富田のトレチャ 2021年03月29日

★富田隆弥氏の相場解説ブログや注目株や日経平均解説など充実コンテンツ満載のPDF版「月刊トレチャ」詳細・お申し込みについてはこちら↓
→富田隆弥のブログ blank

3月彼岸底を通過

日経平均は18日の戻り高値30485円から24日28379円まで2100円(-6.9%)下げたが、25日、26日は2日間で770円反発した。日足チャートは75日線や一目均衡表の雲下限に差し掛かり、そこから反転する様は悪くない。

日経平均日足一目
日経平均日足一目

また、NYダウは3/18の上ヒゲ高値33227ドルから25日に下ヒゲで32071ドルまで下げたが、そこでタグリ足となり26日は33072+453ドルと大幅続伸、終値ベースで過去最高値を更新した。25日線とネックラインの重なる32000ドル水準にプルバック(初押し)入れて切り返すというチャートは悪くない。

NYダウ日足
NYダウ日足

日経平均は3月に調整、そして彼岸底というアノマリー通りの展開になったことから、新年度入りの4月から5月にかけては上昇が想定される。30日に配当落ち(190円程)あるものの、まずは3万円大台を回復して3/18高値30485円奪回を目指し、そのあと2/16高値30714円奪回から31000円を目指してもおかしくない。

日経平均日足
日経平均日足

米国ではバイデン大統領が1.9兆ドルの追加経済策に続き3兆ドル規模のインフラ投資(高所得者に増税)の発表が迫っている。10年債利回りの上昇やテーパリング(緩和縮小の兆)など懸念はらむこと無視できないが、当面は最高値更新にともないショートカバー(買い戻し)を巻き込んで上値模索の展開になることが想定される。

日米とも調整アノマリーの3月を終え、チャートは4月の上昇に向け準備万端。注意事項や懸念要因は一旦脇に置いておいて、ここは「買い」で挑むのも面白い。

→富田のトレチャ:目次へ

(PDF版「月刊トレチャ」富田氏の注目株解説などをさらに詳しくご覧いただけます!  詳細・お申し込みはコチラ