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過熱した変化日に高値示現
日経平均は3万円を回復、16日に高値を30714円まで伸ばした。だが、その後は調整に転じ、19日は一時29847円まで下げ、30017円で終えた。
15日、16日の2日間で1000円も上げたのだからスピード調整を見せるのは当然と言える。RCIや騰落レシオなどテクニカル指標は過熱を強めていたが、16日はサイコロも9勝3敗になり、週足や月足の平均線かい離も開き、商い面でファーストリ(9983)、SBG(9984)、任天堂(9794)の上位3社だけで全体3兆円の11.5%を占める(出来高占有率)など過熱警戒感をさらに強めた。
適度なスピード調整は当然だが、ただ12/22安値から9週目、10月末安値から17週目という変化日に高値を示現、そしてこれから調整アノマリーのある3月(メジャーSQ、確定申告、お彼岸、年度末)を迎えることを踏まえると、調整が少し長引くことも想定される。
日経平均週足
RCIは日足、週足とも高値圏に収れんしており、調整に転ずるなら高値から2~3週間の日柄を要す可能性も出てくる。そうなると、日経平均の下値メドは25日線(28978円)だけでなく75日線(27215円)もポイントになってこよう。
日経平均日足
風雨強まる高値圏でもあり、メジャーSQ(3/12)までの3月前半は少し慎重に見ておきたい。ただし、カネ余りの金融相場が続くことから3月の調整は押し目買い好機になるだろう。
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