今週から2月相場入りしました。改めて相場の強さを知る!!たった1週間で1月の下げ幅を取り戻してしまった。非常に強い切り返しと言えます。半導体関連株、電子部品株などは高値を付けてから伸び悩んでいます。今までの先導株が伸び悩んでいる中で、日経平均は1月の下げ幅を取り戻しました。牽引株が新たな銘柄、新たな業種にシフトした事が分かります。新たな銘柄買いで下げ幅を取り戻した新旧入れ替えである。
日本市場の主力投資家は外国人投資家である事は変わりません。外国人投資家の選択銘柄、選択業種が変わった事を意味します。日銀はETFしか買っていないから、外国人投資家は個別株で日経平均の寄与率の高い銘柄、高い業種、高いテーマ株にシフトしていると言えます。引き続き、外国人投資家動向は注目されるでしょう。
現在の日本市場は、外国人投資家が売買してくれなければ波は起こらず、風も吹きません。当然の如く、山もできなければ、谷もできません。日本市場で最大の影響力を持っています。今週の上げ幅、前週の下げ幅を見ても、外国人投資家の強い買いと利食い売りから大きく動いた事が分かります。
外国人投資家は高くなった株は利食い売りしましたが、日経平均は下げさせたくないと言う、強い買いで寄与率の高い銘柄、高い業種にシフトしたと言えます。今後も大きく乱高下はあっても、上昇トレンド、上昇基調を維持していれば、日経平均の上昇相場は続くと言えます。また個人投資家の利益も外国人投資家に作ってもらっていると言えます。
日経平均は、週間で-500円以上下落し、25日移動平均線を下回ると売り転換します。逆に週間で+500円以上値上がりし、25日移動平均線を上回ってくると買い転換します。2週に渡り-500円の下落、+500円以上の上昇から切り返しました。下落転換後の翌週に切り返す動きは、過去にも例の少ない動きです。
今週4日(木曜日)は、日経平均は-305円安しましたが、東証一部値上がり銘柄数は1116銘柄ありました。過去に半数以上の値上がり銘柄数を維持し、日経平均が-300円以上の下落を初めて見たように思います。全体的に、半数以上は買われていても、日経平均採用銘柄で下落寄与率高い株は売られ、底値立ち上がりの出遅れ株、好業績株は買われました。銘柄の入れ替えが進んでいる事を表しています。
政府は、大手企業にも雇用助成金を支給すると発表しました。この発表から、業績悪化した企業、赤字予想の企業など、3月決算を上方修正してくると見られることから、赤字で売られ、大底圏の銘柄は業績上方修正が予想されることから、先買いされると見られるでしょう。しばらく赤字決算予想銘柄の上放れが期待できそうです。
しばらくは、2万9000円に乗せる前に、高い銘柄は売られ、底値株、出遅れ株、好業績株にシフトし、銘柄入れ替えは進みそうです。着眼は、2022年度業績見通し連想し、株価水準が底値圏で割安な株、業績好転から買われやすい、底値立ち上がり銘柄を狙うのが、一番ローリスク投資になると考えます。昨年からの局面では、底値から1万2000円以上も値上がりした、過去に例のない大相場の局面です。大相場では、初心者、素人のデイトレ投資の成功率は低いと考えます。大相場では、値幅が取れる中期投資の成功率が高くなり、それが資産を増やせる投資法と考えます。3万円を目指せるか。利食い売りに押されるか。3月決算に向けた観察ポイントです。
2月1週目の東証1部銘柄(2200銘柄)の6ヶ月移動平均線上回る銘柄数を見ると225種株に過熱感は強まっている。2020年3月末230銘柄(225種19)→4月末415銘柄(225種17)→5月末1001銘柄(225種65)→6月末1104銘柄(225種90)→7月末796銘柄(225種65)→8月末1419銘柄(225種163)→9月末1643銘柄(225種115)→10月末1011銘柄(225種82)→11月末1382銘柄(225種161)→12月末1441銘柄(225種180)→2021年1月末1407銘柄(225種195)→2月(4)1505銘柄(225種205)と225種株は9割まで増加する過熱ぶりです。強気相場を維持している。2月の観察ポイントです。
