今週はファイザー製薬など、コロナウイルスワクチンの出荷を始めたと言うニュースから、NYダウは高値更新しました。ワクチンと言っても、どこまで有効なのか、数ヶ月は状況を見ないと分からないようにも思います。でも一歩前進した事は確かである。日本企業が名乗りを上げなかった事は残念ですが。
今年は残すところ12月相場だけとなりましたが、3月安値から11月高値で、年間高安幅は過去最大の上下幅(1万476円)で引けました。さらに12月は11月引け値(2万6433円)を上回る始値(2万6624円)で始まり、上回って推移しています。非常に強い上昇相場を引き継いでいると見ています。来年は3万1000円~3万2000円くらいまで上値を伸ばす可能性が出てきたと見ています。
振り返れば、今年はコロナ禍で3月に1万6000円まで売られた時は、どうなるのかと心配しましたが、その後は日銀による株価買い支え、金融緩和、景気対策などから大幅高となりました。3月底値から見ると非常に簡単な上昇相場になったと感じられます。底値買いに徹していれば全勝の上げ幅ではなかったか。「国策に売り無し」の相場格言の如く、今後も出遅れ株、底値立ち上がりに徹していれば負けないでしょう。
株式相場の上昇局面では、相場先導株の半導体が牽引を続けると述べてきました。引き続き、半導体関連株の上昇は続くと見ています。半導体関連株の上昇相場が終わらなければ、株式相場はピークを付けません。引き続き、半導体が先導する間は、出遅れ株の底上げ相場も続くと見ています。テーマ株、底値の出遅れ株の注目は続きます。
来週は12月SQ週です。11月オプションはSQ週に1日で255倍の上昇となりました。12月はアウトのプット・コール価格が高く「宝くじ投資法」の可能性は低いかも知れません。今年は100倍以上が3度ありました。来年も3度から4度の100倍以上の「宝くじ投資法」のチャンスがあると見ています。
来週12月SQ値が幾らになるのか、年末から年明け相場を見る上で注目しています。11月の日経平均は前月比+3456円高の大陽線となりました。仮に-1500円まで売られても、大陽線の半値以上で推移します。半値以上で推移するのは強い上昇局面です。また6ヶ月移動平均線を上回る状態も上昇基調です。どちらか維持していれば、強い上昇局面は続くと見ています。基調転換しない限り上昇相場は続きます。
引き続き、半導体関連株、蓄電池関連、電子部品関連、機械株、自動車関連株、素材株、海運株など、出遅れ株の底値買いは続くと見ています。株の達人では「有望銘柄」などにグループ分けしています。また「テーマ別」など、いま注目されているテーマ株なども注目されます。年末に向けて上昇局面が続くと見ています。
12月1週の東証1部銘柄(2185銘柄)の6ヶ月移動平均線上回る銘柄数は増加で始まる。2020年1月末1187銘柄(225種115)→2月末267銘柄(225種26)→3月末230銘柄(225種19)→4月末415銘柄(225種17)→5月末1001銘柄(225種65)→6月末1104銘柄(225種90)→7月末796銘柄(225種65)→8月末1419銘柄(225種163)→9月末1643銘柄(225種115)→10月末1011銘柄(225種82)→11月末1382銘柄(225種161)→12月(3)1541銘柄(225種186)と増加始まる。増加は続くか。強気相場を維持する。12月の観察ポイントです。
12月1週の「107」マザーズ市場(332銘柄)で75日移動平均線上回る銘柄数は横ばいで始まる。2020年1月末108銘柄→2月末36銘柄→3月末16→4月末102銘柄→5月末268銘柄→6月末277銘柄→7月末115銘柄→8月末180銘柄→9月末218銘柄→10月末126銘柄→11月末111銘柄→12月(4)113銘柄は横ばいで始まる。増加に戻せるか。12月の観察ポイントです。
12月1週の「105」JASDAQ市場(703銘柄)の75日移動平均線を上回る銘柄数も横ばいで始まる。2020年1月末396銘柄→2月末97銘柄→3月末44銘柄→4月末129銘柄→5月末511銘柄→6月末586銘柄→7月末281銘柄→8月末363銘柄→9月末439銘柄→10月末277銘柄→11月末324銘柄→12月(4)316銘柄も横ばいで始まる。増加に戻せるか。12月の観察ポイントです。
12月1週の東証2部銘柄(479銘柄)の75日移動平均線を上回る銘柄数も横ばいの範囲です。1月末274銘柄→2月末64銘柄→3月末26銘柄→4月末83銘柄→5月末338銘柄→6月末409銘柄→7月末199銘柄→8月末251銘柄→9月末311銘柄→10月末228銘柄→11月末249銘柄→12月(4)253銘柄と横ばいの範囲です。増加は続くか。12月の観察ポイントです。
12月1週の東証1部銘柄(2185銘柄)の75日移動平均線上回る銘柄数は増加続く。1月末780銘柄(225種73)→2月末67銘柄(225種7)→3月末253銘柄(225種17)→4月末645銘柄(225種28)→5月末1786銘柄(225種169)→6月末1671銘柄(225種166)→7月末622銘柄(225種54)→8月末1144銘柄(225種135)→9月末1581銘柄(225種97)→10月末809銘柄(225種56)→11月末1136銘柄(225種136)→12月(4)1274銘柄(225種168)と増加続く。増加は続くか。12月の観察ポイントです。
<801NYダウ 803NASADAQ指数 日足チャート>
