米中貿易戦争長期化懸念、日韓友好(ホワイト)国から対立へと、経済に影響する世界情勢では、株式市場は乱高下はつきものです。乱高下では模様ながめ、様子見相場が続く心配があります。参議院選挙は、野党の力不足から与党優勢が報じられております。消費増税反対など期待できそうにありません。
週明け、選挙後の相場は、事前予想通り、政党現状維持から、予想された範囲での推移は続くとみていますが、消費増税から予想される景気悪化から、選挙後に発表されるだろうと思われる景気対策に期待したい。景気対策によっては反発の可能性は残っています。
韓国は反日アピール=親中アピール。何年も反日運動=親中アピールで中国で商売させてもらった。現在は親中ならもっと中国に工場を造れ、投資しろと脅かされている。親米になったら追い出すぞと恫喝でビクビク!中国には親中です。米国には親米ですと、米国は、サムスンが中国に半導体工場の建設反対も含め、日本から半導体主要材料をストップし、日本経由の韓国制裁に踏み切った。どっちに付くのか。両大国に挟まれ、反日アピールが逃げ場に。韓国から日本企業の撤退が増えれば、こちらも長期化しそうです。
結果的に、米中貿易戦争に引きずり込まれた事になった。代理経済戦争か。サムスン中国半導体工場からファーウェイへの半導体納入にストップをかけた事になるのか?米中貿易戦争は関税の応酬から、半導体(ハイテク製品)の締め付けへと、第二段階へ進んだのか。日韓加わった事は長期化を意味するのか。
株式市場は、第2週は日本のSQ、第3週はNYのSQと、先物オプションのサヤ寄せで乱高下する事が多い週です。今週も木曜日に-420円下落したら、金曜日(本日)は420円値上がりし戻した。オプションのサヤ寄せで乱高下したものと思います。
今週は売られても、日銀の買い支えも含めて、2万1000円はキープし下げ渋った。オプション活用の時は為替は円高で乱高下する事が多い。昨日の下落では、主力株のトヨタは下がらず、半導体関連も下げ渋った。日韓半導体対立の影響は無いと言う動きをしています。下ブレした時は短期買いのチャンスと見ている向きがあるものの、2万1000円台では、相場環境が改善してくれば、マネーは入ってきそうです。
相場環境の悪化から、「506」裁定売り残は増加している。ここ3年間では高水準と言える。何かのキッカケで反対売買から反発に転ずる可能性はあるものの、キッカケがなければ上がらない可能性も残っています。ここまで増加したので、8月は裁定売り残動向の買い戻しからリバウンドに転ずる可能性はあります。7月下がったら買いのワンチャンスかもしれません。ただ買い戻しが終わると再下落に転ずる心配は残ります。選挙後の景気対策を歯対したい。
個別株の水準は大きく売られて低くなっています。8月に向けて四半期決算は出揃ってきます。上方修正、好業績を発表したところは買われるでしょう。逆に下方修正は売られます。米中貿易戦争絡みは長期化すれば下方修正は避けて通れませんが、どの企業が、どんな内容を発表するかは分かりません。
引き続き、個別株は、主力株から→新興市場、成長産業、2ケタ増収増益銘柄など、日経平均の影響受けにくいところが物色対象となっている。四半期決算発表後も、主力株が様子見から買われなければ、新興市場の値動きの良いところが物色対象となります。
半導体関連株(ディスコ・アドバンテスト・東京エレク)は、韓国半導体制裁前から下げずにいました。今週も下げてません。またトヨタも下げていません。不況となれば、半導体から→自動車の順に売られていました。何故?下げないのか不思議でした。米国は知ってて買っていた?のか。米国投資家はプラスに捉えていると判断できます。
今後の半導体関連株はどう動くのか?相場が売られる時も半導体から売られ、逆に相場のスタートも半導体から買われて始まります。今後の半導体関連株の動きによっては、買いにもなれば、売りにもなります。また相場の方向性を現す業種でもあります。来週以降の動きを観察したい。
