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1年前と酷似の乱高下
1月末のロビンフッドショックも、いまのカネ余りマーケットには程よいスピード調整であったようだ。
NYダウは一目の雲上が下値抵抗となり1/21の最高値31272ドルにあと20ドルに迫り、ナスダックは25日線から切り返して1/25の最高値13728ポイントをすでに突破して高値を13878ポイントに伸ばしている。
日経平均は一目基準線や25日線を下値に切り返して1/14高値28979円にあと200円ほどで、その高値を抜いて29000円台から3万円指向となるのは時間の問題と言えるだろう。
日経平均日足
為替(ドル円)は75日線や26週線をクリアーして3ヶ月ぶりの105円台後半に円安を進め、決算発表は前半を終えて上方修正に動くところが相次ぐ。緊急事態宣言は3/7まで延長したが、その後の感染者減少が顕著で期限を待たずに解除に動く可能性が高まるなど、いまマーケットには強いフォローの風が吹いている。
ドル円日足
ただ、ショック安から切り返して高値を更新するという年初からの動きは1年前の12月~2月相場にも見られ、チャートの動きがその時と似ている。新年に期待高まる春先は押し目買い意欲旺盛だが、日本には「節分天井-彼岸底」という格言(アノマリー)があり、確定申告の3月中旬にかけて調整する確率は小さくなく、その調整に転ずる前の高値をこの2月につけやすいこと。
昨年の日経平均日足
高値更新となれば皆が強気に傾くだろうが、為替は節目の200日線に差し掛かり、52週線にも迫る。そして今週はミニSQを控え、日足のRCIが再び高値圏に集まるタイミングだ。チャートはWトップ(トリプルトオプ)を描くかも知れぬ高値圏でもあり、ここからの高値更新局面ではそういった注意点を忘れないでいたい。
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