ワクチン出荷のニュースは好感されました。12月相場入りしても「801」NYダウは高値更新相場を維持しています。12月末は3万ドルの歴史的高値で引けるか。高値更新したばかりで高値を付けたら天井になってしまいます。今年2月の高値を上回ったばかりであり、引き続き強い上昇局面は続くと見ています。下から200日移動平均線、75日移動平均線、25日移動平均線、10日移動平均線の順に揃っている状態は、強い上昇基調は続きます。12月の観察ポイントです。
12月相場入り、「803」NASDAQ指数も高値更新相場から強い上昇局面をキープしています。NYダウと同じく、チャート的には、下から200日移動平均線、75日移動平均線、25日移動平均線、10日移動平均線の順に揃っている強い上昇基調です。引き続き、12月も10日から25日移動平均線を上回る高値更新相場は続くと見ています。12月の観察ポイントです。
<850ドル円 日足チャート>日足標準条件NO11・75日カイリ率+75日ボリンジャーバンド
年末も変わらず、「850」ドル円(為替)相場の円高基調は続きそうです。75日ボリンジャーバンド中心線は下向き、25日移動平均線を下回る円高基調です。今年7月以降、75日ボリンジャーバンド中心線から-3シグマ範囲の上下幅で推移しています。チャート的に円高基調が転換するのは、中心線を上回る確認からです。
日足チャート的に、75日ボリンジャーバンド中心線(105円)を上値抵抗線に円高基調と見る状態は変わりません。25日から75日移動平均線(上値抵抗線)を下回る動きは円高基調です。また75日ボリンジャーバンド-3シグマに近づくと少し円安に戻すと見る動きです。今は25日移動平均線に沿っています。上下どっちに動くか。12月の観察ポイントです。
<105JASDAQ指数&107東証マザーズ指数>日足標準条件NO11・75日カイリ率
<JASDAQ指数 日足チャート>
今週の「105」JASDAQ指数は、25日移動平均線を上回る上昇転換から、上昇基調に戻しました。後からマザーズ指数も戻し維持できるか?先にJASDAQ指数は切り返し、上昇基調を維持しています。まだ小幅な動きから上放れ待ちです。チャート的には、25日から75日移動平均線は上向き上昇基調です。25日移動平均線を上回る状態は、上昇基調は続くと見る動きです。12月の観察ポイントです。
<東証マザーズ指数 日足チャート>
「107」マザーズ指数は、25日移動平均線と75日移動平均線のDクロス寸前から上放れてきました。再上昇に戻してきましたが、まだ弱い動きです。25日から75日移動平均線を上回る状態を維持するなら、上昇基調に戻します。後は10月高値を上回れば、本格的に上昇基調です。25日から75日移動平均線を下回ると戻り売りに転換する心配が出てきます。再度上昇に切り返せるか。12月の観察ポイントです。
<日経平均 624外国人投資家動向・週足チャート>標準条件NO1(月足基本チャート)
日経平均は強い上昇局面を続けています。日経平均の下落、上昇局面において、最大の影響力を持っているのが「624」外国人投資家動向です。外国人投資家動向が、どちらにシフトするかで相場の方向性は決まります。今年3月コロナ局面では、大きく売り越ししています。日経平均は大幅下落した最大の理由と言えます。
4月以降の回復局面をみれば、外国人投資家動向は買い越しに転じています。日経平均が大幅上昇転換した理由です。それ以降、売り越しより買い越しが上回っている状況が続いています。さらに10月以降の買い越しが増加している事が分かります。引き続き、外国人投資家動向の売り越しより買い越しが上回る状況が続く間は、日経平均の上昇局面は続くと見ています。
<日経平均 月足チャート>標準条件NO1(月足基本チャート)
月足チャートでは、今年3月安値(1万6358円)から11月相場で、過去最大の1万円以上の上下幅を更新しました。大相場に切り替わったと見る上げ幅です。12月相場入りしても、11月終値を上回って始まる強い相場となりました。今年3月安値から見れば、年明け3月で1年相場になります。当面は来年3月位まで上昇相場は続くのではないかと見ています。来年に向けて、3万1000円から3万2000円位まで上げる可能性を残しているでしょう。
チャート的には、60ヶ月移動平均線は上向き上昇トレンド、6ヶ月移動平均線と12ヶ月移動平均線も上向きの強い上昇基調の状態となりました。株価は6ヶ月移動平均線から12ヶ月移動平均線を下値支持線とする強い上昇局面です。12月に入り、下段の9ヶ月SRV-D(78)は80ポイント以上に高くなりました。強い上昇局面は続くと見る状態です。3万円相場に向けて期待は高まります。12月の観察ポイントです。
<日経平均 日足チャート>日足標準条件NO11・75日カイリ率
12月相場入りしても、短期の10日移動平均線を下値支持線とする強い上昇局面です。来週は12月SQ週です。SQ値が幾らになるか注目しています。SQ値が高くなり、上回って推移するなら3万円相場へ向けた動きは早まる可能性があります。目先は10日移動平均線に沿っている状態は強い上昇局面です。
日足チャートは、下から200日移動平均線、75日移動平均線、25日移動平均線、10日移動平均線の順に揃って上向きです。株価が10日移動平均線を上回っている強い上昇基調です。引き続き、12月もこの状態をキープするなら、強い上昇局面から高値更新相場は続くと見る状態です。12月の観察ポイントです。
日本は脱co2社会に向け産業構造転換か。米国も構造転換から異次元相場は続くか。外国人投資家はどう動くか。世界はどう動く。
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