富田のトレチャ 2021年02月15日

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2月変化日の高値

日米とも株価は高値圏で堅調に推移する。未曽有の金融緩和と財政出動に伴うカネ余りを背景に「金融相場」の地合いはまだしばらく続くだろう。とはいえ相場である。テクニカルが再び過熱感を帯びてきており、そろそろスピード調整挟むことは想定しておきたい。

日経平均は30年半ぶりの高値を29650円に伸ばし、3万円大台を視野に入れてきた。その大台は一つの目標でもあり225採用の値がさ主力株中心に物色意欲も続くだろう。
ただし、3万円近辺に到達すると「達成感」から利益確定売りの動きも出やすくなる。先物は2月SQ(2/12)を通過し、3月のメジャーSQ(3/12)を意識し始める。今週は12/25安値から9週目、10月末安値から17週目と変化日のタイミングに差し掛かる。

日経平均週足
日経平均週足

日足チャートを見ると、月半ばに高値をつけて月末に調整というパターンが見て取れるほか、RCI(9日、25日、25日)が再び高値圏に集まってきた。週足チャートはRCIが高値圏に張り付いたままで、52週線のプラスかい離が27.11%と7年7か月ぶり(アベノミクス当初の2013年5月以来)の水準に拡大している。

日経平均日足
日経平均日足

25日線などを維持する上昇基調の流れに逆らう必要はないが、風雨強まる高値圏でもあり、ここらで高値を示現すると「彼岸底」までスピード調整続く可能性が出てくる。上昇した個別株は利食いを入れるなど、ここからは小まめな対応が一策となろう。

2013年日経平均週足
2013年日経平均週足

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