日経平均株価の動き(2020年09月04日)

前週末、安倍首相の辞意表明に多くの方がビックリされた事と存じます。ドクターストップの持病を持ちながら長期政権を支えて、頑張ってこられたと思います。良く静養して頂きまして、また元気になったら復帰を期待したい。麻生副総理79歳からみれば若いし、また次のアベノミクス相場を期待したい。

米国市場の牽引で、日経平均は強い相場を維持しています。4月から7月中旬まで上昇持続。8月は高値ボックスで9月から10月は調整すると見ていましたが、思っていたほど調整は始まらず、株価は2万3000円台をキープしています。2万3300円台で利食い売りから伸び悩んだが、強気状態は維持しています。いつ調整に入っても不思議ではないと見る水準ですが、週末も2万3000円台を維持しました。

NYダウの上げ下げで日経平均は乱高下していますから、今後も米国市場の上げ下げに左右される状況に変わりはありません。日経平均の下落転換は、米国市場が売られた時になりそうです。いつまで米国市場の強気相場が続くのか。NASDAQ指数は、コロナ禍で新たなビジネスモデルが牽引しています。

日本市場も東証一部市場からマザース市場、JASDAQ市場など新興市場が活況となり買われました。米国NASDAQ市場の強い上昇相場が続く状態では、日本市場もマザース市場、JASDAQ市場の関連銘柄の上昇は続く可能性があります。後はいつまで続くかです。調整の時の影響も同じです。今後の観察ポイントです。

8月の日経平均のSQ値は2万3350円でした。この価格を下回っている間は上値が重い弱気状態でしたが、今週木曜日に8月SQ値を上回りました。NYダウの下落で金曜日には下回りました。8月SQ値を上回った状態を維持すれば強気になります。金曜日に下回ったので、また弱気に戻りました。来週以降、2万3350円以下なら上値は重いし、弱気は続いていると見る動きです。

NYダウの下落の影響から日経平均は売られました。来週以降、上値を更新する上昇に向かうのか、戻り売りから下落は続くのか。今週の状況では判定できるほど動いてないため分かりません。過去の経験則から分かることは、週間で-500円以上下がらなければ下降転換しないでしょう。上昇基調を維持していると言うことは変わりません。

9月SQに向けたオプションの「宝くじ投資法」のプット局面を期待しましたが、今週末まで下がりませんでした。残す1週間で大幅下落は期待できるか、出来ないか。10月から12月に向けてコール買いの上昇局面に向かうか。10月SQに向けてプット局面になるのか。今のところ判定は難しいでしょう。9月SQ値を見ての判断になります。「宝くじ投資法」100倍局面を期待したい。

9月1週の東証1部銘柄(2180銘柄)の6ヶ月移動平均線上回る銘柄数は少し減少した。2020年1月末1187銘柄(225種115)→2月末267銘柄(225種26)→3月末230銘柄(225種19)→4月末415銘柄(225種17)→5月末1001銘柄(225種65)→6月末1104銘柄(225種90)→7月末796銘柄(225種65)→8月末1419銘柄(225種163)→9月(3)1332銘柄(225種157)と少し減少した。減少は続くか、増加に転ずるか。9月の観察ポイントです。

東証1部銘柄

225銘柄

9月1週の「107」マザーズ市場(328銘柄)で75日移動平均線上回る銘柄数は横ばいの範囲です。2020年1月末108銘柄→2月末36銘柄→3月末16→4月末102銘柄→5月末268銘柄→6月末277銘柄→7月末115銘柄→8月末180銘柄→9月(4)175銘柄と横ばいと言える。増加は続くか。減少に転ずるか。9月の観察ポイントです。

マザーズ銘柄

9月1週の「105」JASDAQ市場(701銘柄)の75日移動平均線を上回る銘柄数は少し減る。2020年1月末396銘柄→2月末97銘柄→3月末44銘柄→4月末129銘柄→5月末511銘柄→6月末586銘柄→7月末281銘柄→8月末363銘柄→9月(4)309銘柄と少し減少する。増加に戻すか。減少は続くか。9月の観察ポイントです。

JASDAQ銘柄

9月1週の東証2部銘柄(480銘柄)の75日移動平均線を上回る銘柄数は少し減少する。1月末274銘柄→2月末64銘柄→3月末26銘柄→4月末83銘柄→5月末338銘柄→6月末409銘柄→7月末199銘柄→8月末251銘柄→9月(4)227銘柄と少し減少する。増加に戻すか。減少は続くか。9月の観察ポイントです。

東証2部銘柄

9月1週の東証1部銘柄(2180銘柄)の75日移動平均線上回る銘柄数は少し減少する。1月末780銘柄(225種73)→2月末67銘柄(225種7)→3月末253銘柄(225種17)→4月末645銘柄(225種28)→5月末1786銘柄(225種169)→6月末1671銘柄(225種166)→7月末622銘柄(225種54)→8月末1144銘柄(225種135)→9月(4)1089銘柄(225種128)と少し減少する。増加に戻せるか。減少は続くか。9月の観察ポイントです。

東証1部銘柄

225銘柄

<NYダウ NASADAQ指数 日足チャート>

9月も米国市場の強気相場で始まりました。連日「801」NYダウは8月高値を更新し。木曜日は連騰の反動もあり-800ドル下げましたが、10日移動平均線、25日移動平均線は上向き、株価は10日から25日移動平均線を上回る上昇基調は崩れていません。25日移動平均線を下回ると下降転換と見ますが、引き続き、10日から25日移動平均線を上回る状態は強い上昇基調を維持します。

