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日米とも陰転暗示、正念場
日経平均が動き出した。30日は354円安22977円引けと5日続落、75日線や10/2安値22951円を割り込み日足は「陰転」と23000円台の膠着から「下放れ」を暗示した。ただ、週末・月末とあって見切り売りとヘッジの動きを強めたとも言える。
カギ握る米国は、11/3の大統領選が最大の焦点だが、その前にコロナの感染拡大もあり株式市場は調整を強めている。30日のNYダウは26501-157ドルと反落、一時26143ドル(-515)安値を付ける。日足は9/24安値26537ドルを割り込み「陰転」を暗示した。ただ、日足は二段下げで200日線や一目遅行線の雲下限に差し掛かり、週足でも26週線、52週線の節に差し掛かり、ここは下値の正念場でもある。
NYダウ日足
NYダウ日足一目
ナスダックは10911-274ポイント引けで、安値10822(-362)ポイントを付ける。75日線や一目の雲を割り込むが、9/21安値10519ポイントをまだ維持し、一目の遅行線は雲上(10886)にタッチしたところで、ここはやはり節目の正念場。つまり、11月に入ってどう動くかがポイントになる。
ナスダック日足一目
日経平均も調整入りを暗示したが、日経平均「先物」をみると30日は22880円安値引けながらも9/28安値22840円を維持していて波動はまだ陰転していない。30日の米国では280円高23160円引けで、23000円台と75日線(23092円)を回復している。日本株もここが正念場で11月になっての推移がポイントになろう。
日経平均先物日足
日米とも厳しい地合いで「陰転→本格調整入り」を否定できない雰囲気ではある。ただ、NYダウは9/2高値から9週を経過し、変化日のタイミングに来ている。今週「大統領選」を迎え、コツンと切り返すか、それともアウトか、今週の動きが大きな焦点になること間違いない。
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