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期日向かい
19日のNYダウは朝方26451+371ドル高値を付けて始まったが、終わってみれば25871-208ドルとマイナスに沈んだ。高値から安値まで690ドルの下落である。このところの米国株は荒い値動きが続いていて、雇用統計のあった5日は一時+1050ドル、8日に27580+469ドルの高値を付け、11日は一時-1907ドル、12日は一時+837ドル、15日は-762ドル、16日は+847ドルと忙しい。
NYダウ日足
高値圏に来ており「風雨強まる」のは当然だ。6/19のメジャーSQ(トリプルウィッチング)を通過して少し落ち着く可能性あるが、ただ「コロナ第二波懸念」がまだしばらく足を引っ張り、それを金融・財政が支えるという構図で、まだ忙しい日々が続きそうだ。
NYダウの動きが忙しければ、日経平均もそれにお付き合いせざるを得ない。今のとこ6/9高値23185円から調整するも、日足は25日線や200日線を下値に切り返し、上昇基調を維持する。週足も52週線(直近21712円)や26週線(同21339円)を下値に切り返す動きを見せている。
日経日足
ただ、週足RCIは9週線と13週線が高値に張り付き、調整、もたつきを想定させる状況だ。そして、週足で18年1月高値からの「三尊天井」が君臨していて、日足でも昨年12月から今年2月にかけて「三尊高値」を形成している。直近の戻りはそうした三尊の節に向けてのプルバック(アヤ戻り)と見ることできる。
また、1/17の高値期日が「7/17」で、12/17の高値期日は「6/17」であるから、この6月から7月にかけての高値は「期日向かい」として高値になる可能性がある。そうなるとここからの調整に注意が必要となろう。
日経週足
いま下値を支えている25日線や200日線、6/15安値「21529円」などを下値ポイントとして注視しておきたい。NYダウも25日線と15日安値24843ドルを下値ポイントとしてマークしておく。
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