日経平均株価の動き(2020年12月25日)

コロナウイルスの第三波から、感染力が強力なウイルスに変異してきたから驚きです。100年前のスペイン風邪も、この様な形で2年も続いたのかと想像してしまいます。クリスマスという世界的なイベントを前にして、行動制限は強まり、世界的に入国を遮断する期間が延びそうです。年明けの感染者数が心配されます。

今週はコロナ感染拡大で株価は売られましたが、クリスマスを前に、外国人投資家の買いが減ったため、売り物を吸収できなかっただけと見ています。クリスマス明けから買いが増してくることを期待したい。コロナ感染拡大は景気対策を後押しするから、株価対策に繋がります。感染拡大は景気対策から株価上昇と見ています。

今年も残すところ一週間となりました。年末も大きく動きそうにありませんが、日本の年始から米国市場は始まっています。3万ドルに乗せたNYダウの上昇はいつまで続くのでしょうか。高値更新相場でスタートなら、日経平均もご祝儀相場で始まることを期待したいです。

世界的に、脱炭素社会に向けて、新たな技術革新は始まっています。日本の国家戦略もまた、CO2から水素へ、エンジンからモーターへ。5Gから6Gへ。地上から宇宙へと。どれも新興企業には出来ない分野です。また中国から日本回帰へとサプライチェーンが戻って来ることに期待したい。新たな技術革新から大相場を期待したい。

外国人投資家のクリスマス休暇中の日経平均は、12月SQ値(2万6713円)が重石になって上回れず推移しましたが、日足チャートでは、日経平均は25日移動平均線で切り返しており、順序通りに動いています。年末から年明けに向け、10日から25日移動平均線を上回る状態なら高値更新は続くと見ています。

国家の成長戦略は、引き続き、IT関連銘柄は成長戦略に含まれています。水素エネルギーなど、大企業(中大型株)の成長産業です。中大型株の上昇相場が来るように感じられます。「国策に売り無し」の格言の如く、戦略銘柄の動きの観察は年明けも続きます。

12月4週の東証1部銘柄(2196銘柄)の6ヶ月移動平均線上回る銘柄数は少し減少する。2020年1月末1187銘柄(225種115)→2月末267銘柄(225種26)→3月末230銘柄(225種19)→4月末415銘柄(225種17)→5月末1001銘柄(225種65)→6月末1104銘柄(225種90)→7月末796銘柄(225種65)→8月末1419銘柄(225種163)→9月末1643銘柄(225種115)→10月末1011銘柄(225種82)→11月末1382銘柄(225種161)→12月(3)1541銘柄(225種186)→12月(10)1688銘柄(225種179)→12月(17)1545銘柄(225種182)→12月(24)1415銘柄(225種174)は少し減少する。増加に戻せるか。強気相場は維持する。年明けに向けた観察ポイントです。

東証1部銘柄

225銘柄

12月4週の「107」マザーズ市場(344銘柄)で75日移動平均線上回る銘柄数は減少は続く。2020年1月末108銘柄→2月末36銘柄→3月末16→4月末102銘柄→5月末268銘柄→6月末277銘柄→7月末115銘柄→8月末180銘柄→9月末218銘柄→10月末126銘柄→11月末111銘柄→12月(4)113銘柄→12月(11)92銘柄→12月(18)91銘柄→12月(25)68銘柄と減少は続く。増加に戻せるか。年明けに向けた観察ポイントです。

マザーズ銘柄

12月4週の「105」JASDAQ市場(705銘柄)の75日移動平均線を上回る銘柄数は減少する。2020年1月末396銘柄→2月末97銘柄→3月末44銘柄→4月末129銘柄→5月末511銘柄→6月末586銘柄→7月末281銘柄→8月末363銘柄→9月末439銘柄→10月末277銘柄→11月末324銘柄→12月(4)316銘柄→12月(11)332銘柄→12月(18)348銘柄→12月(25)2980銘柄と減少する。増加に戻せるか。1月に向けた観察ポイントです。

JASDAQ銘柄

12月4週の東証2部銘柄(475銘柄)の75日移動平均線を上回る銘柄数も減少する。1月末274銘柄→2月末64銘柄→3月末26銘柄→4月末83銘柄→5月末338銘柄→6月末409銘柄→7月末199銘柄→8月末251銘柄→9月末311銘柄→10月末228銘柄→11月末249銘柄→12月(4)253銘柄→12月(11)250銘柄→12月(18)259銘柄→12月(25)219銘柄と減少する。増加に戻せるか。年明けに向けた観察ポイントです。

東証2部銘柄

12月4週の東証1部銘柄(2196銘柄)の75日移動平均線上回る銘柄数も減少する。1月末780銘柄(225種73)→2月末67銘柄(225種7)→3月末253銘柄(225種17)→4月末645銘柄(225種28)→5月末1786銘柄(225種169)→6月末1671銘柄(225種166)→7月末622銘柄(225種54)→8月末1144銘柄(225種135)→9月末1581銘柄(225種97)→10月末809銘柄(225種56)→11月末1136銘柄(225種136)→12月(4)1274銘柄(225種168)→12月(11)1263銘柄(225種174)→12月(18)1258銘柄(225種162)→12月(25)1134銘柄(225種152)と減少する。増加に戻せるか。年明けに向けた観察ポイントです。

東証1部銘柄

225銘柄

<801NYダウ 803NASADAQ指数 日足チャート>

米国投資家はクリスマスまでに稼ぎ、後はゆっくりする。「801」NYダウは3万ドルに乗せてクリスマスを迎えました。稼いでクリスマスを過ごしています。チャート的に、下から200日移動平均線、75日移動平均線、25日移動平均線、10日移動平均線の順に揃っています。強い上昇基調を崩さず、年明けも高値更新相場は続くと見る動きです。年明けに向けた観察ポイントです。

