2021年度3月相場は終わり、前月比+212円(29178円)で引けました。1月に2万9000円台に乗せてから3月まで上値は利食い売りの押されて乱高下しましたが、プラスで引けました。強い上値を維持したいと言えます。今週から2022年4月相場入りしました。強気相場で始まり週間で+500円以上値上がりして始まりました。3月の下落を切り返す強いスタートと言えます。
投資ファンド・アルケゴスの破綻から日本の証券会社など被害額が報じられた。100億円から2000億円という巨額の損失らしい。ファンドの破綻では、必ずって言うほど日本の証券会社や銀行が被害(カモ)にあう。そう言う悪いニュースでも日経平均は強い基調を維持している。
2022年業績予想は、昨年3月から1万5000円以上値上がりし3万円に乗せたのだから、少しくらい良い業績予想でも織り込んでいると見た方が良い。相場のけん引役の半導体関連株は、再び高値更新相場に戻してきた。半導体関連株の値上がりが続く間は、相場全体的に上昇基調を維持するけれども、業績予想が織り込み済みであっても、個別株の上昇は2極化しながら続くと見ております。
そういう意味から業績予想が出揃うまでの4月から5月末までボックス相場の可能性があります。業績予想が出おえた6月以降、再び上昇局面は強まると見ています。その前から上昇が強まると相場が強いと言えます。どこかの時点で調整局面もあるかもしれませんが、下げたら買い場と見ています。今年度は調整が終われば4万円相場に向けた上昇局面と見ています。
日本もコロナの第4波の雲行きで心配される。関西は2月末に緊急事態宣言を解除してしまったが、たった1月で大きなリバウンドとなった。飲食業界から知事に泣きのSOS要望に沿う形で解除したが、やはり変異ウイルスの第4波となってしまった。第4波次第では、飲食、ホテル、サービス業の中で、再び売られる業種や銘柄は増える心配はあります。
4月から5月は業績予想を期待しつつ、新興市場に多いグロース株(成長株)から1部市場のバリュー株(割安株)まで、銘柄をピックアップしておくのが良いと考えます。値上がりする銘柄は上昇基調、底値立ち上がり、上昇基調の押し目などチャートがキレイなものが多い。
引き続き、半導体関連株が買われだした事から、相場は半導体から始まり半導体からピークを付ける流れから、半導体関連株は25日移動平均線を上回り上昇基調に戻しています。半導体関連株が回復から上昇が続くなら4月以降も、けん引役として上昇相場は維持すると見る事ができます。今後も半導体関連株の動きを見ながら相場観察にしたいと考えます。
4月1週目の東証1部銘柄(2200銘柄)の6ヶ月移動平均線上回る銘柄数は強気を維持して始まる。2020年9月末1643銘柄(225種115)→10月末1011銘柄(225種82)→11月末1382銘柄(225種161)→12月末1441銘柄(225種180)→2021年1月末1407銘柄(225種195)→2月末1470銘柄(225種206)→3月末1760銘柄(225種207)→4月(1)1702銘柄(225種201)と強気を維持する。4月も強気は続くか。4月の観察ポイントです。
4月1週目の「107」マザーズ市場(353銘柄)で75日移動平均線上回る銘柄数は増加に戻す。2020年9月末218銘柄→10月末126銘柄→11月末111銘柄→12月末69銘柄→2021年1月末120銘柄→2月末153銘柄→3月末185銘柄→4月(2)201銘柄と押し目から立ち上がり強気に戻す。4月の観察ポイントです。
4月1週目の「105」JASDAQ市場(701銘柄)の75日移動平均線を上回る銘柄数は強気を維持する。2020年9月末439銘柄→10月末277銘柄→11月末324銘柄→12月末328銘柄→2021年1月末424銘柄→2月末452銘柄→3月末467銘柄→4月(2)437銘柄と強気を維持した。増加は続くか。4月の観察ポイントです。
4月1週目の東証2部銘柄(472銘柄)の75日移動平均線を上回る銘柄数も強気を維持した。2020年9月末311銘柄→10月末228銘柄→11月末249銘柄→12月末241銘柄→2021年1月末298銘柄→2月末334銘柄→3月末342銘柄→4月(2)320銘柄と強気を維持した。増加は続くか。4月の観察ポイントです。
4月1週目の東証1部銘柄(2200銘柄)の75日移動平均線上回る銘柄数も強気を維持する。2020年9月末1581銘柄(225種97)→10月末809銘柄(225種56)→11月末1136銘柄(225種136)→12月末1172銘柄(225種176)→2021年1月末1302銘柄(225種177)→2月末1342銘柄(225種194)→3月末1562銘柄(225種184)→4月(2)1606銘柄(225種193)と強気相場を維持する。4月の観察ポイントです。
<801NYダウ 803NASADAQ指数 日足チャート>
バイデン大統領は220兆円のインフラ投資を発表した。巨額投資から「801」NYダウは3万3000ドルに乗せてきました。強気相場を維持している。大型景気対策から高値更新相場は続きそうです。チャート的に、下から200日移動平均線、75日移動平均線、25日移動平均線、10日移動平均線の順を戻し強い上昇基調を維持しています。10日から25日移動平均線を上回る状態は強い上昇局面です。4月の観察ポイントです。
