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3万円指向も新春アノマリーあり
2021新年相場は3日続落で始まったが、1週間を終えてみれば大活況の幕開けだ。8日の日経平均はミニSQや3連休控えを気にすることなく648円高28139円高値引けとなり、7日、8日の2日間で1082円上げ30年半ぶりに28000円台を回復した。
日経平均の日足チャートを見ると、最初の3日続落は年末の急騰に対するスピード調整で節目の27000円ラインや25日線に向けてのプルバック(初押し)となり、そこから大きく反発するというチャートのセオリー通りの動きを見せた。
日経平均日足
華々しい幕開けとなり今年の上昇相場に期待も高まる。コロナ感染拡大と景気減速懸念は否めないが、だからこそ株式市場は未曽有の金融緩和と財政出動による強力な「金融相場」を繰り広げる可能性が高い。月足で30年前というと1990年で、その年の6月高値「33344円」が次に目指すターゲットで、今年はそれを目指す可能性十分にあるだろう。
ただし、相場であるからスピード調整は挟む。過去最高値を更新するNYダウ、ナスダックも含めて新春に勢いよく飛び出した相場だが、アノマリー(経験則)だと勢いはそう長く続かず1月後半に一旦スピード調整挟むこと少なくない。
強い相場は大いに結構だが、皆が強気に傾きやすい新春ならではのアノマリーも見逃せない。金融相場なのでマネーは大型主力株に向かうだろうが、新規の買いはまだ上げていないものを狙うか、あるいは活躍株の押し目を待つ姿勢が望まれる。
本年もよろしくお願いいたします。 富田
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