富田のトレチャ 2020年11月16日

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上放れ、流れに従う

一本調子の上昇は難しいのではないかと先週触れたが、なんと日経平均は12日まで8連騰、29年ぶりとなる高値を25587円まで伸ばした。バイデン勝利で政治的懸念が払しょくされ、チャートは10/30まで5日続落の反動や、長らく続いた往来から上放れたこと、また13日のミニSQを控えてショートカバーを誘ったことが要因といえるが、とはいえ8日間で11.4%(2639円幅)も上げるとは想定外。

週足を見ると陽線2本を立て往来上放れを明確にした。2016年11月や2017年10月当時の週足では、連続陽線で上放れを見せるとそこから1ヶ月ほど上昇を続けている。ならば今回も12月上旬まで上値追いも可能だろう。

2017年当時の日経平均週足
2017年当時の日経平均2017年当時の日経平均週足

また、最近の秋相場に連騰は珍しくなく、サイコロでみると昨年、一昨年は11勝1敗があり、3年前の秋には16連騰を演じて12勝0敗を5日も続けたことがある。今年は10/30に3勝9敗をつけてから反発し、直近13日は8勝4敗であるから、11勝をつけるまでもうしばらく上昇基調を続けてもおかしくない。

日経平均週足
日経平均週足

理由はともかく「放れ足に従う」のが基本だ。勿論、スピード調整を挟むだろうし、高所だけに乱高下しやすいことも承知しておくが、12月にかけては「押し目買い」のスタンスが望まれよう。

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