残すところ5月はあと1日となり、来週から6月相場入りしますが、最後にきて大幅高しました。5月初めの大幅安で調整は終わるのか、6月に大幅調整するのか。個人的には、6月SQから7月SQに向けて、日経平均は売られると見ています。6月SQまで残存日数は、15日を切ってきました。まだ今年のオプションは100倍がありません。「宝くじ投資法」を期待したい局面です。
6月か7月SQに向け、値幅整理されなければ、これだけ増加した信用買い残の整理には日柄が必要となり、調整は長引くと見るかです。6月SQから7月SQに向けて、大幅下落したら買い場と見ています。下げなければ見送りです。東証1部銘柄で、6ヶ月移動平均線を上回る銘柄数は1000銘柄前後まで減少し、個別株は売られ続けている中で、225種銘柄は150銘柄前後で推移し、日経平均は225種の買い支えで維持している事が分かります。個別株の回復は2極化している事が分かります。
相場の方向性を見る上で、半導体関連株の動きを観察してきました。個別株が売られている中で、半導体関連株は75日移動平均線を上回る上昇基調を維持しています。225種の中でも半導体関連株が買われ、日経平均が高値維持している事が分かります。半導体関連株が売られれば、日経平均は一気に崩れる心配を含んでいます。半導体関連株が下げなければ、日経平均は下がりにくい状況です。
今年度の景気が良くなるか、悪くなるかを見る企業業績では、電力会社の業績予想で分かります。景気が良くなる時は、生産が増加するため、電力会社は増収増益予想を発表します。生産が減るときは減収減益予想を発表します。2022年の電力会社の業績予想は、2割前後の減収減益予想です。全体的に電力消費が減る中で、さらに相場が上がるかどうかはわかりません。と言う事になります。
逆に半導体関連株は、2ケタ増収増益予想を発表しているところが多くあり、好調が伝わります。一部の好業績業種だけで、日経平均は支え続けられません。いったん調整局面があると見る理由です。日足チャートでは、200日移動平均線割れくらいを見ています。現在5月SQ値(2万7748円)を上回っていますが、下回ると大幅下落のキッカケになるかもしれません。このあたりを観察したい。
日経平均のチャートは、5月初めに75日移動平均線を下回っている状態です。今日の大幅高でも、75日移動平均線を下回っています。上回ってこなければ上昇相場に戻せません。75日移動平均線を上回って始まる上昇相場サイクルから見ても、75日移動平均線を上回れない状態は戻り売りの状態です。6月SQに向け、大幅下落したら買い場と見たいが、今は買う銘柄をピックアップしておくのが良いと思います。2ケタ増収増益銘柄、上昇基調で増収増益割安株、下げない株、大幅下落した株など、相場の状況に応じて機敏に動く事も大切です。
5月4週の東証1部銘柄(2202銘柄)の6ヶ月移動平均線上回る銘柄数は少し減少した。今日の上げは反映されていません。引け値で計算します。2020年9月末1643銘柄(225種115)→10月末1011銘柄(225種82)→11月末1382銘柄(225種161)→12月末1441銘柄(225種180)→2021年1月末1407銘柄(225種195)→2月末1470銘柄(225種206)→3月末1760銘柄(225種207)→4月末1352銘柄(225種171)→5月(6)1266銘柄(225種195)→5月(13)912銘柄(225種140)→5月(20)1166銘柄(225種148)→5月(27)1054銘柄(225種157)と減少したが、225種は増加する。増加か。再下落か。6月に向けた観察ポイントです。
5月4週の「107」マザーズ市場(355銘柄)で75日移動平均線上回る銘柄数は横ばい。2020年9月末218銘柄→10月末126銘柄→11月末111銘柄→12月末69銘柄→2021年1月末120銘柄→2月末153銘柄→3月末185銘柄→4月末108銘柄→5月(7)110銘柄→5月(14)77銘柄→5月(21)104銘柄→5月(28)109銘柄と横ばい。様子見状態か。増加に戻せるか。6月に向けた観察ポイントです。
5月4週の「105」JASDAQ市場(702銘柄)の75日移動平均線を上回る銘柄数も横ばいです。2020年9月末439銘柄→10月末277銘柄→11月末324銘柄→12月末328銘柄→2021年1月末424銘柄→2月末452銘柄→3月末467銘柄→4月末307銘柄→5月(7)354銘柄→5月(14)260銘柄→5月(21)273銘柄→5月(28)273銘柄と横ばいです。増加に戻せるか。6月に向けた観察ポイントです。
5月4週の東証2部銘柄(474銘柄)の75日移動平均線を上回る銘柄数は少し減少する。2020年9月末311銘柄→10月末228銘柄→11月末249銘柄→12月末241銘柄→2021年1月末298銘柄→2月末334銘柄→3月末342銘柄→4月末249銘柄→5月(7)274銘柄→5月(14)202銘柄→5月(21)203銘柄→5月(28)187銘柄と少し減少する。増加に戻せるか。6月に向けた観察ポイントです。
5月4週の東証1部銘柄(2202銘柄)の75日移動平均線上回る銘柄数は225種だけ増加する。2020年9月末1581銘柄(225種97)→10月末809銘柄(225種56)→11月末1136銘柄(225種136)→12月末1172銘柄(225種176)→2021年1月末1302銘柄(225種177)→2月末1342銘柄(225種194)→3月末1562銘柄(225種184)→4月末799銘柄(225種105)→5月(7)1036銘柄(225種150)→5月(14)703銘柄(225種110)→5月(21)822銘柄(225種94)→5月(28)839銘柄(225種129)と225種だけ増加する。増加に戻せるか。6月に向けた観察ポイントです。
