今週のスタートは、米中貿易の関税の応酬合戦で、2万円接近まで売られて始まりました。週末には週初めの下落分を帳消しにする上げ幅となりました。下落分は取り戻したが、2万1000円は重くなった様に思われます。次は9月SQに向けて下ブレするか、上げ幅を伸ばすか、確認したいポイントです。
10月1日より消費税は10%にアップします。消費増税後の冷え込みを考えれば、11月末の中間決算発表を待たなければ銘柄選びは難しいでしょう。中間決算が発表されると、来年3月末まで織り込みますので、様子見相場は長引く心配があります。
現在、主力株の買い手は、日銀買い、年金買い、自社株買いで保っています。個人投資家は、米中貿易、為替、増税などの影響を受けにくい株にシフトしています。主力株相場へ流れが出来ない間は、この様な銘柄の物色相場が続くと考えます。
11月末には中間決算が出揃います。消費増税後でも、12月クリスマスに向けワンチャンスは来るか。年末の反発がなければ、年明けから決算対策売りが控えている事から、来年3月末まで低迷する事も考えられます。個人投資家向けの個別株物色相場は、しばらく続くと見ています。
「506」裁定売り残は、過去最高を更新して驚異的に増加中です。逆に「507」裁定買い残は過去最低を更新しています。当限りの増加でも、SQではロールオーバーしています。9月SQ以降、ロールオーバーは続くか。9月で清算されるか。9月SQは荒れるか。観察ポイントです。
米国の長短国債金利が逆転まで下がり、リセッション入りするのか心配されています。米国も利下げ余地は小さくなっているから、ドル円相場の円高余地は小さくなっている様に見えます。悪材料が出た時、突発の動きはあっても、米国金利から見ると円高余地は小さくなっている様に見えます。
引き続き、主力株低迷の相場状況では、月足で底入れから立ち上がる株を中長期目線から絞り込んでおくか。短期では、新興市場、好業績株、材料株、テーマ株など買われています。引き続き、底入れ立ち上がり銘柄狙いか。新興市場、好業績株の上昇続けている株に注目したい。
8月も東証1部銘柄(2176銘柄)で6ヶ月移動平均線上回る銘柄数は低迷続いた。4月末1068銘柄(225種113)をピークに5月末664銘柄(225種52)→6月末774銘柄(225種64)→7月末917銘柄(225種64)→8月(1)971銘柄(225種70)→8月(8)565銘柄(225種41)→8月(8)565銘柄(225種41)→8月(15)537銘柄(225種35)→8月(22)600銘柄(225種35)→8月(29)500銘柄(225種42)と低迷した。9月は増加に戻せるか観察ポイントです。
8月も「107」マザーズ市場(294銘柄)で75日移動平均線上回る銘柄数の低迷は続いた。4月末124銘柄をピークに5月末90銘柄→6月末94銘柄→7月末123銘柄→8月(2)119銘柄→8月(9)105銘柄→8月(16)86銘柄→8月(23)97銘柄→8月末71銘柄と低迷のまま終わった。9月は増加に戻せるか。
8月の「105」JASDAQ市場(712銘柄)の75日移動平均線を上回る銘柄数は低迷で引けた。7月末408銘柄をピークに8月(2)332銘柄→8月(9)272銘柄→8月(16)234銘柄→8月(23)243銘柄→8月末197銘柄低迷して終わった。9月は増加に戻せるか。
8月の東証2部銘柄(487銘柄)の75日移動平均線を上回る銘柄数は低迷のまま終わった。2月末260銘柄をピークに3月末248銘柄→4月末238銘柄→5月末130銘柄→6月末170銘柄→7月末245銘柄→8月(2)202銘柄→8月(9)154銘柄→8月(16)122銘柄→8月(23)152銘柄→8月末122銘柄と低迷で引けた。9月は増加に戻せるか。
8月の東証1部銘柄(2176銘柄)の75日移動平均線上回る銘柄数は低迷のまま終わった。4月末1134銘柄(225種115)をピークに5月末499銘柄(225種40)→6月末730銘柄(225種61)→7月末1012銘柄(225種79)→8月(2)693銘柄(225種50)→8月(9)633銘柄(225種45)→8月(16)559銘柄(225種42)→8月(23)620銘柄(225種46)→8月末655銘柄(225種57)と低迷のまま終わった。9月は増加に戻せるか。
<NYダウ NASADAQ指数 日足チャート>
「801」NYダウは、前週の下落分を切り返し2万6000ドルを回復しました。75日移動平均線を上回るまで戻したが、ここ2ヶ月は上回ると売られています。米中貿易関税の応酬で乱高下が続く心配は残るでしょう。乱高下から上値に売り物シコリが出来る心配もあります。75日移動平均線を下回ると、不安定な乱高下の動きは続く心配は残るでしょう。切り返せるか。9月の観察ポイントです。
