高岡隆一の株達の極意 伝授します! 2021年05月17日

値幅調整はほぼ完了、あとは日柄か

まずお詫び。

先月号ではバイデン大統領からのお土産(コロナワクチンの日本優先提供)を期待したポジション取りについて書いたが、期待にかなう提供はなかった。

前大統領の様な信頼関係に基づいた「優先・優遇」よりも、リベラル派は平等を重んじるのだろうか。日本への特別扱いはなかった。

よってワクチン接種が遅れる株や通貨は売られる。この流れ通りに日本円は円安に(対ユーロ・ポンド・スイスフランなどは特に円安に)。株は株安へと動いている。

そこに米国インフレ懸念が加わり乱高下の先週だったが、目先は一段落も見えてきた感じがする。

まずPERと値幅調整では。

225採用銘柄の一株益は、4/1の1300円から5/14には1950円まで急増。ソフトバンク株の利益急増がどの程度含まれているのか未確認のため正確なことは言えないが、ソフトバンクの利益急増は前期2021年。2022年の今期利益予想は非開示のため、日経新聞社がソフトバンクの利益をどの程度含めているかにもよるが、現時点で1950円が今期予想と考えればPER14倍が27300円となり5/13安値の27385円に合致。値幅調整はほぼ完了と言えよう。

また米国金利は先週、一時的に急騰場面があったものの、週末に発表された経済指標はいずれも弱く、米国長期金利は乱高下の直前まで低下している。

日経平均日足
日経平均日足

タイミングを計るテクニカルやチャートでは、日足RCIで見た2週サイクルや1か月サイクルは調整一巡感。だが月足は過熱圏から下降中で調整未完了。

平均線との関係では、6か月線(28400円弱)を出没中。今後3万円を超えるような力強い上昇で、割り込んだ6か月線を回復しなければ、月足RCIの低下は継続し調整モードから脱しきれないと思う。

日経平均日足
日経平均日足

現状のテクニカルは、日足は買いだが、週足は押し目待ち・押し目狙い。月足は戻り売り、となる。ザックリだが3万円を超えないと、上記の見方は変わらない。

今月の銘柄選択は時価総額の大きな割安株を探してみた。

条件は、

連結経常益が20%以上の増益予想

連結PERが10倍以下

配当利回り2%以上

時価総額5000億円以上

東証1部銘柄で選択した

条件
条件

目先、日経平均は上値の重たい展開を予想するが、業績が予想以上に堅調なので下値不安も後退か。全体よりも個別重視と割り切り、「株達」で増収増益+割安株の選別、ご参考まで。

私毎で恐縮ですが、私の母も高齢者。ワクチン接種の予約は家族総出でした。各自の持つ携帯、複数台のPC、固定電話、これを指定日の朝9時から頑張りましたが繋がらず。

諦めていましたが午後になりPCで空いている集団接種場所が見つかり、なんとか予約完了。報道されていますように、ワクチン予約は家族総動員が当たり前なのでしょうか。

皆様のご健康を願っております。

高岡

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