相場上昇の始まりは、昨年10月高値2万4440円-安値18940円=2万1700円以上に値上がりしてからです。相場の下値メドは60ヶ月移動平均線(19600円)です。次は2万500円です。2万500円以下に売られると、月足・新値5本足が陰転してきますが、60ヶ月移動平均線(19600円)がサポートラインです。当面は2万1000円から2万500円は下回りにくいと見ています。
7月3週目の東証1部銘柄(2156銘柄)で6ヶ月移動平均線上回る銘柄数は減少に転じた。やはり1000銘柄以上に増加とたところは売り場となった。1月末235銘柄(225種40)→2月末701銘柄(225種78)→3月末840銘柄(225種93)→4月末1068銘柄(225種113)→5月末664銘柄(225種52)→6月末774銘柄(225種64)→7月(4)1158銘柄(225種94)→7月(11)1067銘柄(225種82)→7月(18)679銘柄(225種57)と大きく減少した。選挙後、増加に戻せるか。7月の観察ポイントです。
7月3週の「107」マザーズ市場(292銘柄)も75日移動平均線は減少する。1月末74銘柄→2月末120銘柄→3月末151銘柄→4月末124銘柄→5月(10)115銘柄→5月末90銘柄→6月末94銘柄→7月(5)133銘柄→7月(12)125銘柄→7月(19)110銘柄と減少する。来週は増加に戻せるか。
7月3週の「105」JASDAQ市場(714銘柄)の75日移動平均線を上回る銘柄数は減少する。1月末213銘柄→2月末373銘柄→3月末365銘柄→4月末319銘柄→5月末210銘柄→6月末297銘柄→7月(5)386銘柄→7月(12)400銘柄→7月(19)350銘柄と減少した。来週は増加に戻せるか。
7月3週目の東証2部銘柄(489銘柄)の75日移動平均線を上回る銘柄数も減少する。1月末118銘柄→2月末260銘柄→3月末248銘柄→4月末238銘柄→5月末130銘柄→6月末170銘柄→7月(5)236銘柄→7月(12)244銘柄→7月(19)223銘柄と減少する。増加に戻せるか。
7月3週目の東証1部銘柄(2151銘柄)の75日移動平均線上回る銘柄数は減少する。1月末439銘柄(225種79)→2月末1105銘柄(225種129)→3月末1087銘柄(225種110)→4月末1134銘柄(225種115)→5月末499銘柄(225種40)→6月末730銘柄(225種61)→7月(5)1264銘柄(225種99)→7月(12)1081銘柄(225種84)→7月(19)869銘柄(225種77)と減少する。増加に戻せるか。
<NYダウ NASADAQ指数 日足チャート>
「801」NYダウは2万7000ドルに乗せても高値キープしている。今後も高値更新は続く可能性は強い。短期的には調整はあっても切り返す勢いのトレンドを維持している。25日移動平均線は75日移動平均線を上回る状態は上昇基調は続きます。7月の観察ポイントです。
NYダウに続き、「803」NASADAQ指数も8200ポイントまで伸ばし高値更新した。こちらも調整はあっても上昇基調は維持しそうです。25日移動平均線から75日移動平均線を上回る状態は上昇基調は続きます。引き続き、高値更新期待です。7月の観察ポイントです。
<ドル円 日足チャート>
米国の利下げ発言から107円台まで円高に振れた。円高が定着してしまうと、企業業績悪化、下方修正に繋がる。しばらく円高での推移は続くか。ボリンジャーバンド先端→縮小→再度拡大に変わった。先端拡大に変わったので、再度円高にブレる心配がある。選挙後は円安か、円高か。どっちに動くか。
75日ボリンジャーバンドの先端拡大に転じた。また円高に動きやすい状態です。ボリンジャーバントの幅が大きくなる事は、値動きが大きくなる事に意味します。-3Σ(104円)→-2Σ(106円)→-1Σ(108円)→中心線(109円)と幅は拡大している。75日ボリンジャーバンドの幅が縮小するまで乱高下続くか。7月の観察ポイントです。