バイデン大統領の発表した220兆円のインフラ投資は、ハイテク銘柄の多い「803」NASDAQ市場にもインパクトのある材料です。チャートを見ても25日から75日移動平均線を上回る上昇基調に戻してきました。チャート的に、下から200日移動平均線、75日移動平均線、25日移動平均線の状態から、株価は25日移動平均線を上回ってくれば再上昇相場に戻したと言えます。25日移動平均線を上回れなければ調整局面と見てください。4月の観察ポイントです。
<850ドル円 日足チャート>日足標準条件NO11・75日カイリ率+75日ボリンジャーバンド
バイデン大統領の巨額なインフラ投資の原資は米国債を発行し資金を集めます。魅力的な金利を維持する必要があります。金利高から「850」ドル円(為替)は、円安(ドル高)は続く可能性も出てきました。月足では3月末は60ヶ月移動平均線(109円・上値抵抗線)を上回って引けました。4月も60ヶ月移動平均線(109円・上値抵抗線)を上回って始まりました。今度は60ヶ月移動平均線(109円)が下値支持線になってきました。
日足チャートでは10日移動平均線、25日移動平均線、75日移動平均線(中心線)は上向きに転じ、75日移動平均線と200日移動平均線はGクロスしてきました。円安基調に向けた動きです。チャート的には10日から25日移動平均線を上回る状態は円安基調は続くと見ます。短期的に10日移動平均線を下回ると円高に戻す可能性もあります。4月の観察ポイントです。
<105JASDAQ指数&107東証マザーズ指数>日足標準条件NO11・75日カイリ率
<JASDAQ指数 日足チャート>
日経平均が乱高下する中で「105」JASDAQ指数は高値更新相場を維持している。流れは新興市場が買われ出した事が分かる。引き続き、10日移動平均線から25日移動平均線を上回る状態は高値更新相場は続きます。3月中旬から高値更新相場に戻したことから、2月半ばから3月初旬の下げのスピード調整は終わった動きです。調整が短いことは相場は強いと判断できます。チャート的には、10日から25日移動平均線を上回る上昇基調は続くと見ます。4月の観察ポイントです。
<東証マザーズ指数 日足チャート>
4月から「107」マザーズ指数は切り返している。75日移動平均線を上回るまで戻してきた。75日移動平均線を維持できれば上昇基調に戻したと見る事ができます。マザーズ市場は買われ始めた事が分かる。引き続き、25日移動平均線から75日移動平均線を上回る状態は上昇基調に戻す動きです。4月の観察ポイントです。
<日経平均 610評価損率・週足チャート>
「610」評価損率は、2月以降、-8%以上に改善してから株価の乱高下は続いています。今週発表-7.41(3/26)を見ても、株価はスピード調整で戻すのも早く強い状態を維持した事が分かります。4月以降も評価損率の改善なら乱高下は続く可能性は残っています。また相場2極化から高値警戒ゾーンと買われる株に分かれる可能性もあります。
今年は評価損率が-8%以上に改善しても、高値から-2000円幅の下落で終わり、期間的に1ヶ月以内で切り返している。2000年ネットバブル、アベノミクスの初動の強い相場局面に似ています。評価損率の数値は高値警戒ゾーンでも、過去の強い相場局面に似ている場合、同じように強い動きを維持する可能性はあります。4月の観察ポイントです。
<日経平均 月足チャート>標準条件NO1(月足基本チャート)
3月は陰線だが+212円高で引けました。11月から5ヶ月連続のプラスです。4月も+600円高でスタートし6ヶ月移動平均線を上回る上昇基調を維持しています。チャート的に3月の陰線は上値の伸び悩みを意味しますが、4月は陽線になり再上昇に戻す上昇です。チャート的に、日経平均とNYダウの連動しており、NYダウの上昇が続く間は強いと見る状態です。
6ヶ月移動平均線は(下値支持線)上向きで、株価が上回っている状態では、6ヶ月移動平均線を下回らない間は上昇基調と見ますので、4月相場入りしましたが、4月も強い状態で始まりました。引き続き、6ヶ月移動平均線を下回らなければ上昇基調は続くと見ています。4月の観察ポイントです。
<日経平均 日足チャート>日足標準条件NO11・75日カイリ率
今週は週間で+500円以上値上がりし、25日移動平均線を上回るまで回復し上昇基調に戻してきました。3月に75日移動平均線まで売られてから25日移動平均線を上回る回復からスピード調整から切り返し上昇基調に戻したと見る動きです。評価損率の数値を見ると短い調整局面から相場基調は強いと感じられる。
日足チャートは、下から200日移動平均線、75日移動平均線は上向きで、25日移動平均線は75日移動平均線を上回り、株価は10日から25日移動平均線を上回る上昇基調に戻してきました。4月も強い状態は続くと見る動きです。4月の観察ポイントです。
緊急事態宣言解除からたった1ヶ月で4波の感染拡大に。米国インフラ投資は強気相場は続くか。半導体相場は続くか。世界はどう動く。
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