富田のトレチャ 2020年09月28日

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放れに従う日本株

NYダウは9/24に26537ドルまで下げ、75日線を割り込み200日線に迫った。25日線や下値抵抗線を割り込み、日足は「陰転」、調整入りを暗示する。3月安値から6ヶ月かけてV字回復を果たしたあとだけに、この陰転信号には注意必要だ。

ただ、9/3高値29199ドルからの日足は二段下げで「N波」に到達する(高値29199→安値27447→高値28364→で計算するN計算値は26612ドル)。日足の本数は高値から16本を数え、RCI(9日、13日、25日)は底値圏に集まり、短期的に調整一巡感を募らせてもおかしくない。

NYダウ日足
NYダウ日足

日足で好転を確認するのは割り込んだ25日や短期の上値抵抗線を抜く必要がある。逆に200日線を割り込むと3月安値に向け調整リスクを高めるだろう。当面の相場はNYダウが反発して好転するのか、それともズルズル下落して行くか、それが大きなポイントだ。

日経平均のチャートは23000円台で足踏み続く。NYダウの調整にお付き合いせず、しぶとく23000円ラインを守った。スガノミクスへの期待や9/28の配当権利取りの買いが下支えしたのは言うまでもない。ならば権利落ち日(29日)以降の動向が焦点になる。

日経平均日足
日経平均日足

チャートは22000~23000円台の膠着を3ヶ月以上続けており、そこからの放れ足がポイントになる。どちらに振れるかは米国次第だが、日本株は10月相場に強いアノマリーもある。下期入りの10月相場、どちらに放れるかはチャートに聞き、その放れに従うのが基本となる。

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