<JASDAQ指数&東証小型株指数>
<JASDAQ指数 日足チャート>
「105」JASDAQ指数は、200日移動平均線に押さえられた状態続く。株価は200日移動平均線は上回れなかった。75日移動平均線を下回ると戻り売り転換します。75日移動平均線から200日移動平均線の2線間に挟まれた状態続く。上下どちらに放れるか。7月の観察ポイントです。
<東証小型株指数 日足チャート>
「124」東証小型株指数も、75日移動平均線と200日移動平均線の2線間に挟まれた状態で収斂していた。上下どちらに放れるか。今週は75日移動平均線を下放れる売られかたとなった。200日移動平均線(上値抵抗線)は突破できなかった。下放れた事で戻り売り転換の心配は残る。再度7月中に上回れるか。7月の観察ポイントです。
<裁定売り残動向 週足チャート>
「506」裁定売り残動向の週足チャートは、ここ3年間では高水準です。日経平均と対比してみると、裁定売り残動向は、増加局面では下落し、減少局面では上昇に転じている。かなり高水準に増加してきたので、株価は売られてた事がわかる。増加の後は反対売買(買い戻し)から減少局面に向かう。
参院選挙後、裁定売り残動向は、反対売買から減少局面に転ずるか。減少局面に向かうなら、日経平均は買い戻しから反発に転じます。木曜日まで、日経平均は週間で-500円以上下落した。金曜日の反発で-300円以下の下げ幅まで縮小した。いつ頃、反対売買から減少に転ずるのか。このあたりが反発する時期です。8月の観察ポイントと思われます。
<日経平均 月足チャート>
月足チャートでは、12ヶ月移動平均線(上値抵抗線)を上回れず戻り売られてしまったが、再度(本日)戻した。また6ヶ月移動平均線も下回ってしまうと戻り売りに転じてしまいます。6ヶ月移動平均線を上回る状態を維持できなければ下落相場に向かう動きとなります。裁定売り残の買い戻しでは反発期待できるが、基調的には戻り売り相場の心配は残る。
月足チャートでは、6ヶ月移動平均線を下回ると戻り売り相場に転じます。60ヶ月移動平均線が下値支持線ですが、当面は2万1000円から2万500円前後を下値メドと見ています。ここを下回れば、次は2万円を意識するが、下降転換したしまい、調整が長引くことを意味します。60ヶ月移動平均線で売られてくるとボトム感がでてきます。8月に向けた観察ポイントです。
<日経平均 日足チャート>
日足チャートでは、上値は200日移動平均線(上値抵抗線)に押さえられ、下値は75日移動平均線(下値支持線)に支えられ、ボリンジャーバンド幅でのボックスで推移が続きました。上下どちらに放れるか。75日移動平均線を下放れた事で、75日ボリンジャーバンド-2Σ(20550)→-3Σ(20100)が下ブレする範囲です。
75日ボリンジャーバンド先端は横ばいは維持している。拡大してくると下落する事を意味します。まだボックス範囲で推移する事を意味します。75日ボリンジャーバンド幅は横ばい続くか→先端拡大し下落に転ずるか。中心線を下回った事で下ブレ幅が大きくなる心配が出てきました。売られると買い戻しから反発する可能性も出てきます。
<NO24・75日線形回帰・短期移動平均線>
標準条件24番・75日線形回帰・短期移動平均線で見ています。木曜日に75日線形回帰トレンド(中心線)を下回ったが、金曜日に切り返した。中心線を上回ったので、上値+1μ(21630)→+2μ(22070)が上値メドです。
下ブレする事で、75日線形回帰トレンド横ばい→下向きに向かう→上向きに切り返せるか。売られた時の株価の下値メド-1μ→-2μ。まず中心線以上を維持できるか。選挙後どう動くか。観察ポイントです。
米中貿易戦争に日韓が加わった。イランへの米国軍事制裁。キプロス沖に大ガス田が発見された事も関係あるか。為替相場どう動く。世界どう動く。
臨時コメントについて
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