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煮詰まるナスダックを注視
米国株上昇と円安を背景に日経平均は節目22000円を突破、17日に22345円まで上昇した。当面の目安12/3高値22698円に迫ってきたが、同時株高に伴いマネーの回転が効いていることから22698円達成は時間の問題と言えるだろう。ただ、チャート的には歴史的高値圏でテクニカルが過熱を帯びた状態にあり、調整挟むことは想定しておく。そして同時に「陰転」信号にも注意を払っておきたい。
日経平均日足
日本株市場は経験したことのない「10連休」を控える。5月になれば「令和」時代の幕開けとしてご祝儀買いも手伝い株式市場は高く始まるだろうが、連休の前は積極的に買いポジションを採るのは難しい。その意味で、今週(4月最終週)の相場は一服挟むと思われるが、それはスピード調整として悪くなく、RCIやサイコロなど過熱のテクニカルを冷ます役目も果たす。そうなれば連休明けの上昇に弾みもつけやすくなろう。
カギ握る米国株は、NYダウが高値を26602ドルまで伸ばし、10/3高値26951ドルにまた迫ってきた。ナスダックも高値を8052ポイントに伸ばし10/1高値8107ポイントに迫る。ここまで来ると高値更新は時間の問題となるが、ただ米国株のテクニカルも過熱帯びているので、調整は覚悟すべきだろう。
ナスダック日足
そして「陰転」信号に注意すべきで、下値ポイントとしてはNYダウ、ナスダックとも25日平均線をマークしておきたい。それを維持しているうちは「打診買い」のスタンスで構わないだろう。ただし、ナスダックの日足を見ると年初からほぼ一本調子の上昇で、昨年の高値水準に近付き上値が徐々に重くなってきた。最近の波動は煮詰まり状態でもあり、下放れとなる短期抵抗線割れは注意の第一信号となろう。
25日平均線、また連休の前後に係らず、抵抗線割れは注意信号と受け止めることになる。
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