今週は一転し、切り返して始まりました。日経平均は2万1000円に乗せました。目先の上値抵抗線と見ていた75日移動平均線突破するまで戻しました。前週に25日移動平均線を下回って引けた動きから見れば、強い大幅高での切り返しでした。大幅高(高値+800円)は強い切り返しと感じられました。NYダウが切り返し、為替は111円に戻した事も、日経平均には追い風となりました。
SQに向けて株価(目標値)は作られやすい。前週は日本の先物オプションのSQで、今週はNY市場のSQです。デリバティブを駆使し、価格は作られやすく25500ドルに乗せてSQを迎えました。為替は111円まで円安で牽引役を務めた様にも感じられました。日米共にデリバティブが利益を上げるメイン手法となっています。来週も上昇は続き26000ドルを目指す展開か。それともSQで目先高値形成し調整局面に向かうか。次は3月SQに向けた動きとなり観察されます。
前週末に、6ヶ月移動平均線を上回る銘柄数は、前日比で-100銘柄減少の約320銘柄で引けました。今週は減少分を切り返し500銘柄まで回復しました。「506」裁定売り残の減少を見ると、売られたときを狙った、買い戻しからの戻りで戻されています。75日移動平均線を下回る状態は、まだ買い戻しなどの戻り相場からの値上がりと見る動きです。
前週、25日騰落レシオは133ポイントの短期の高値ゾーンまで高くなったところから売られて、104ポイント(2/8)まで下がった。短期押し目となり、今週は切り返しの形となった。100ポイント以下まで短期調整あるかと思ったが、強い切り返し、早い切り返しとなった。下がったところ、売られ過ぎ銘柄が売られて、株価は安くなったところ買われた。買い戻しが加わった事も反発幅を大きくしたと感じられた。
これから2月下旬は毎年の動きとして、決算売りが出てくる時期です。2月から3月に向けて決算売りが出て上値は重くなりやすいでしょう。また3月SQに向けたデリバティブ戦略で動きやすい。3月末はお化粧買いの買い支えが入ります。来週以降、毎年のパターンで動くか。どう動くか観察です。
株式相場は「半導体」で始まり「半導体」のピークで一相場は終わります。1月以降、指標銘柄とされる「アドバンテスト」は75日移動平均線を上回り、2月から200日移動平均線を上回ってきました。2月に付けた高値を更新し、昨年5月高値に迫っています。「半導体」指標銘柄が高値(昨年5月)更新するなら、相場全体は底入れに向かうと判断できるでしょう。このあたりも相場底入れ確認の観察です。
他の半導体関連株、6146・ディスコ・8035東京エレクなど、75日移動平均線を上回り底入れ確認が出来つつあります。200日移動平均線を上回るなら上昇転換と判断されます。先行して半導体関連株が立ち上がる動きは、株式市場が底入れから→立ち上がる事を意味します。今後も上昇を続け、相場が立ち上がるか観察されるでしょう。
目先は安心感が広がり買われた相場ですが、3月SQに向けて今後の相場はどう動くか、引き続き、米中貿易協議の行方、NYダウ動向、為替動向などに左右されるでしょう。また4月以降の2020年業績予想が好転しそうな業種は、今から買われると見ていますが、個別株で買われる銘柄の動きにも注目です。
今週の東証1部銘柄で6ヶ月移動平均線を上回る銘柄数は増加続く。9月末1093銘柄(225種151)をピークに売られ。10月末347銘柄(225種56)→11月末589銘柄(225種73)→12月末129銘柄(225種17)→1月末235銘柄(225種40)→2月(7)414銘柄(225種49)→2月(14)506銘柄(225種57)と増加は続く。引き続き増加続けば相場は底入れ底固めに向かう。2月の観察ポイントです。
2月3週の「107」マザーズ市場(275銘柄)の75日移動平均線を上回る銘柄数も増加続く。9月末127銘柄→10月末50銘柄→11月末84銘柄→12月末27銘柄→1月末74銘柄→2月(1)81銘柄→2月(8)75銘柄→2月(15)88銘柄と増加続く。引き続き増加は続くか。来週の観察ポイントです。
「105」JASDAQ市場(725銘柄)の75日移動平均線を上回る銘柄数も増加続く。9月末326銘柄→10月末136銘柄11月末198銘柄→12月末65銘柄→1月末213銘柄→2月(1)195銘柄→2月(8)212銘柄→2月(15)245銘柄と増加続く。引き続き増加は続くか。来週の観察ポイントです。
東証2部銘柄(492銘柄)の75日移動平均線を上回る銘柄数も増加続く。9月末200銘柄→10月末84銘柄→11月末140銘柄→12月末39銘柄→1月末118銘柄→2月(1)113銘柄→2月(8)128銘柄→2月(15)153銘柄と増加続く。引き続き増加は続くか。来週の観察ポイントです。
東証1部銘柄(2134銘柄)の75日移動平均線上回る銘柄数は増加続く。9月末1407銘柄(225種188)が上回ってピークを付け。10月末404銘柄(225種52)→11月末816銘柄(225種92)→12月末145銘柄(225種15)→1月末439銘柄(225種79)→2月(1)455銘柄(225種71)→2月(8)492銘柄(225種45)→2月(15)755銘柄(225種89)と増加続く。増加は続くか観察ポイントです。