最高値更新する「803」NASDAQ指数を見ても、米国投資家はクリスマスを笑いながら過ごしている事が誰でも分かります。年明けも高値更新相場で始まりそうです。NYダウと同じく、チャート的には、下から200日移動平均線、75日移動平均線、25日移動平均線、10日移動平均線の順に揃っている強い上昇基調です。引き続き、年明けに向けて10日から25日移動平均線を上回る高値更新相場は続くと見ています。年明けに向けた観察ポイントです。

NYダウ NASADAQ指数 日足チャート

<850ドル円 日足チャート>日足標準条件NO11・75日カイリ率+75日ボリンジャーバンド

クリスマス休暇中の「850」ドル円(為替)相場は小幅で閑散としています。株と同じく休暇中と言うことが分かります。75日ボリンジャーバンド中心線は下向き、25日移動平均線に沿った推移で続いている円高基調です。75日ボリンジャーバンド中心線は104円、-3シグマは102円まで円高になっています。中心線から-3シグマ間で推移している円高への動きです。

日足チャート的に、75日ボリンジャーバンド中心線(104円)を上値抵抗線に円高基調です。25日移動平均線(上値抵抗線)を上回れず、-3シグマ間で動いています。75日ボリンジャーバンド中心線に戻せず、-3シグマに向けて円高は続いています。年明けも円高でスタートしそうです。年明けに向けた観察ポイントです。

ドル円 日足チャート

<105JASDAQ指数&107東証マザーズ指数>日足標準条件NO11・75日カイリ率

<JASDAQ指数 日足チャート>

今週の「105」JASDAQ指数は、25日移動平均線割れまで急落しました。クリスマスに向け、利食い売りに押されましたが戻しています。チャート的には25日から75日移動平均線は上向きであり、上昇基調を維持しています。10日から25日移動平均線を上回る状態に戻せるか。年明けに向けた観察ポイントです。

<東証マザーズ指数 日足チャート>

「107」マザーズ指数は、25日移動平均線は下向きになり、調整局面は続いています。下げ渋っているものの、25日から75日移動平均線を下回る状態は調整局面です。再度、株価は25日から75日移動平均線を上回ってこなければ、上昇基調に戻せません。年明け、上回り上昇基調に戻せるかどうかです。年明けに向けた観察ポイントです。

JASDAQ指数&東証マザーズ指数 日足チャート

<日経平均 624外国人投資家動向・週足チャート>標準条件NO1(月足基本チャート)

12月の「624」外国人投資家動向は、クリスマスに向けて減ってきたものの買われ続けています。日経平均の上値が伸びなかったのは、外国人投資家がクリスマス休暇から買いが細っているからでしょう。下がらなかったのは、買い越しているからです。年末に向けて3兆円近く買い越したと言われています。

外国人投資家の買い越しされた株式は、何れは売られる時期はきますが、来年に持ち越した事は、引き続き、日本市場を強きに見ている事です。引き続き、年明けの外国人投資家動向は注目されます。年明けに向けた観察ポイントです。

日経平均 624外国人投資家動向・週足チャート

<日経平均 月足チャート>標準条件NO1(月足基本チャート)

月足チャートでは、12月の上値は伸び悩んでいるもののプラスはキープしています。2万7000円台に乗せて終わる事を期待したいが、外国人投資家の買いが入るかどうかで決まります。チャート的には上昇基調をキープして引けるものの、短期的には6ヶ月移動平均線からカイリが大きい事が、続伸できない理由になっています。年明け1月は値上がりで始まると、カイリ幅が大きくなる事を理由に売り場接近の可能性があります。

チャート的には、60ヶ月移動平均線は上向き上昇トレンド、6ヶ月移動平均線と12ヶ月移動平均線も上向きで、大陽線をキープしている強い上昇局面のまま2020年は終えそうです。6ヶ月移動平均線と12ヶ月移動平均線は上向きで強い上昇局面ですが、6ヶ月移動平均線からカイリ幅が大きくなっているため、値上がりすれば売り場接近と見た方が安全です。下げなければ売りを吸収した事から、強い相場と見る事ができます。下段の9ヶ月SRV-D(81)は80ポイント以上で引けるので、1月も強い状態で始まります。強い局面は下げたら買い場と見ます。年明けに向けた観察ポイントです。

日経平均 月足チャート

<日経平均 日足チャート>日足標準条件NO11・75日カイリ率

12月は10日移動平均線に沿って、小幅ボックス相場で推移しています。さらにクリスマス休暇中は小幅になりましたが、このまま年末までボックスが続くのか、上放れして高値引けできるか。どちらか分かりませんが、10日から25日移動平均線を上回っている状態は、上昇基調を維持して引けた事になります。

日足チャートは、下から200日移動平均線、75日移動平均線、25日移動平均線、10日移動平均線の順に揃っています。クリスマス休暇中でも、10日から25日移動平均線を上回っての推移は維持している強い上昇基調です。年明けに向けた観察ポイントです。

日経平均 日足チャート

年明け強力コロナ波は日本にも来るか。米国の高値更新相場は続くか。年明け外国人投資家はどう動くのか。世界はどう動く。

→日経平均株価の動き:目次へ

臨時コメントについて

相場が急変したり基調が変わるようなときには、その都度臨時コメントが掲載されます。
臨時コメントは株の達人ユーザーのみのサービスです。

↓ブログでは日経平均や先物、ミニ先物などの分析を掲載しております。ほぼ毎日更新!ぜひご覧ください。
本日の市況と個別株徹底解説
https://www.sevendata.co.jp/user_blog/