ヶ月移動平均線まで迫る戻りを見せていました。1月の強い戻りを見ても、2月も続く勢いありです。引き続き、12ヶ月移動平均線(24860ドル)を上回る動きに期待したい。来週の観察ポイントです。

NYダウの上昇に連動し、今週の「803」NASADAQ指数も一服しました。こちらは12ヶ月移動平均線には少し幅を残していますが、引き続き、12ヶ月移動平均線を上回る動きは続いていると見ています。来週の観察ポイントです。

NYダウ NASADAQ指数 月足チャート

<ドル円 日足チャート>

昨年3月に104円まで円高となり、11月に114円まで円安に戻しました。今年1月3日104円(日本は正月休み中)から見たら、今週に110円まで円安の戻り、昨年の値動きから見ても、短期間に大きく戻した円安幅と言えます。2017年以降、114円以上の円安になっていない。長期では104円から114円までのボックス相場か。

75日ボリンジャーバンド-3Σを下回る円高から、-3Σ→-2Σと円安に戻しています。もう少しで25日移動平均線まで戻すところです。25日移動平均線を上回ってくると110円以上の円安に戻しそうです。-2Σ→-1Σ以上に戻せるか。来週の観察ポイントです。

ドル円 日足チャート

<JASDAQ指数&東証小型株指数>

<JASDAQ指数 月足チャート>

今週は日経平均に連動し、「105」JASDAQ指数も続伸しました。日足では25日移動平均線をキープしているので戻り相場は続いています。引き続き、1月残す日柄でどこまで陽線幅を大きく戻せるか。上昇は続くか。来週の観察ポイントです。

<東証大型株指数 月足チャート>

今週の「124」東証小型株指数も続伸に切り返しました。60ヶ月移動平均線(5年平均・下値支持線)から陽線で戻すも、まだ陽線幅を伸ばせずにいます。2月に持ち越しか。来週も陽線幅を伸ばせるか。来週の観察ポイントです。

JASDAQ指数&東証大型株指数 月足チャート

<日経平均 月足チャート>

1月は戻り相場で引けそうです。残す日柄で陽線幅を伸ばして引けられるか。月足チャートでは、1月は60ヶ月移動平均線(下値支持線・底値ゾーン)で下げ止まり反発しています。1月の上げ幅が大きくなると、2月の上げ幅は小幅になる可能性があります。1月あまり伸びないで引ければ、2月の上げ幅につながる可能性はあります。

月足チャートでは、60ヶ月移動平均線(下値支持線)から12ヶ月移動平均線(22000円)に向けた戻り相場です。2月も戻り相場が続くことを期待したい。引き続き戻り相場は続くでしょう。2月に向け上げ幅を伸ばせるか。来週の観察ポイントです。

日経平均 月足チャート

<日経平均 日足チャート>

前週に25日移動平均線を上回り、今週は伸び悩んだものの週末に切り返し、25日移動平均線を上回って引けました。まだ75日移動平均線までカイリ幅を残しているので、引き続き、75日移動平均線に向け戻り相場は続きます。25日移動平均線を上回ったので、10日移動平均線を下値支持線とする戻り上昇は続きます。

チャート的には、10日移動平均線を上回り25日移動平均線を上回るまで戻しました。今週は25日移動平均線前後で伸び悩んだが、下回らず切り返し、上回る状態をキープしました。これは75日移動平均線に向けた戻り相場は続くと見る動きです。来週の観察ポイントです。

日経平均 日足チャート

<NO24・75日線形回帰・短期移動平均線>

標準条件24番・75日線形回帰・短期移動平均線で見ています。75日線形回帰トレンドは下向き状態(傾き度)は、前よりは弱まってきましたが、下降トレンドの状態は変わらず。中心線を上回る状態を維持するなら、傾き度は→横ばい→上向きと変化してゆきます。

今週も中心線を上回った状態を維持したので、当面の下値メド(中心線・20090円)→+1μ(21130円)となります。中心線(20090円)を下回ると-1μ(19000円)→-2μ(17900円)となります。来週に向けた観察ポイントです。

NO24・75日線形回帰・短期移動平均線

引き続き米中貿易協議どうなる。ドル円相場は円安に戻せるか。NYダウの上昇どこまで戻す。どう動く世界市場。

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