「803」NASADAQ指数も、75日移動平均線を挟んで乱高下は続いています。こちらもNYダウに連動する形で、75日移動平均線で戻り売られてきました。75日移動平均線を戻り売り相場に転ずる心配は残ります。当面は市場が落ち着くまで上値は重そうです。9月の観察ポイントです。
<ドル円 日足チャート>
今週もトランプ大統領の関税応酬から104円まで急激な円高に振れました。米国の長短国債金利は下がり、逆転した事から、円高余地は小さくなってきた様にも見えます。秋は為替の季節とも言えるイベントを多く控えています。9月の観察ポイントです。
75日ボリンジャーバンドの先端縮小→拡大してきました。急に104円まで円高に動いたことも、リバウンドしやすい動きとなりました。現在は-1Σ(106円)まで戻してきたので大きくは動きにくい。75日ボリンジャーバント-3Σは縮小→拡大→再度縮小に動く感じです。9月の観察ポイントです。
<JASDAQ指数&東証小型株指数>
<JASDAQ指数 日足チャート>
8月の「105」JASDAQ指数は、下降基調で引けました。25日移動平均線から75日移動平均線を下回る状態は下降基調です。まずは10日移動平均線を上回れないと下げ止まり確認は出来ません。また25日移動平均線を上回っこないと反発に転じません。9月の観察ポイントです。
<東証小型株指数 日足チャート>
8月の「124」東証小型株指数も下降基調は続きそうです。25日移動平均線から75日移動平均線を下回る状態は下降基調です。本日10日移動平均線を上回り下げ止まるかどうか確認するところです。また25日移動平均線を上回ってこないと反発に転じません。9月の観察ポイントです。
<裁定売り残動向 週足チャート>
引き続き、「506」裁定売り残の増加は続いています。過去最高水準を更新しています。いつまで増加は続くのか分かりませんが、次は9月SQに向け増加は続いています。9月SQでは、清算されるか。ロールオーバーされるか。現在は過去の金融危機状態を上回っています。
1998年金融危機の水準を上回ってから、今週さらに増加は続いています。増加は相場の弱さを示しています。9月相場も弱い可能性は続く。裁定売り残動向の増加は止まらない状態は、弱い相場状況は続きます。9月の観察ポイントです。
<日経平均 月足チャート>
8月の下げ幅は-8000円安で引けました。弱い状況で引けたと言えます。月足チャートでは、6ヶ月移動平均線を上回ってこなければ上昇相場へ転換しません。現在は、6ヶ月移動平均線を下回る下降ボックスの状況です。
月足チャートでは、12ヶ月移動平均線(上値抵抗線)に上値を押さえられて引けました。下値は60ヶ月移動平均線(下値支持線)を上回った状態は維持されました。上値が12ヶ月移動平均線(上値抵抗線)に押さえられている間は下降ボックス相場は続きます。9月の観察ポイントです。
<日経平均 日足チャート>
今週の日経平均は売られて始まった事から、75日ボリンジャーバンド-3Σは下方拡大してきました。さらに下落は続くことを意味します。次は9月SQに向けた動きとなります。下ブレの心配があります。まずは10日移動平均線を上回ってこなければ下げ止まり確認はできません。
日足チャートでは、200日移動平均線下向き、75日移動平均線下向きに転じました。9月相場は、75日移動平均線は200日移動平均線を下回る下降相場です。上昇相場に戻すには、それなりの日柄が必要とします。75日ボリンジャーバンドの先端縮小してこなければ下げ止まる動きに向かいません。9月は2万1000円台に戻せるか、観察ポイントです。
<NO24・75日線形回帰・短期移動平均線>
標準条件24番・75日線形回帰・短期移動平均線で見ています。今週大きく売られた事で、株価は75日線形回帰トレンド-1μ前後で伸び悩みました。上値が重い状態とも言えます。週末に-1μを上回る反発となりました。後は維持できないと、再度下向きに向かう心配ありです。
75日線形回帰トレンド下向き→やや横ばい状態。-1μ前後での推移は再度下向きに転じる心配があります。下向きに向かうと、現在の株価水準は高いと言う判断になってくるからです。-1μ以上で推移すると反発に向かいます。9月は2万1000円台に戻せるか、観察ポイントです。
韓国のホワイト国除外・横流し出来なくなるか。米中貿易戦争のステージは過激アップか。為替相場どう動く。世界どう動く。
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