安倍首相のドクターストップ辞意表明から自民総裁選が始まりました。3氏に絞られ、菅官房長官を押す派閥が多く、来週は次期総裁選です。今後も持続可能なアベノミクス相場を期待したい。野党の代表選は立憲の枝野氏が選出されました。選挙が近づくと、新党、新党と呼ぶ。国民のためと言いつつ、解散選挙に敏感な新党です。
9月SQ(SQ値23272円)に向けて大きな調整はありませんでした。思っていたより強かったと感じます。8月SQ値は2万3350円でした。9月3日の1日だけ上回った日があったが、翌日には売られました。8月SQ値を下回って推移し続けているから強いとは言えなかったが、2万3000円を下回ると強力な買い支えで、また2万3000円台に戻されたと感じられました。
上値は8月SQ値2万3350円以上をしばらく維持できれば、上昇転換してくると見られます。下値は2万2500円を下回ってくると下落転換してきます。8月以降、この上下幅で推移したボックス相場でした。ボックス相場で推移する間は相場に方向感はありません。来週以降、上下どちらかに動き放れ待ちとなります。
日経平均はボックスで推移し、方向感は出ていませんが、9月の東証1部銘柄では6ヶ月移動平均線を上回る銘柄数は1200銘柄以上を維持し、上昇を維持しシッカリしたと言えます。ボックス相場でも1000銘柄以上を維持している状態は、上昇基調の銘柄が多い状態です。
3月の暴落以降、NYダウ、NASDAQ指数は強い上昇局面を続けてきました。NASADQ指数については、初めて25日移動平均線を下回る調整局面となりました。3月以降の日経平均の上昇の牽引役となってきました。来週以降の日経平均の上昇基調には、NYダウ、NASDAQ指数の上昇維持は欠かせません。25日移動平均線を上回る上昇に戻せるかどうか。
8月以降、ボックス相場が続いている事から、動く幅が小幅になった事で、「415」日経IV(インプライドボラティリティ)、「416」日経HV(ヒストリカルボラティリティ)は下がってきています。ボラティリティが下がってくると、日経平均は上下どちらかに放れる動きが近づいている事が多いです。来週以降、株価は上下どちらかに動きやすくなっている様に見えます。
相場は半導体で始まり、半導体からピークをつけ、また半導体からスタートします。代表する6857・アドバンテスト、6920・レーザーテックに下げ止まり感は出ていません。次に8697・JPX(取引所)も相場先導株と言えます。こちらは8月の短期調整から新高値更新してきました。金融指標は先高感を示す動きです。
今年3月以降、コロナウイルス感染をビジネスチャンスにした新興企業は多い。第2のITブームの株高の様です。これがなければ半導体に続く業種としては、機械株、ベアリング、金融株が続きました。8月以降、この様な業種も底入れから動き出しました。JPXの新高値に続く動きとなるか観察したい。
9月SQに向けたプットオプションの「宝くじ投資法」を期待しましたが、ボックス相場で外れてしまいました。10月はプット局面か・コール局面か。来週以降の動きから観察したい。8月SQ値を上回って引けましたが、来週も維持できるかどうか。いったん下げたなら、次は12月のコール局面の上昇局面を期待したい。引き続き「宝くじ投資法」100倍局面を期待したい。
9月2週の東証1部銘柄(2180銘柄)の6ヶ月移動平均線上回る銘柄数は少し増加した。2020年1月末1187銘柄(225種115)→2月末267銘柄(225種26)→3月末230銘柄(225種19)→4月末415銘柄(225種17)→5月末1001銘柄(225種65)→6月末1104銘柄(225種90)→7月末796銘柄(225種65)→8月末1419銘柄(225種163)→9月(3)1332銘柄(225種157)→9月(10)1506銘柄(225種164)と少し増加した。増加は続くか、減少に転ずるか。9月の観察ポイントです。
9月2週の「107」マザーズ市場(327銘柄)で75日移動平均線上回る銘柄数は増加した。2020年1月末108銘柄→2月末36銘柄→3月末16→4月末102銘柄→5月末268銘柄→6月末277銘柄→7月末115銘柄→8月末180銘柄→9月(4)175銘柄→9月(11)196銘柄と増加した。増加は続くか。減少に転ずるか。9月の観察ポイントです。
9月2週の「105」JASDAQ市場(700銘柄)の75日移動平均線を上回る銘柄数は増加した。2020年1月末396銘柄→2月末97銘柄→3月末44銘柄→4月末129銘柄→5月末511銘柄→6月末586銘柄→7月末281銘柄→8月末363銘柄→9月(4)309銘柄→9月(11)357銘柄と増加した。増加は続くか。減少に転ずるか。9月の観察ポイントです。
9月2週の東証2部銘柄(480銘柄)の75日移動平均線を上回る銘柄数は少し増加した。1月末274銘柄→2月末64銘柄→3月末26銘柄→4月末83銘柄→5月末338銘柄→6月末409銘柄→7月末199銘柄→8月末251銘柄→9月(4)227銘柄→9月(11)238銘柄と増加した。増加は続くか。減少に転ずるか。9月の観察ポイントです。