2月1週目の「107」マザーズ市場(342銘柄)で75日移動平均線上回る銘柄数は上昇転換し、増加を維持している。2020年3月末16→4月末102銘柄→5月末268銘柄→6月末277銘柄→7月末115銘柄→8月末180銘柄→9月末218銘柄→10月末126銘柄→11月末111銘柄→12月末69銘柄→2021年1月末120銘柄→2月(5)159銘柄と増加は続いている。上昇は続くか。2月の観察ポイントです。
2月1週目の「105」JASDAQ市場(704銘柄)の75日移動平均線を上回る銘柄数は増加に切り返す。2020年3月末44銘柄→4月末129銘柄→5月末511銘柄→6月末586銘柄→7月末281銘柄→8月末363銘柄→9月末439銘柄→10月末277銘柄→11月末324銘柄→12月末328銘柄→2021年1月末424銘柄→2月(5)483銘柄と増加に切り返している。増加は続くか。2月に向けた観察ポイントです。
2月1週目の東証2部銘柄(473銘柄)の75日移動平均線を上回る銘柄数も増加している。2020年3月末26銘柄→4月末83銘柄→5月末338銘柄→6月末409銘柄→7月末199銘柄→8月末251銘柄→9月末311銘柄→10月末228銘柄→11月末249銘柄→12月末241銘柄→2021年1月末298銘柄→2月(5)334銘柄と増加に切り返している。増加は続くか。2月の観察ポイントです。
2月1週目の東証1部銘柄(2200銘柄)の75日移動平均線上回る銘柄数は増加し強気相場を維持している。2020年3月末253銘柄(225種17)→4月末645銘柄(225種28)→5月末1786銘柄(225種169)→6月末1671銘柄(225種166)→7月末622銘柄(225種54)→8月末1144銘柄(225種135)→9月末1581銘柄(225種97)→10月末809銘柄(225種56)→11月末1136銘柄(225種136)→12月末1172銘柄(225種176)→2021年1月末1302銘柄(225種177)→2月(5)1553銘柄(225種205)と225種株の増加は続く。増加は続くか。2月の観察ポイントです。
<801NYダウ 803NASADAQ指数 日足チャート>
再び3万1000ドルに乗せてきました。こちらも強い動きと言えます。利食い売りに押され、3万1000ドル前後で利食い売りで伸び悩んだが、利食い売りを吸収し、再び上昇基調に戻してきました。チャート的に、下から200日移動平均線、75日移動平均線、25日移動平均線の順を維持しています。引き続き、調整局面が終わり、高値更新相場に戻す動きです。2月は調整に転ずるか、上昇基調は続くか。2月の観察ポイントです。
さらに「803」NASDAQ指数は売られるより、買い意欲が旺盛だと感じられます。下げても25日移動平均線を上回る水準で下げ止まっているからです。NYダウより強く、チャート的には、下から200日移動平均線、75日移動平均線、25日移動平均線、10日移動平均線の順に強い上昇基調をキープしています。引き続き、10日から25日移動平均線を上回る高値更新相場は続くと見ます。2月の観察ポイントです。
<850ドル円 日足チャート>日足標準条件NO11・75日カイリ率+75日ボリンジャーバンド
「850」ドル円(為替)相場は、中心線を上回る円安の動きが続いています。円高→株高のトレンドは続きましたが、円安でも株高の動きになっています。200日移動平均線は106円下にある。目先は200日移動平均線を目指す円安に動いています。中心線を上回り、200日移動平均線(106円)に向けた円安の動きは続いています。ボリンジャーバンド幅は拡大→縮小に動いています。+1シグマを上回った事から、しばらく円安で推移しそうです。
日足チャート的に、75日ボリンジャーバンド中心線(104円)を上回る動きは円安に動いています。75日移動平均線(中心線)を下回らなければ、円安は続きます。75日移動平均線を下回ると円高に逆戻りします。75日ボリンジャーバンド中心線を上回った事から、105円から106円の円安へ戻しやすくなります。2月の観察ポイントです。
<105JASDAQ指数&107東証マザーズ指数>日足標準条件NO11・75日カイリ率
<JASDAQ指数 日足チャート>