<NYダウ NASADAQ指数 日足チャート>
「801」NYダウは200日移動平均線を上回り維持しています。強い動きと観察されます。前週末に売られても、一発で切り返す強い切り返しを見せました。12月を底値に一本調子の上昇は続いています。今週の上げ幅も大きかった。引き続き、強い戻りは続いています。また維持しています。引き続き、10日から25日移動平均線を上回る上昇局面を維持できるか。戻り売られるか。2月の観察ポイントです。
「803」NASADAQ指数もNYダウに牽引され、200日移動平均線まで戻しました。もう少しで200日移動平均線を突破する動きです。引き続き、10日から25日移動平均線を上回る状態は200日移動平均線を突破待ちの状態です。突破できるか。2月の観察ポイントです。
<ドル円 日足チャート>
今週は111円に乗せてきました。円安→株高の牽引役となりました。もう少しで200日移動平均線を上回る円安のところで円高に戻しました。10日移動平均線から25日移動平均線を上回る状態は、200日移動平均線を上回る円安に向けた動きは続いていると見ることが出来ます。
75日ボリンジャーバンド-3Σ以下からの戻り局面(円安)は続き、75日移動平均線(中心線)に向けた動きを見せました。2月は-2Σ→-1Σ→中心線に向けた円安の動きとなっています。次は75日ボリンジャーバンド中心線(75日移動平均線)を突破に向け戻り(円安)続くでしょう。10日から25日移動平均線下回ると-2Σに向けた円高に振れる心配ありです。2月の観察ポイントです。
<JASDAQ指数&東証小型株指数>
<JASDAQ指数 日足チャート>
今週の「105」JASDAQ指数も戻り局面続く。もう少しで75日移動平均線を突破しそうです。まだ75日移動平均線は下向きで下降基調の状態ですが、75日移動平均線を突破してくると、下向き→横ばい→上向きと基調転換します。10日から25日移動平均線(下値支持線)に75日移動平均線を上回れるか。来週の観察ポイントです。
<東証小型株指数 日足チャート>
「124」東証小型株指数も75日移動平均線に迫り突破待ちの状態です。75日移動平均線は下向きの下降基調ですが、75日移動平均線を上回れば、下向き→横ばい→上向きと上昇基調に向かいます。まず75日移動平均線突破できるか。2月の観察ポイントです。
<日経平均 月足チャート>
1月は陽線で引け、2月(前週)は陰線に転じたが、今週は大幅な切り返しから陽線に戻しました。前週比+800円(高値)以上を上回る場面はあったが、週末売られたが、2月はプラスの陽線に戻しました。6ヶ月移動平均線(21600円)との価格差を、前週の1200円から700円に縮めました。あと700円上昇すると6ヶ月移動平均線を突破できるでしょう。強い戻り局面と言えます。
月足チャートでは、60ヶ月移動平均線(19000円)を下値支持線に6ヶ月移動平均線(21600円)に向けた戻り局面の相場と見る動きです。強い戻りから6ヶ月移動平均線を上回れば上昇基調に戻します。上回れなければ戻り売りに転じやすい。2月の観察ポイントです。
<日経平均 日足チャート>
今週は75日移動平均線(上値抵抗線)まで戻す展開となりました。前週は売られて25日移動平均線を下回って引けました。今週は一気に戻り25日移動平均線を上回り、75日移動平均線まで戻す強い戻り相場となりました。75日移動平均線を上回れば底入れの動きと判断できます。来週は75日移動平均線をキープできるか観察です。下回ると短期戻り売りとなります。
下段の25日騰落レシオは、前週に133ポイント(2/5)まで上昇しました。125ポイント以上は高値警戒ゾーンに入り、利食い売りから下げて引けました。今週の25日騰落レシオは104ポイントまで下げた後、一気に戻りに転じました。短期調整から、まだ103ポイントと上げ余地を残す。戻り局面は続くか。2月の観察ポイントです。
<NO24・75日線形回帰・短期移動平均線>
標準条件24番・75日線形回帰・短期移動平均線で見ています。75日線形回帰トレンドは下向き状態(傾き度)の下降トレンドは変わらず。今週は一気に+1μ(2万1060円)を突破した。さらに上値を伸ばすと+2μ(2万1800円)が上値目標となります。来週の観察ポイントです。
75日線形回帰トレンド、+1μ(上値抵抗線)を上回った事で、傾き度は横ばい→上向きに向かいます。今週の+1μを上回った状態は強い戻り局面と判断できます。当面の下値メド(中心線・20290円)→(25日移動平均線・20680円)→-1μ(19500円)となります。中心線(20250円)を下回ると-1μ(19500円)→-2μ(18740円)となります。来週に向けた観察ポイントです。
引き続き米中貿易協議の行方がカギ。国境の壁どうなる。ドル円相場は円安に戻せるか。NYダウは続伸維持できるか。どう動く世界市場。
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