9月2週の東証1部銘柄(2180銘柄)の75日移動平均線上回る銘柄数は少し増加する。1月末780銘柄(225種73)→2月末67銘柄(225種7)→3月末253銘柄(225種17)→4月末645銘柄(225種28)→5月末1786銘柄(225種169)→6月末1671銘柄(225種166)→7月末622銘柄(225種54)→8月末1144銘柄(225種135)→9月(4)1089銘柄(225種128)→9月(11)1469銘柄(225種152)と少し増加する。増加は続くか。減少に転ずるか。9月の観察ポイントです。
<NYダウ NASADAQ指数 日足チャート>
3月以降、米国市場の強気相場は続きました。8月から連日「801」NYダウは高値を更新してきました。9月入りから3日連続で下落しました。3月以降、初めて大きな調整局面となりました。25日移動平均線を下回って推移しています。再度25日移動平均線を上回れば、強い上昇相場に戻します。株価は25日移動平均線を上回れなければ、戻り売り相場に転ずる心配はあります。
3月以降「803」NASDAQ指数も、25日移動平均線を下値支持線とする強い上昇局面が続きました。9月に入り始めて25日移動平均線を下回る調整局面となりました。3月の暴落以降、長い上昇相場が続いた事の反動の下落と言えます。チャート的に25日移動平均線を下回り続けると下落転換の心配ありです。再度上回れば上昇相場に戻すでしょう。上回れなければ下降局面は続きます。
<ドル円 日足チャート>日足標準条件NO11・75日カイリ率+75日ボリンジャーバンド
9月も106円前後の円高相場で推移しています。25日移動平均線と75日移動平均線の2線幅は拡大してないから円高トレンドで維持するものの、円高基調は強まっていません。引き続き、75日移動平均線は下向き、円高トレンドは変わらないが、値動きは小幅と見る動きです。
チャート的に75日ボリンジャーバンド中心線(106円)を下回る円高基調。引き続き、75日移動平均線(中心線)を上回れない状態は円高基調は続くと見ます。75日ボリンジャーバンド幅は縮小傾向にあります。バンド幅が縮小傾向なら動きは小さい。拡大なら動きは大きくなります。9月の観察ポイントです。
<JASDAQ指数&東証小型株指数>日足標準条件NO11・75日カイリ率
<JASDAQ指数 日足チャート>
9月相場は上昇維持するものの小幅で推移しています。「105」JASDAQ指数は25日移動平均線は上回っていますが、横ばいです。引き続き、25日移動平均線を上回る状態は上昇相場は続くと見ます。25日移動平均線を下回ると売り転換です。
<東証マザーズ指数 日足チャート>
9月のマザーズ指数は2日の高値から伸び悩んでいます。9月も25日移動平均線は上回る上昇相場は維持しています。10日移動平均線を下回っているので上値は伸び悩んでいます。引き続き、25日移動平均線を上回る状態は上昇基調は維持しています。9月の観察ポイントです。
<東証中小型株指数 日足チャート>日足標準条件NO11・75日カイリ率
<東証小型株指数 日足チャート>
9月の「124」東証小型株指数は、200日移動平均線を上回っているので上昇基調は維持してきました。本日上放れてきました。200日移動平均線を上回る上昇基調から上放れから上昇期待は強まる動きとなっていました。日足チャートでは、200日移動平均線を上回る状態は上昇相場は維持されます。9月の観察ポイントです。
<東証中型株指数 日足チャート>
9月の「123」東証小型株指数も、200日移動平均線を上回る上昇基調は維持した状態から上放れてきました。来週以降、小型株指数、中型株指数の上昇期待は強まったと言えます。200日移動平均線を上回る状態は上昇基調は維持します。日足チャートでは、200日移動平均線を下回ると下降転換の心配が出てきます。9月の観察ポイントです。
<日経平均 月足チャート>標準条件NO1(月足基本チャート)
月足チャートでは、9月も日経平均はプラスを維持しています。6ヶ月移動平均線は、12ヶ月移動平均線とGクロスまで上昇を維持となりました。思っていた以上に強い展開に感じられます。6ヶ月移動平均線が12ヶ月移動平均線を下回る弱気基調から上回れば、強気相場に転換してきます。10月に向けて上回れるか。
チャート的には、株価は6ヶ月移動平均線から12ヶ月移動平均線を上回る状態です。引き続き、9月相場はプラスを維持しできれば、6ヶ月移動平均線と12ヶ月移動平均線はGクロスし、強い上昇基調に転換する可能性が出てきました。10月に向けてプラスを維持できるかどうか。9月の観察ポイントです。
<日経平均 日足チャート>日足標準条件NO11・75日カイリ率
8月SQ以降、8月SQ値(2万3350円)を上回ったのは9月3日の1日だけ、本日9月SQ日に上回って引けました。8月SQ値を下回って推移する状態は弱気を意味しますが、9月SQ日に8月SQ値を上回ってきた事は、強い動きになってきたと見方は変わってきました。来週以降も8月SQ値(23350円)を上回って推移続けば、強気相場に転換したと言えます。来週以降、8月SQ値(2万3350円)を上回ってこれるか。
日足チャート的には、引き続き、25日移動平均線は75日移動平均線を上回る上昇基調を維持しています。この状態を維持していれば上昇相場は続きます。チャート的に10日から25日移動平均線を下回らなければ下降転換しません。9月の観察ポイントです。
来週に自民党首相は決まる。米国、NYダウ、NASDAQ指数の高値更新に戻せるか。外国人投資家はどう動くか。世界はどう動く。
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