<801NYダウ 803NASADAQ指数 日足チャート>
「801」NYダウが下げなければ、世界中の株式市場は下げません。6月も上昇は維持できるか。目先は再度25日移動平均線を上回って、再上昇相場に戻してきました。目先は10日から25日移動平均線を上回る状態に戻した動きは、強いと言えます。チャート的に、下から200日移動平均線、75日移動平均線、25日移動平均線、10日移動平均線の順に強い上昇基調を維持しています。高値更新相場に戻せるか。6月に向けた観察ポイントです。
「803」NASDAQ指数は、25日から75日移動平均線を上回る上昇基調に戻してきました。再上昇相場に戻した動きです。まず25日から75日移動平均線を下回らなければ、上昇相場は続きます。チャートでは、200日移動平均線は上向き、25日移動平均線、75日移動平均線を上回る上昇基調に戻してきました。再上昇相場に向かうか。6月に向けた観察ポイントです。
<850ドル円 日足チャート>日足標準条件NO11・75日カイリ率+75日ボリンジャーバンド
ドル円相場は、月足チャートでは60ヶ月移動平均線(108円)を上回る状態を維持しています。月足では60ヶ月移動平均線(上値抵抗線)を上回る状態を維持する事は、円安を維持するという事です。60ヶ月移動平均線を下回れば円高に向かい、60ヶ月移動平均線を上回れば円安に向かう。今後の方向性は、60ヶ月移動平均線(108円)を上下どちらに放れるかにかかっています。
日足チャートでは、25日移動平均線に沿って小幅な値動きで推移してきましたが、再度25日移動平均線を上回る円安に動いてきました。25日移動平均線が上向きになり、円安は強まる動きになる可能性が出てきました。25日移動平均線(109円)を下回れば円高と見てください。25日移動平均線を上下どちらに動くか。6月に向けた観察ポイントです。
<105JASDAQ指数&107東証マザーズ指数>日足標準条件NO11・75日カイリ率
<JASDAQ指数 日足チャート>
「105」JASDAQ指数は、75日移動平均線まで戻してきました。25日移動平均線と75日移動平均線はDクロスの動きですが、75日移動平均線を上回ってくれば解消されるでしょう。6月相場は75日移動平均線を上回れるかどうか。25日から75日移動平均線を下回ってくれば、再度調整局面入りです。6月に向けた観察ポイントです。
<東証マザーズ指数 日足チャート>
「107」マザーズ指数は下げ渋り、25日移動平均線まで戻してきました。これから75日移動平均線と200日移動平均線はDクロスする動きです。戻り売りパターンだが、戻せるかどうか。25日から75日移動平均線を上回れなければ、再下落か、調整相場に向かうと言えます。6月に向けた観察ポイントです。
<日経平均 610評価損率・週足チャート>
「610」評価損率は悪化したが、高止まりしています。(5/21)の評価損率は-8.94%まで改善したものの、高値ゾーンと言う事に変わりはありません。戻れば売られると言う高値ゾーンです。本日の大幅高は売り場と見たい。評価損率の改善は、高値ゾーンと見なければなりません。「610」評価損率の数値では、-20%前後まで待たなければボトムゾーンになりません。まだ高値ゾーンの範囲です。
今週は+500円以上値上がりし、上げ幅的には上昇転換と見る上げ幅ですが、週足チャートでは13週移動平均線を下回っています。週足で13週移動平均線を上回れないと上昇相場に戻したとはみませんが、来週は戻せるかどうかを見たい。6月に入っても13週移動平均線を上回れなければ、戻り売り相場は続くと見ます。6月に向けた観察ポイントです。
<日経平均 月足チャート>標準条件NO1(月足基本チャート)
5月の月足チャートは、3ヶ月連続陰線でしたが、プラスに切り返し、陽線に戻してきました。6ヶ月移動平均線(28400円)を上回るまで戻しましたが、4月高値は下回っています。6月入りしても4月高値を上回れなければ、再度6ヶ月移動平均線を下回る可能性があります。6ヶ月移動平均線(下値支持線)を下回ると売り転換と見ています。陽線で6ヶ月移動平均線を上回った状態を維持できるかどうかで、再上昇転換できるか判断したい。
6月に向けて6ヶ月移動平均線を下回ってくれば、6月SQから7月SQに向けて値幅調整してくると見ています。12ヶ月移動平均線(25800円)前後を下値支持線と見ています。下がれば買い場ですが、下がるかどうか。観察ポイントです。6月から7月SQに向け、大幅下落待ちから買い場を待ちたい。6月の観察ポイントです。
<日経平均 日足チャート>日足標準条件NO11・75日カイリ率
今週は大幅に戻しましたが、日足チャートでは、75日移動平均線(上値抵抗線)までの戻りです。25日移動平均線は上回ってきましたが、まだ25日移動平均線は75日移動平均線を下回っています。25日移動平均線が75日移動平均線を上回ってこなければ、再上昇相場に戻せません。
チャート的に75日移動平均線(上値抵抗線)を上回れなければ、戻り売り相場は変わってないと見ます。6月SQに向けて調整局面に転ずると見ています。200日移動平均線前後を下値目途と見ています。25日移動平均線が75日移動平均線を上回れなければ、上昇基調に戻せず、いったん200日移動平均線に向け調整(26600円)に向かうと見ています。6月に向けた観察ポイントです。
ワクチン接種の死者数増加は心配される。6月SQに向けどう動くか。為替は円安にシフトするか。NASDAQ指数は上昇相場は強まるか。世界はどう動く。
臨時コメントについて
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