2月の「105」JASDAQ指数は、上昇相場に切り返してきました。強い動きに戻したと見る事ができます。10日から25日移動平均線に沿った上昇相場を維持しています。75日移動平均線を上回る銘柄数の増加は続いています。チャート的には、10日移動平均線、25日から75日移動平均線は上向き、上昇基調です。引き続き、下から200日移動平均線、75日移動平均線、25日移動平均線、10日移動平均線の順に揃う上昇基調をキープしています。2月の観察ポイントです。
<東証マザーズ指数 日足チャート>
2月の「107」マザーズ指数は、75日移動平均線を上回る切り返しの動きです。前週は75日移動平均線まで売られましたが、今週は切り返す動きとなりました。75日移動平均線を上回る銘柄数は増加し、個別株は値上がりに転じた事が分かります。今後も75日移動平均線を上回る銘柄数の増加が見込めます。75日移動平均線を上回っていれば、上昇相場はキープされます。再度、75日移動平均線を下回ると戻り売り転換です。2月の観察ポイントです。
<日経平均 610評価損率・週足チャート>
1月4週の「610」評価損率は、ー11%まで悪化して引けました。2月1週は、1月の下落を切り返す動きとなったから、来週発表される今週の評価損率は、-10%まで改善なら高値ゾーンと言えます。評価損率の数値が-10%前後と言う事は、利食い売りと新規買いの交錯場面になりやすいです。現在の-10%前後の水準から改善する事は高値ゾーンになります。評価損率から見る買い場は、-20%前後のボトムゾーンです。-10%から5%で高値ゾーン、-5%以上は高値警戒ゾーンと見ます。
-10%前後は利食い売りに押されてきましたが、2月以降は利食い売りと新規買いから売り買い交錯しやすいでしょう。当面は-10%前後で利食い売りが消化された後、上放れするか、戻り売られるか。どう動くか。来週以降、数値は改善しても、高い株は売られ、安い株は買われる流れは続くと見ています。数値が悪化したら買い場になります。2月の観察ポイントです。
<日経平均 月足チャート>標準条件NO1(月足基本チャート)
1月相場は最後に売られましたが、2月相場は1月の下げ幅を取り戻す切り返しとなりました。非常に強い動きと言えます。1週間の上げ幅は、+1000円以上の大幅高となりました。非常に強い上昇局面を維持しています。月足チャートでは、6ヶ月移動平均線からカイリ幅が大きくなっています。利食い売りが出やすい状態と強気買い局面は続きそうです。3万円に向け、強気相場は続くか。
チャート的には、60ヶ月移動平均線は上向き上昇トレンド、6ヶ月移動平均線と12ヶ月移動平均線も上向きで、11月以降の大陽線は6ヶ月移動平均線と12ヶ月移動平均線を上回る強い上昇局面を維持しています。2月も6ヶ月移動平均線から大幅カイリ局面は続くが、強い上昇局面を維持しています。下段の9ヶ月SRV-D(86)は、80ポイント以上の強い上昇局面を示しています。2月の観察ポイントです。
<日経平均 日足チャート>日足標準条件NO11・75日カイリ率
1月最後は大幅安で引けましたが、今週は週間で+1000円以上の上昇転換の動きとなりました。日経平均株価は売られても、25日移動平均線を上回る状態を維持しています。株価は25日移動平均線で切り返した強い上昇基調を維持していますので、下げたら押し目と見る動きです。チャートでは25日移動平均線を上回る上昇基調に戻した動きを見ても、強い事が分かります。株価は10日移動平均線を上回り、高値更新相場に戻す動きです。次に25日移動平均線を下回ると売り転換の可能性があります。
日足チャートは、下から200日移動平均線、75日移動平均線、25日移動平均線、10日移動平均線の順に揃って、株価は10日から25日移動平均線を上回る強い上昇基調に戻してきました。短期的に25日移動平均線カイリ幅局面をクリアしたので、来週以降、10日移動平均線を上回る状態をキープなら、高値更新相場に戻します。2月の観察ポイントです。
日米ともに強気の高値更新相場は続く。2022年の業績を外国人投資家はどう見ているか。コロナは終息に向け推移するか。世界はどう動く。
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