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高値更新で強気に片寄る「12月」
今週にも政府は追加経済対策を発表する。脱炭素支援2兆円、デジタル化促進1兆円がそれに含まれ、株式市場には追い風となろう。
米国では経済指標と雇用の鈍化が見られるものの、今週からコロナワクチン接種が始まり、与野党対立で延び延びになっている追加経済対策にしてもバイデン次期大統領が早期合意を促したことでクリスマス前の決着が濃厚だ。
日銀やFRBの金融支援が続くこともあり、この12月の株式市場はリスクオン、同時株高となりやすい。メジャーSQが12/11(米国は12/18)にあり先物主導で上昇を加速させる可能性もある。そうなれば「師走相場だ、クリスマスラリ-だ」と投資家も市場関係者も強気に傾こう。
4日のNYダウは30218+248ドル、ナスダックは12464+87ポイントと共に最高値を更新した。NYダウの日足は3万ドル大台に迫ってから1ヶ月ほど足踏みして上放れの構えを見せる。ナスダックは節目の12000ポイントを突破したあと初押しを交えながらの上値追いと、どちらもチャートは良好。
NYダウ日足
NYダウ週足
日経平均(4日26751円)は12月になり足踏みしたが、米国株の高値更新もあり27000円台での活躍は時間の問題だろう。29年前(1991年)の3月に27270円高値があり、それを目安に上昇する可能性は高い。
日経平均日足
ただし、前回も触れたが12月上旬は需給や心理面でピークになりやすく、テクニカル指標(RCIなど)が過熱を強める。皆が強気に傾く状況でもあり、中旬以降は「どこで頭を打つか」に注意することも頭に入れておきたい。
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