連騰から「803」NASDAQ指数は、高値で大陰線が出現しました。3月の暴落以降、これほど長い上昇相場が続くとは思ってもいませんでした。ITバブル相場の再来のようです。状況が変わらなければ高値更新相場は続きます。高値の大陰線でも25日移動平均線を上回る上昇相場は崩れていません。チャート的に25日移動平均線を下回らなければ、上昇相場は続きます。

NYダウ NASADAQ指数 日足チャート

<ドル円 日足チャート>日足標準条件NO11・75日カイリ率+75日ボリンジャーバンド

今週も106円まで円安に戻しました。ドル円相場の円高トレンド、円高基調は変わっていません。引き続き、75日移動平均線は下向き、円高トレンドは変わらず推移しています。小幅に円安に動いても75日移動平均線を下回る円高トレンドです。円高基調は続くと見る動きです。

チャート的に、75日ボリンジャーバンド中心線(106円)を下回る状態は円高基調と見ます。引き続き、75日移動平均線(中心線)を上回れない状態は、円高基調は続くと見ます。75日ボリンジャーバンド幅は縮小から拡大しています。バンド幅は縮小から拡大に動いているので円高は続くと見る動きです。9月の観察ポイントです。

ドル円 日足チャート

<JASDAQ指数&東証小型株指数>日足標準条件NO11・75日カイリ率

<JASDAQ指数 日足チャート>

8月相場はプラスで引けました。9月も「105」JASDAQ指数は上昇で始まりました。引き続き、200日移動平均線を上回る状態は上昇相場は続くと見る動きです。6月高値を上回る動きであり、NYダウの下落影響は小さく、強気相場は続いています。引き続き、200日移動平均線を上回る状態は、上昇基調に向かっています。9月の観察ポイントです。

<東証マザーズ指数 日足チャート>

8月のマザーズ指数はプラスで引け、9月相場もプラスで始まりました。7月に75日移動平均線と200日移動平均線はGクロスしてから、上昇相場が強まったチャートです。引き続き、10日から25日移動平均線を上回る上昇基調は続きそうです。9月の観察ポイントです。

JASDAQ指数&東証マザーズ指数 日足チャート

<東証中小型株指数 日足チャート>日足標準条件NO11・75日カイリ率

<東証小型株指数 日足チャート>

「124」東証小型株指数は8月はプラスで引け、9月もプラスで始まりましたが、NYダウの下落の影響で小幅安となりました。月足では60ヶ月移動平均線を上回ると上昇基調になります。60ヶ月移動平均線を上回れば上昇トレンド、上昇相場に向かっていきます。引き続き、日足チャートでは200日移動平均線を上回る状態は上昇相場は続きます。9月の観察ポイントです。

<東証中型株指数 日足チャート>

「123」東証中型株指数は、月足では、9月相場は60ヶ月移動平均線を上回って始まりました。60ヶ月移動平均線を上回る状態は上昇トレンド、上昇基調に向かっていると言えます。日足チャートでは200日移動平均線を上回る状態は上昇相場に向かいます。9月の観察ポイントです。

東証中小型株指数 日足チャート

<日経平均 月足チャート>標準条件NO1(月足基本チャート)

9月の月足チャートでは、日経平均はプラスで始まりました。今まで弱気判断の材料であった6ヶ月移動平均線が12ヶ月移動平均線を下回る状態は、もう少しでGクロスしそうです。6ヶ月移動平均線が12ヶ月移動平均線を上回れば、上昇基調に向かう強気相場転換となります。

チャート的には、6ヶ月移動平均線から12ヶ月移動平均線を上回る状態で高値更新している事から、強い相場が続いていると判断できます。このまま9月相場は強い上昇相場をキープ出来るかどうかです。引き続き、6ヶ月移動平均線から12ヶ月移動平均線を上回る状態を維持すれば、強気相場は維持していると判断できます。9月の観察ポイントです。

日経平均 月足チャート

<日経平均 日足チャート>日足標準条件NO11・75日カイリ率

8月SQ以降、8月SQ値(2万3350円)を下回って推移していました。SQ値を下回って推移する事は弱気を意味しますが、昨日木曜日に8月SQ値を上回りました。また金曜日には8月SQ値を下回りました。また弱気に戻してしまいました。来週以降、8月SQ値(2万3350円)を下回っている事は弱気とみます。来週9月SQに向けてどう動くか。

日足チャート的には、引き続き、10日から25日移動平均線を上回る上昇基調を維持しています。この状態を維持していれば上昇相場は続きます。週間で-500円以上下落するか。チャート的に、10日から25日移動平均線を下回らなければ下降転換しません。来週に向けてどう動くか。9月の観察ポイントです。

日経平均 日足チャート

安倍首相の辞意は残念だった。米国はバブル相場は続くのか。NASDAQ指数の高値更に戻すか。外国人投資家はどう動くか。世界はどう動く。

→日経平均株価の動き:目次へ

臨時コメントについて

相場が急変したり基調が変わるようなときには、その都度臨時コメントが掲載されます。
臨時コメントは株の達人ユーザーのみのサービスです。

↓ブログでは日経平均や先物、ミニ先物などの分析を掲載しております。ほぼ毎日更新!ぜひご覧ください。
本日の市況と個別株徹底解説
https://www.sevendata.co.jp/user_blog/